2018年09月15日

ドラマ「この世界の片隅に」 第八話

 すずさんは、終戦の日、玉音放送を聞いて怒りをあらわにする。原作では読者がびっくりするシーンだ。
 ところがドラマでは、終戦を待たずにすずさんが怒りをたたえているので、インパクトが乏しくなった。演出の方向性の違いだ。マンガは、一回一回の話が断章になっているのに対し、ドラマでは連続性を重視していると思われる。急に怒るのではなく、怒りが蓄積されていく流れを作ったのだろう。
 玉音放送は雑音交じりな上に言葉も難解で、北條家に集まった皆は、主旨がよくわからない。説明してくれたのは、元軍人の安次郎だった。このじいさん、いつも井戸のそばにたたずんでいて、謎の人物だったのだが、この日のためのキャラだったんだな。
 すずさんは敗戦に納得できず、裏の畑で泣き崩れる。今まで、非現実的な映像を排してきたこのドラマ、どういう訳か、ここですずさんの右手の幻が現れるのを、原作のままに画面に出した。こうなってくると、最終回、「しあはせの手紙」をどう描くのかが非常に気になる。鬼イチャン冒険記の映像化もワンチャンあるかもしれない。
 空襲で双葉館は跡形もなかった。リンさんの過去についてはばっさりカットでがっかりしたが、別のタイミングで語られる可能性はあるのだろうか。

 最後は現代。ちょっと待て、予告編にカープファンの群衆がうつってるぞ! 映画「この世界の片隅に」の片渕監督が言っていた、すずさんが存命なら球場でカープを応援しているだろう、というのを映像にするつもりか、おい。
posted by Dr.K at 23:59| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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