2018年11月11日

FFXVプロジェクトの惨状に思う事

 スクウェア・エニックスが「FFXV」の特別番組を配信。その内容にユーザーが騒然となった。


 何か新作でも発表されるのかと期待していた人もいるだろうに、こんなお知らせを聞かされてはたまったものではない。

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 勇ましい広告の文言も、今となってはどの口が言うか、という感じだ。
 発売以来たび重なるアップデート、次々に追加されるDLC。不完全な状態での発売だったという印象が強い。そもそもシングルプレイが基本のゲームで、2年にわたってDLCが出続け、まだ続く予定ということ自体が異常。もっと早くプロジェクトをたたむべきだった。かと言って、一度発表したDLCを中止するのは、ファンの期待を裏切る悪手。
 「朧村正」「Horizon Zero Dawn」「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」等、良質なDLCを出しているゲームは色々ある。共通して言えることは、元のゲームがしっかり出来ていること。本編の不完全さをDLCでごまかそう、というのは土台無理な話。

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 そして、これら制作中止とともに、田畑ディレクターの退社が報告された。まるで見せしめだ。もうFFのディレクターをやろうなんて人は出ないんじゃないか。
 AAAタイトルを手掛けるスタジオとして、Luminous Productionsが設立されたのが今年の3月。田畑氏はそのCOOに就任していた。一年経たずにCOOが飛ばされるような環境で、果たして大きなプロジェクトなど完遂できるのだろうか。

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 旧態依然とした体制に風穴を開け、FFプロジェクトを再構築した田畑氏。しかし、組織というのは継続性が必要だ。このままでは、田畑氏が一時的に社内をかき回して出て行ったという結果にしかならない。残されたスタッフが流浪の旅とならないことを祈る。
posted by Dr.K at 23:53| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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