2020年07月30日

ガーンジー島の読書会の秘密

 イギリスの離島、ガーンジー島は、戦時中ナチスの占領下にあった。島民は、この災難をひと時忘れるため、こっそり集まって食事会などを開いた。その会は、ナチスの目をごまかすため、読書会の形をとった。
 そして戦後、作家のジュリエットは、この読書会に興味を持ち、取材して本を書こうと思い立つ。一度は現地で温かく迎えられたジュリエットだったが、会の創設者であるエリザベスがおらず、そのことについては誰もが口をつぐんでしまうのだった。

 邦題がまずくて、何やらサスペンスのような気配だが、実際は純然たるヒューマン・ドラマかつラブストーリーである。秘密の中心にいるエリザベスが、そこにいないことによって逆に大きな存在感を感じさせるという仕掛けが面白い。この点で、私が大好きなゲーム「Life is Strange」と近しいものを感じた。このゲームでは、行方不明のレイチェルが物語に大きな影を落としており、どんな娘だったのだろう、と想像させることがプレイヤーをけん引する。
 ジュリエット役のリリー・ジェームズは、さすがにシンデレラを演じただけあって、地味な田舎を背景にしても美人オーラが凄い。物語では、夫となる候補が何人か出てくるが、全員見劣りしてしまう(笑)

歴史もの度 5
ローカル度 8
恋愛もの度 7
個人的総合 5
posted by Dr.K at 20:36| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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