3度目のエンドロールでようやくストーリー終了。とはいえ、やりこみ系のステージがまたまた新たに追加されたので、対人戦抜きでもまだまだ遊べる。
このゲームには、アシストカーソルという機能がある。次の一手をおすすめしてくれる機能なのだが、最初のエンドロールが終わると、オフになる。ここからは自分で考えられるでしょ、というわけだ。もっと早い段階でオフにし、自分の足でゲームを進めている人も多いだろう。
私は、あえてアシストカーソルを使い続けてみた。ほぼ自動的に最善手が選ばれるわけで、そんなの面白くない、と言われそうだ。だがこれが意外に面白い。例えば、アングリーマスクのダメージ反射機能を活用した侵略など、複雑すぎて自分ではやろうと思わない戦略を知る楽しみがある。また、ゲーム中の戦略はアシストが肩代わりしてくれるので楽々だが、かわりに勝てるブック(デッキ)を組む部分に集中することができる。
本来、知略を尽くして戦うハードルの高いゲームが、ソーシャルゲームのカードバトル並みに敷居の低いものに化ける。ユーザーの幅が広がり、これはこれでありだな、と思う。
さて、ストーリー終盤の強敵に対しては、水風ブックで対処した。強力な武器アイテムを頼りに、敵に殴りかかる野蛮なブック構成だ。
そんな中、最も活躍したのがアーチビショップ。絵柄が地味な、無属性のノーマルカードだが、あなどれない。スペルや秘術が乱れ飛ぶ戦場も、こいつがいれば安心。「不屈」持ちなので、休みなく働いて多数の術を次々に無効化できる。さらに、アイテムを盗られないスキルが地味に有効で、強力な武器アイテムを携えて侵略に活躍することも多々あった。なかなか味のあるカードだ。