2018年07月16日

ドラマ「この世界の片隅に」 第一話

 「この世界の片隅に」がテレビドラマになって放送開始。映画では、アニメならではの表現が随所に見られたが、実写版となるドラマはどうなるか、お手並み拝見。

 冒頭がいきなりオリジナル設定。誰だか分からぬ男女による現代パートだ。いきなり戦前の話を始めても親しみがわきにくい、との判断だろうか。なんだか昔ヒットした「セカチュー」のような構成だが、「片隅」を「中心」のやり方で語られてもいかがなものか。
 続いて、原作通りにすずさんの子供時代。すずは想像力の豊かな子供で、ファンタジーなのか現実なのか、判然としないエピソードが描かれていた。ところがドラマでは、ファンタジー要素を排除。化け物はただの人さらいになったので、原作にあった意外な再登場はなくなりそうだ。また、座敷童も早々に名前が明かされ、映画のエンドロールのような種明かしは必要なくなった。
 第一話は、すずの結婚まで。原作では、義姉が唯一トゲのある人物だったが、ドラマで追加された人物が敵意を露わにしており、今後の展開をかき回しそうだ。
 そして締めは現代パート。この女性、一体何者だろうか。血縁者にしては何だかよそよそしい。彼女の正体がドラマオリジナルの謎となるらしい。

 脚本と音楽は大御所を起用。キャストもいい俳優を使っており、ロケ地やセットもかなりがんばって背景を再現している。総じてまじめに作られているが、アニメに比べると画面の特定個所に注目させる引力が乏しく、なんとなくぼんやりした印象だ。とはいうものの、盛り上げるために変なアレンジを加えるのはご勘弁を。続きを楽しみに待つことにする。
posted by Dr.K at 18:58| Comment(2) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近は漫画・アニメの実写化が多い印象ですが、
「2次元の絵では共感できない人が一定数いる」そうです。
今回の「現代パート」ですが、
どこかのスタッフインタビューで「時代劇ではなく現代劇にしたかった」という旨の記事を読みました。
もしかしたら、時代劇では共感できない人のための措置なのかもしれません…
Posted by 墨丸 at 2018年07月25日 20:45
日曜劇場の枠なので、視聴者を広くとる意識は強いのかもしれませんね
Posted by Dr.K at 2018年07月27日 23:39
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