今週のファミ通は「十三機兵防衛圏」の特集である。そんなバカな。
そもそも記事になるタイミングが謎である。発売から3か月、中途半端に古いし、最近売れ始めたという訳でもなかろう。DLCや続編が発表されたりはしないし、アニメ化などの情報もない。
しかし、特集の熱量は非常に高く、人気スマホゲームの〇周年記事のような、読者アンケート調査まで行われている。
半分以上が、ゲームをクリアした人向けの内容というのも驚きだ。10万本をようやく超えた程度の売れ行きのゲームで、クリアしたユーザーがどれほどいるのだろう。浅く広くという印象のファミ通にしては、ターゲットが絞られ過ぎている。
神谷社長による解説の徹底ぶりは、もはやファンブックの域。数少ないターゲットの一人として、私はとても楽しませてもらったが、新発売のゲームを差し置いてなぜ今この特集なのか、やっぱり謎としか言いようがない。