プロ野球のヤクルトスワローズでは、つばめのマスコットが破天荒な言動により「畜ペン」(畜生ペンギン)などと呼ばれ親しまれていますが、ゲーム界の破天荒なペンギンと言えば、間違いなく「ぺんぎんくんWARS」でしょう。
「ぺんぎんくんWARS」は、85年にUPLからリリースされたアーケードゲーム。ですが、ゲームセンターで見た記憶がほとんどありません。アスキーから出ていたファミコン版やPC版の方がよく知られているのではないでしょうか。
すべてのボールを相手側に投げ込めば勝ち、というルールで、パッと見はのどかなどうぶつエアホッケー。しかしその実態は、相手にボールをぶつけ、ピヨっている間にさらにぶつけ続けて、ハメ殺すのが必勝法という鬼畜ゲーム。対人プレイなどしようものなら、険悪になること必至です。
その問題作が、復刻移植どころかまさかのリメイク! びっくりです。そして、記事を読んで気になったのは、
BGMは、オリジナル版で使用された楽曲の“現代リメイクバージョン”のほか
というくだり。元のゲームのBGMは、石川秀美の「もっと接近しましょ」。当時のアイドル歌謡であり、ゲームと合った要素が全くない謎の選曲。しかもタイアップどころかおそらく無許可で使っていると思われます。これが新作ではいったいどうなるのか? 誰かがカバーして歌うのか? 気になって仕方ありません。