11月に発売日が〈未定〉に変更され、中止になったらどうしよう、とファンをやきもきさせていた「十三機兵防衛圏」。3月に、冒頭3時間が収録されたプロローグ版がリリースされることになった。完成まではまだ長そうだが、まずは開発の継続を喜びたい。
さて、似たような位置づけの商品としては、「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」や「グランツーリスモ5 プロローグ」があった。しかし、これらはいずれも長い実績のあるシリーズ作品。今回のような新規タイトルで、有料体験版とも言えるパッケージが販売されるのは異例のことである。
私はヴァニラウェアのファンなので、買うこと自体は既定路線なのだが、ここで悩むのがどのセットを選ぶかだ。
・ダウンロード専売でプロローグのみ
・「オーディンスフィア レイヴスラシル」の廉価版に付属
・「ドラゴンズクラウン プロ」の廉価版に付属
・豪華特典付きプロローグ版パッケージ
一番安いのはダウンロード版。「ドラゴンズクラウン プロ」は買ってなかったので、廉価版ついでに入手というのもあり。だが問題は豪華特典付きパッケージ。
ヴァニラウェアのゲームは、予約特典で画集が付くことが多いが、再入手が難しいため毎回のようにプレミアがついている。今回はゲーム自体が出来ていないため、購入者が限られることが予想され、より希少になりそうだ。また、ゲームが完成してみたら内容が変更されていた、なんてのもよくある事なので、この特典は貴重な資料になるかもしれない。やはり抑えておくべきか。
これは邪推だが、本編の発売延期が決定されたとき、すでに予約特典が生産されており、対処に困ったアトラスがこんなパッケージの販売に踏み切った、という事情があるような気がする。完成版のパッケージに、新たな特典が作られるのかどうか、そこも気になるところだ。