映画公開にタイミングを合わせた20巻に続いて、21巻はブルーレイ&DVDの発売に合わせた。そのせいでまたもや薄い。ここまでやって売らないといけないもんかねえ。
英雄が比呂美を助けようと奔走するが、比呂美のほうがネガティブ全開でなんだか怪しいことになってきた。
恨みがましいヒロインが、主人公もろとも世界を破滅させにかかるという展開は、花沢のデビュー作「ルサンチマン」とも共通する。ゾンビもの、というメジャーな題材を装いながら、クライマックスに来て花沢本来の主題に回帰しようというのだろうか。
近くで戦っているのに、いまだ鈴木英雄と中田コロリが再会しない。出会ったところで、ZQNを忘れて、二人でマンガを描き始めるというのがオチではあるまいな(笑)