「BABA IS YOU」は、フィンランドの天才が作ったパズルゲーム。すごいすごいと評判だけは聞いていたが、Steamを使わない私にはプレイする機会がなかった。ところがなんと、昨年末にSwitchで日本版が配信されていたのである。狂喜乱舞しつつダウンロード。
BABAと呼ばれる怪生物をゴールまで動かせばクリア、と聞けば何の変哲もないが、問題はフィールドに置かれた英単語。これらを押して動かすと、その場でルールが変わるのだ。WALL IS STOPをバラせば壁は通過できるし、WALL IS YOUと並べれば壁が自機になり、WALL IS WINにすれば壁はゴールになる。その場のひらめきで、自分に都合の良いルールを組み上げてクリアすればよい、というとんでもないゲームなのだ。
見た目の平凡さはまやかしで、過去のパズルゲームで培った攻略法がほとんど意味を為さない。新しいステージ、新しい単語が出るたびに驚きがあり、オンリーワンの面白さに脱帽するしかない。ゲームとはルールであり、ルールは絶対ではなく、BABAは貴方である。何が何やら。