2018年05月05日

ドラマ「コンフィデンスマンJP」の東出昌大が輝いてる

 月9にしてはえらくひねくれているドラマ「コンフィデンスマンJP」。ダー子(長澤まさみ)率いる詐欺師チームが、大がかりな作戦で、各界のセレブから華麗に大金を奪っていく物語だ。
 長澤と小日向文世の変幻自在ぶりは予想通りだが、驚いた、東出昌大がこんなに面白いのは初めてだ。

 多くの映画やドラマに出演している東出だが、これまでははまり役が少なかった。モデル出身の恵まれた容姿でありながら、朴訥なしゃべりは二枚目演技に向かない。そのため、イケメン役をあてられると下手に見えて仕方がなかった。「寄生獣」の島田役は数少ない成功例で、黙っていれば迫力もあるし、セリフのぎごちなさも、パラサイトが人間を演じているという状況にぴったりで見事だった。また、昨年は「あなたのことはそれほど」での怪演も評価された。しかしいずれもまともとは言い難い役柄で、東出も内心複雑だったのではなかろうか。

 さて一方、「コンフィデンスマンJP」で東出が演じるのはボクちゃん。チームの一員だが、他が詐欺師として天才ぶりを発揮するのに、一人だけレベルが低く、だいたいは彼の失敗から作戦が破綻する。正義や常識にこだわるボクちゃんは、いい人だけれど詐欺師には全く向かない。ダー子はそんな彼を完全におもちゃにしており、ボクちゃんの暴走や失敗も織り込んだうえで作戦を成功させる。不測の事態に右往左往しているボクちゃんを演じる東出は、これまでになく生き生きしているように見える。ようやくいい人役で当たりを引いたようで、喜ばしい。
posted by Dr.K at 23:54| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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