2020年07月08日

「THE LAST OF US Part II」に心が折れる その3

 エリーたちが根城にしていた劇場に、仇敵が自ら乗り込んでくる。絶体絶命。ここで、ゲームは意外な展開を見せる。

注:以下に、ゲーム後半のネタバレを含む。

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 時間が戻り、仇であるアビーの回想が始まる。
 なるほど、敵にも事情があることを見せようというのだな。アニメやゲームで、決戦前にラスボスが長々と自分語りを始める、なんていうのはよくある。それのプレイアブルなバージョンかな。洋ゲーがそんな演出をするのは珍しいな。まあ、クライマックスが控えているだろうから、ちゃっちゃと次行こ、次!

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 ところが、しばらく進むと、アビーにもエリーとほぼ同等のスキルツリーが用意されていることに気づき、愕然とする。これ、第二部じゃん。新しいキャラによるストーリーは新鮮で面白いのだが、何しろエリー側が絶体絶命のところで中断しているので、気になって落ち着いてプレイできない。両方のキャラを少しずつプレイして、クライマックスで出会うというような構成ではダメだったんだろうか。それだとやっぱり感情移入が中途半端になってしまうか。

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 人間ドラマに全振り、という印象の「ラストオブアス2」だが、病院ステージは、ひところの「バイオハザード」のようなボスバトルで、ここだけゲームが違いすぎだろ、と突っ込みそうになった。
 このボス敵は、ラットキングと名付けられている。感染者がぐちゃぐちゃに合体した姿には、ネズミっぽい要素などなく、ピンとこない名前だ。調べてみたところ、たくさんのネズミの尾が絡まって塊になった死骸のことをラットキングと言うのだそうだ。なぜそのような死に方になるのかは不明であり、不吉な予兆と言い伝えられているらしい。「ラストオブアス2」も、ラットキング戦の後、悲劇が加速する。実に名前通りの敵になっていたのである。

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 アビー編では、元カレのオーウェンが印象に残る。鬼のように強いアビーとは違って、戦いに向いてないし、優柔不断だ。しかし、こんな世界でさえなければ、きっといい奴で済んでいたんだろうな、と思わせる。こういうキャラが、物語の悲劇性をより強く感じさせるのだ。
posted by Dr.K at 00:27| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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