2019年12月08日

劇場版コード・ブルー

 ドクターヘリの知名度を飛躍的に向上させた人気ドラマの劇場版。このたび地上波放送となったので観たが、劇場で観なくてよかった、というのが正直な感想。誤解しないでほしいが、出来が悪いからではない。

 まず、エピソードが重すぎる。確かTVドラマでは、華のあるキャストがドクターヘリで颯爽と活躍するのが見どころだったはず。ところが今回、映画ということで人間ドラマを深めたかったのか、余命わずかな花嫁とか、脳死の息子とか、悲劇がてんこ盛りになっている。今まであまり背景が掘り下げられなかった看護師も、アルコール依存の母との関係が深刻過ぎて気が滅入る。さらに、外へ出動すれば、スケールの大きくなった事故現場は緊迫感満点だ。
 こんな内容なので、劇場の環境ではメンタルが厳しそう。TV放送では、CMが入ることによって興が削がれることが多いが、この作品では適度な息抜きになってむしろ見やすいと感じた。

 3期目では、海外の医療ドラマ「ER」のように、メンバーが代替わりしつつ何期も続くのかな、と思ったものだが、劇場版は思いのほかしっかりと完結編になっていた。いい作品なので、大ヒットしたからと言って無理矢理続きを作るようなことはしないでほしい。

懐古度 7
深刻度 9
完結度 9
個人的総合 7
posted by Dr.K at 00:40| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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