2017年05月14日

自由すぎるゼルダ 「ブレス オブ ザ ワイルド」その5

 ようやくガノンを倒して、エンディングを迎えました。とはいうものの、祠やらミニチャレンジやら、すっ飛ばしたものが多いので、まだプレイするつもりですけどね。

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 オープンワールドを採用し、自由度の高さが特徴となっている今回の「ゼルダ」。しかし、自由度が高ければそれだけプレイヤーが目的を見失いやすくなります。例えば私は、「龍が如く」などプレイしようものなら、大切な人の命が危機にさらされる場面であっても、キャバクラに入り浸ってしまいます。
 一方、「ブレス オブ ザ ワイルド」には、そのような矛盾を避ける工夫があります。例えば、ハイラル城です。この城は世界のほぼ中央に位置し、ガノンの禍々しいオーラを放っています。どこからでも見えて気になるので、プレイヤーは何をしていても本来の目的を思い出します。ディズニーランドにおけるシンデレラ城、関東での富士山に匹敵するランドマークと言えます。

(注:以下に、ネタバレを含みます)

 しかし困ったことに、風景なんてものはしばらくすると見慣れてしまいます。そこで一工夫。神獣をクリアすると、各神獣からレーザーが放たれ、ハイラル城をロックオンします。城の位置を何度も印象付けているわけです。
 英傑たちが今はいない、魂だけの存在というのも巧みな設定ですね。レーザーを構えさせたまま、プレイヤーがガノンと戦うまで待たせることになるので、普通の仲間だと不自然です。魂の状態で100年待っているので、もうしばらく待つくらい気にならないと思えます。

 ガノン戦にも感心しました。
 今回、ラスボスにしては簡単、という感想を持った人も多いようですね。それもそのはず、今作は、遊べば遊ぶほどガノン戦で有利になるように出来ています。
 祠をクリアすれば体力やがんばりゲージが増やせますし、コログの実を集めれば多くの装備品をストックできます。神獣をクリアすれば、レーザーでガノンの体力を減らした状態からボス戦をスタートできる上に、英傑の能力を活用することができます。
 以上は、目に見える形での利点ですが、実はそれだけではありません。プレイヤーが培ってきた技量が生かせるようになっているのです。
 最初、厄災ガノンは蜘蛛のような姿をしており、何本もの腕を使って多彩な攻撃をしてきます。どうしたらいいか困りますが、よく見るとそれらは、神獣でのボス敵、カースガノンが使ってきた技。過去の経験を思い出せば対処できるのです。
 途中から、厄災ガノンは無敵化します。ジャストガードなどで無敵を解けばよいのですが、これがなかなか難しい。わからずにプレイしていた場合、ダルケルの守りが発動して気づかせてくれます。ありがとう英傑。
 そして魔獣ガノン戦。馬を駆っての戦いとなるので、愛馬を慣らしておくと有利になります。最後の止めに、敵の攻撃で発生する上昇気流を利用して弱点を狙うのですが、タイミングが難しい。その場合、リーバルトルネードで楽勝になります。英傑えらい。

 物語だけでなく、ゲームのあらゆる要素がガノンとの戦いに向けて収斂しており、オープンワールドなのに無駄がありません。やはりただ事ではない完成度です。
posted by Dr.K at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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