2016年08月16日

マレフィセント

 「眠れる森の美女」を題材にしたディズニーの実写映画。感想は三つ。

 一つ。冒頭の、ファンタジー世界の造形が素晴らしい。マレフィセントが住む妖精の国は、最新のCG技術によって描かれているが、これが何とも懐かしく、しっくりくる。昔私が好きだった映画、「ネバーエンディングストーリー」によく似た感じだからだと思う。
 二つ。マレフィセントの姿があまりに見事で恐ろしげなので、これは「ダークナイト」にも比すべきピカレスクな物語なのかと思ったら全く違った。人間の側が全面的に悪なのだった。よく考えなくとも、ディズニー映画が悪を称えるような話を作るはずがなかった
 三つ。マレフィセントとオーロラの関係性は、雪の女王とアナの関係に似たものがあり、王子が真実の愛を発揮できないところまで同じである。王子と姫というおとぎ話の定型を崩し、現代の観客に共感されるストーリーを描こうという意図はわかるが、アナ雪と続けて公開すると、ちょっと女性優位が過ぎるように思う。今後は、ディズニー作品の中で元気な男性を見ることは少なくなっていくのだろうか。

背景 9
コスチューム 8
結末 5
個人的総合 6

posted by Dr.K at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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