2018年08月18日

ドラマ「この世界の片隅に」 第五話

 この回は、原作で印象的だった場面が集中している。

 まずは、水原との再会。原作との違いは、水原と周作が初対面でないことだが、それによる影響は意外と少なく、原作に忠実に話が進む。すずさんと水原の一夜は、実写になると生々しいが、水原役の村上虹郎が純朴な雰囲気をたたえていて良かった。水原の出兵を見送った爺さん、あんた何者だ。
 そして兄の死。原作では、母が、遺骨もないのに死を信じられるか、と強がってみせる。ドラマでは、母は泣き崩れ、代わりに祖母が強いところを見せている。その帰り、汽車での夫婦喧嘩はドラマでも良い場面になっていた。
 さて、雪の朝、北條家はすずさん以外皆が風邪で寝込んでいる。ザボンを欲しがってだだをこねる径子に、つまらないオリジナル展開を入れたもんだな、と思ったら、実は原作にも順序こそ違うがこの場面があるのに驚いた。
 二週間ぶりとなる現代編では、北條と名乗るおばあさんが登場。やはり原作の最終回のあの子か?

 最後は空襲。映画では、芸術的な視覚効果と、リアルの極致と言える音響とで、大変な迫力があったシーン。ドラマでは、CGの出来のせいか、現実味の乏しい映像になっていた。単にしょぼいのでなく、実感が追い付かないすずの感覚を表現した演出、ということならいいのだが。
posted by Dr.K at 23:14| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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