2016年05月06日

三部けい「僕だけがいない街」8巻

 映画を観たので、あとはマンガ。果たしてどんな結末か?

Bokudake

 悟と犯人の最後の対決は、どこか懐かしいものだった。例えば、ホームズに対するモリアーティー教授。明智小五郎と怪人二十面相。宿敵というのは同時に最高の理解者となる。数々の古典をふまえているからこそ、納得のいく話に見えるのだろう。この緊迫感、映画でもぜひ観たかった! 最後に近づくほど、ここまでの話をまとめようとしてか説教臭くなるのはご愛敬。
 また、巻末には、映画やアニメの裏話となる後書きマンガがついており、ちょっとお得感あり。

 さて、最終話で、悟の小学生時代の作文が出てくる。「ワンダーガイ」というヒーローに憧れ、それがマンガ家を目指すきっかけになっていることがわかる。この「ワンダーガイ」、映画のパンフレットに収録されていて読むことができるのだが、なんと映画では、悟が描いてヒットさせたマンガということになっているのだ。時間遡行ものだけに、色々パラレルになっているということだろうか。

 本編はきれいに完結したが、この後外伝が描かれるのだとか。蛇足にならないことを祈りつつ待ちたい。

posted by Dr.K at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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