2022年06月12日

トップガン

 新作を観る前におさらいしておこう、というわけで古い奴を観た。

 実は苦手なタイプの映画だ。イケメンのパイロットが教官と恋をする。最新鋭(当時)の戦闘機によるドッグファイト。印象深い楽曲。どこを切っても、強くかっこいいアメリカのイメージそのもので辟易する
 若きトム・クルーズの魅力がスクリーンを占拠しているが、個人的に印象に残るのはグース役のアンソニー・エドワーズ。孤立しがちなマーヴェリックを支える気のいい兄ちゃんだが、後に「ER 緊急救命室」にグリーン先生として出たときには、まだ若いのにつるっ禿げになっている。もしも「トップガン」の中でグースが死なず、続編への出演がかなったとしても、異様に老けないトム・クルーズと並ぶのはつらいものがある。また、昔は嫌味な優等生という印象しかなかったアイスマンだが、今見返すと正しい事しか言っていないことに気が付いた。
 冷戦というわかりやすい時代のため、なんとなくソ連と小競り合いしているという程度の理解で充分だが、現在の世界情勢は複雑なので新作での設定はどうなるのか気になる。まさか、訓練飛行のみの映画ではあるまいな。
 敵機を撃退する結末は憶えていたが、その後をすっかり忘れていた。マーヴェリックは、教官としてトップガンに戻ってくる。「トップガン マーヴェリック」で、初めて教官をやるわけではなかったのだな。予告以外の情報は入れていないので、観るのが楽しみだ。

映像美 8
ストーリー 6
楽曲 8
個人的総合 5
posted by Dr.K at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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