2015年09月15日

ピクセル

 黎明期のゲームキャラが地球を侵略。軍が苦戦する中、地球の運命は、かつてゲーム大会で優勝を争った少年たち…今はさえないオッサンたちに託される。
 出てくるのがギャラガにパックマンにドンキーコングということで、映像も懐かしいかと思ったら全然そんなことはない。ドット絵そのままに立体化したキャラは美しく斬新で、ブロックが飛び散る破壊表現も独特の爽快さがある。懐古どころか、最新最先端の映像演出になっているのだ。
 一方で、古臭さ全開なのがストーリー。作戦らしい作戦などない成り行き任せ、お世辞にもテンポがいいとは言いがたいギャグの応酬、しょうもないオチなどだ。いまやコメディ映画でも、恋愛やら友情やらで感動の要素を加えるのが常道であるのに、本作はくだらなさ、軽さを徹底しており、1ミリたりともいい話という要素がない。私は、ゲーマーが観なくて誰が観る、ということで鼻息荒く映画館に突撃したのだが、内容の軽さにすっかりいなされてしまった。
 このおおらかさこそ80年代の雰囲気であり、似たものを挙げるとすれば「ゴーストバスターズ」。ダン・エイクロイドがわざわざカメオ出演しているのを見ても、一種のオマージュなのだろう。ポップコーンでも食べながら気楽に見ればよい。
 なお、何を思ってか、映画に反してパンフはガチ。登場ゲームの解説が充実しているし、パックマン、インベーダー、ギャラガの作者が鼎談する記事まであって驚いた。

映像の面白さ 8
ギャグの面白さ 3
エンドロール 8
個人的総合 6

posted by Dr.K at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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