レトロアーケードゲームをPS4で復活させる「アーケードアーカイブス」にて、「ニンジャウォーリアーズ」が配信開始された。こんなもん、一瞬の迷いもなく購入である。
「ニンジャウォーリアーズ」は、「ダライアス」と同様、モニター3台を横につなげた大型筐体で稼働していた。そのため、ゲーム機への移植は不可能であった。また、大ヒットした「ダライアス」ほどの人気はなかったため、当時からプレイできる機会が少なく、レアだった。
昔のゲームらしく、横スクロールアクションの内容は平凡で、難易度は超シビア。今どきのプレイヤーが楽しめる要素などほとんどない。実際私も1ステージクリアするのがせいぜいで、コンティニューさえあまりしようとは思わない。
ではなぜ買ったのかというと、ほとんどBGMのため。群を抜く出来の曲は、当時のファンをCDショップへ走らせた。特に印象深いのが1ステージの三味線ソロで、ファミコンがピコピコ言っていたこの頃からすると信じられない音だった。ゲームはやったことがないが曲だけ知ってる、という本末転倒なゲーマーさえ少なくない。
その伝説のゲームが家で、たった823円でプレイできるとは、長生きはするものである。
私のモニターは小さいので、3画面を収めると映像が小さすぎてプレイに支障をきたすのでは、と心配したが、このゲームはキャラが大きいため問題なかった。ゲームセンターでは協力プレイで楽しんだタイトルなので、オンラインに対応していればもっと良かったのだが、それはさすがに贅沢か。名曲に身を委ねつつ、毎日一回プレイする、という優雅な楽しみ方をさせてもらっている。