壁外では、次世代の戦士たちが育ちつつあり、ライナーもすっかり老け込んで見える。近づく決戦を前に、ライナーはこれまでを省みる。その回想シーンがこの巻の中心だ。ここまでのストーリーをライナーの視点で振り返る内容になっており、当初謎だった部分を補完する役目もあるのだが、なんというか非常に切ない。エレンの不在もあり、ライナーが副主人公に格上げされた感じだ。
エレンとライナーが対決することでクライマックスとなるのか、それとも二人が共闘してさらなる巨悪に立ち向かうのか、今後が楽しみになってくる。ところでアニはどうした。