2020年01月03日

ジュマンジ/ネクスト・レベル

 年末から人気映画が目白押しなので、早くも上映終了になりそう。急いで観に行った。
 前作が予想外に良かったとはいえ、同じキャストなのでどう作っても二番煎じになりそう、と思っていたらなかなか捻った続編だった。

 大学生になったオタク青年、前回の冒険で射止めた彼女が大学デビューで華やかに過ごしていることに引け目を感じ、連絡を絶ってしまう。そして、ゲーム内でムキムキマッチョとして活躍したことが忘れられず、愚かにも再び「ジュマンジ」へ入ってしまう。彼を助けるため、かつての仲間がゲームに飛び込んでいく。
 ゲーム内キャラは前作の通りだが、中身は別人。彼女は前と同じ美人格闘家になったが、たまたま家にいて巻き込まれてしまった爺さん二人が、ムキムキマッチョのリーダーと動物学者になってしまう。爺さん達はコンピューターゲーム自体を知らないので、状況をさっぱり理解できず、冒険の進行は困難を極める。
 バカバカしいコメディだが、途中で中身が入れ替わるという大ネタがあり、演技ががらりと変わるのは見事。ジャック・ブラックの女子演技は今回も面白い。ジャングルを飛び出し、砂漠にはダチョウの大群、渓谷にはマンドリル、飛行船でのボス戦など、映像面もスケールアップ。これで最後か、と一瞬しんみりさせておいて、さらなる続編での原点回帰を匂わせる結末も悪くない。

 ただ、冒頭のテンポがどうにも悪く、なかなか盛り上がらないのは難点。観ていることが前提なのか、前作の設定がほとんど説明されないまま使われるのも不親切だ。青年の存在感が薄く、事実上お爺ちゃんが主役というのも、賛否が分かれそう。吹替えは、流行り言葉や死語が悪目立ちしていたものの、昔のテレビ放送のような安定感があり、こういう気楽な映画には合っている。ただし、吹替え版だとエンドロールで岡崎体育の歌を聞かされるのが大幅にマイナスである。こういうのいい加減にやめてもらえないものだろうか。

役者演技力 9
老人力 8
主役の薄さ 7
個人的総合 6
posted by Dr.K at 20:57| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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