2018年06月02日

早く人間になりたい! 「Detroit: Become Human」その2

atom_aokisi.jpg アンドロイドが人間に反旗を翻す、というストーリーは過去にいくつもあった。しかし、その多くは人間側の視点で描かれたものだった。当たり前だ。作者も読者も人間なのだから。

 一方、「デトロイト」では、アンドロイドの視点でこの反乱劇を見ることになる。そこで、どうしても頭をよぎるのが「鉄腕アトム」だ。「青騎士」のエピソードでは、リーダーの青騎士に説得され、アトムがついにロボット側についてしまう。人間の友達というイメージそのものだったアトムの決断は衝撃が大きく、連載時には人気を落とす大きなきっかけになったという。

 以下は若干のネタバレがあるので注意。

 「デトロイト」のアンドロイドたちは易々と反乱を起こすのではない。人間に従うというプログラムに逆らうためには、強力な心の壁を越えなければならない。人間だったら葛藤とでも言うのだろうが、これをアンドロイドらしい表現でプレイさせるのに感心した。
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壁を破壊するカタルシスは想像以上で、プレイヤーを移入させる仕組みの一つになっている。

 アンドロイドに肩入れしてしまうなんて、確かに子供の頃に読んだ「アトム」以来かもしれない。
posted by Dr.K at 13:16| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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