結局、一番高いのを買ってしまった。
画集を見て期待値が100%アップし、プロローグをプレイしてさらに1000%アップしたので、後悔など微塵もない。
プロローグ版では、13人の主人公すべてのストーリーの冒頭部分を収録。全員気になるところで終わるので、販促効果は満点だが、まだまだ発売が先なので待ちきれない。かといって完成度の低いまま出てもらっても困るので悶える。
まず驚いたのが、アクション性が皆無であること。見た目はヴァニラウェアお得意のサイドビューだが、キーワードを選択するノベルゲームに近いシステム。機兵が起動したら、シミュレーションやアクションになるのかもしれないが、それについては未知数だ。
次に驚いたのが、時代設定。現代ではなく昭和から始まる。キャラクターの中に、スケバン刑事やリーゼントがいても、ヴァニラウェアなので、外連として時代錯誤のデザインを取り入れたのだろう、と気にもとめなかったら、なんと本当に昭和だった。うらぶれた色調の背景も相まって、ジュブナイルSFの雰囲気が濃い。
流行りに遅れまいと、必死になっているゲームが多い中で、こんなに昔風の趣味に走ったゲームを作って良いのだろうか。
良いのである。ヴァニラウェアの2Dは唯一孤高、モブのどうでもいいキャラまでかわいいので困る。