遅ればせながら、ようやくSWITCHが手に入った。マリオの発売を機に、本体が大量に出荷されたらしく、どうにか買えたという次第。
実は私はマリオが苦手だ。元祖「スーパーマリオ」は、ワールド2くらいまでしか行けたことがなく、唯一エンディングを見たのが「ギャラクシー」のみという有様。「マリオメーカー」すらも、私の苦手意識を払拭することはできなかった。
で、今回の「オデッセイ」なのだが、ありがたいことにとっても簡単。各ステージでは、パワームーンを集めることが必須となるが、気になる所を探索すれば必要な数はそろうという絶妙な塩梅。すべて集めようとすれば、難所もあるのだろうが、クリアしたいだけなら適当でええよ、という寛容さが疲れたゲーマーの心に染みる。しかも、パワームーンの探索については、ヒントをくれるキャラがおり、Amiiboに探させるという謎の機能もあり、呆れたことに店で買うことすら可能である。ここまで親切にされてはあきらめる方が難しい。パワームーン一つを得るための時間も非常に短く、メインとなるステージもチェックポイントで細かく区切られているので、いつでも始められいつでもやめられる。据置機でも携帯機でもあるスイッチらしい見事なテンポだ。
そして、簡単と面白いを両立しているのが素晴らしい。ゲームは、難易度を引き上げることによって面白くすることが多いが、「オデッセイ」は、簡単でありながら繰り返しの作業にならず、昔ながらのマリオになったかと思うと斬新なギミックが飛び出すなど変幻自在。
私にとって2本目のマリオのクリア実績になりそうだ。