有名シリーズの新作に、知名度の低い開発会社が起用されていると心配になりませんか? 最近そういうものが目立つので、ちょっと調べてみました。
「RE:3」が出たところなのに、気が早いにもほどがあるわ! という飛ばし記事。
カプコン社内のチームで開発され、予想外の大ヒットとなった「RE:2」でしたが、間を置かずにリリースされた「RE:3」は、外注で作られました。担当したのはM-Two。三並達也が設立した新会社とのことですが、バイオハザードシリーズの元プロデューサーですから、古巣に帰った感じもあります。
三並達也と言えば、プラチナゲームズの創業者です。数年前に社長が変わり、何があったのかと思ったのですが、新しく起業していたのですね。社名は、三並と三上でM-Twoなのかもしれませんが、レトロゲームの移植で知られるM2(エムツー)と紛らわしいです。
新作が出るのは喜ばしいですが、このタイトルだと、「ブレイブリーセカンド」はどうなるの?
開発担当は、クレイテックワークス。設立してから2年経っていない新しい会社です。こんな無名の会社で大丈夫か、例えば「オクトパストラベラー」のアクワイアで良かったのでは、などと心配するファンもいるかもしれません。
でもご安心ください。以前、「ブレイブリーデフォルト」を開発したシリコンスタジオは、ゲーム開発部門を閉めてしまいました。そのスタッフが設立したのがクレイテックワークスなのです。かつてのスタッフの多くが在籍していますので、作風は保たれることでしょう。
「ニーア レプリカント」のバージョンアップ版がPS4で登場。「ニーア」10周年のイベントで発表されました。
こちらの開発は、トイロジック。「ドラゴンクエストXI」等の実績のある会社ですが、「ニーア オートマタ」を成功させたプラチナゲームズじゃないんだ、と意外に思った人も多かったのでは。
元の「ニーア レプリカント」を作ったキャビアは、AQインタラクティブに吸収され、AQインタラクティブはマーベラスAQLに吸収され、現在はマーベラスと名乗っています。いや〜ややこしい。そしてその間、「ニーア」のスタッフの多くはトイロジックへ移籍していたのですね。ですから、きちんと元のスタッフが関わっています。
という訳で、いずれも開発を任されるだけの理由がある企業だとわかりました。完成を楽しみに待ちたいと思います。