心折れる旅路はついに終点に達した。
注:以下に結末までのネタバレを含む
アビーが困難な旅を終えて戻ると、そこには無残にも殺されたオーウェン達の姿が。アビーはエリーの居場所を突き止めて劇場へ乗り込む。ようやく二人の物語の時制が一致した。クライマックスとなる対決の始まりだ。
え? ここアビー操作するの?
エリー側に戻るものだと思い込んでいたので驚いた。いくら理由を知ったと言っても、エリーを倒すのは忍びない。QTEをわざと失敗したりしてみたが、普通にゲームオーバーになるだけ。どうしても勝つしかないようだ。なんとも気の重いボス戦になった。
よかった、エリー死ななかった。数年後、ディーナの子育てを手伝いながら、農場で平和に過ごすエリー。ここまで、殺してばっかりの道のりだったけど、命を育んで終わるのか。いい結末じゃないか、と早とちりして撮っちゃったのが上の画像。
まさかもう一度旅立って復讐を続けるとは思わなかった。終わったつもりでいたので、半分気の抜けたような状態で、エリーとアビーのその後を追いかけた。ゲーム的には、手抜きのないステージが用意されていて面白いのにもったいない。
最後の戦いは二人ともボロボロ。女性キャラ同士でこういうのは、確かに史上初かもしれぬ。自分で操作するにも関わらず、もうやめて、という感覚しか起こらない。ここでも殴るのをやめてみたり、QTEを失敗したりと、ささやかな抵抗を試みるが、「DETROIT」ではないのでストーリーは全く変化しない。ただ無情な結末を見守るのみである。なお、この戦いで「紅の豚」を連想するのは俺だけでいい。
クリア後のスタート画面の変化は、アビーたちが目的地に着いたことを示唆している。一方、様々なものを失ったエリーがどこに行くのかは明らかにされない。ジャクソンに戻り、トミーに復讐の終わりを伝えるのだろうか、それとも一人でどこかへ旅立つのだろうか。