1月に開始するや話題をさらっているこのアニメ、私と同じように見逃してしまったそこの貴方。今からでも遅くない。明日の午後にここまでの回を一挙再放送してくれる。ありがてえありがてえ。
オタクをメインに据えた物語といえば、過去には「げんしけん」や「アオイホノオ」があった。それらは、キャラクターの変人ぶりを誇張しており、ある種の自虐のようなところがあった。
しかし、「映像研」はちょっと違う。主演の三人は相当な変人だが、ことさらはぐれ者には描かれず、物語は彼女らのクリエイトの方に焦点を向けている。想像の世界が工夫を凝らしたタッチで映像化され、見ごたえたっぷり。彼女らは誰にも笑われず、痛快に市民権を獲りに行く。時代が変わったことを実感する一本だ。