2018年07月22日

グレイテスト・ショーマン

 2月に公開された映画で、とっくにDVDも発売になっているにも関わらず、いまだに上映している劇場がある。気になったので観に行った。おお、なるほど〜。これはリピーターがつくのも納得だ。

 まず音響。ミュージカル映画なので、楽曲はもちろんメインディッシュだ。しかしながら、家庭では大音響で観るなど不可能。地鳴りがするような迫力あるオープニング曲は、映画館でしか味わえない体験だ。ロングランのせいか、エンドロール後に練習風景が流れたのもお得感があった。
 そして映像。ヒュー・ジャックマンが演じる主人公は、かつて実在した興行師P.T.バーナム。当時の常識にとらわれることなく、フリークスを起用したショーを敢行する。題材的に、後ろ暗い映像になりそうなものだが、この映画ではショーはきらびやかで、演じるフリークスたちもセンスの良い服装で生き生きと踊り、楽しさが画面に充満している。
 物語はバーナムの少年時代から始まる。ところが、貧しい生活から身を起こし、ショーを成功させるまでがあっという間だ。うまく行くかどうかでハラハラさせるつもりがない、ということがわかる。続いて、成り上がったバーナムは、上流階級に認められるべく奔走し、ショーの仲間をないがしろにする。いったん沈むかと思われる部分だが、仲間たちの怒りはミュージカルに昇華し、力強いメッセージ性にテンションはむしろ上がる。最後にバーナムはすべてを失い、本当に大切なものに気付く。しみじみとする間もなく、壮大なショーが印象をすべてさらっていく。
 ミュージカルというと、なんとなく格調が高くて近づきがたいが、この映画はエンターテインメントに徹する。考えさせられる部分が少ないので、評論家筋からの評価は低いようだが、観終わってこれだけ元気を貰える作品は貴重。機会があれば、もう一度劇場で体験したいと思う。

映像美 7
音響 9
癒し効果 10
個人的総合 8
posted by Dr.K at 19:40| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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