白鹿村の物語が終了した。高らかに鳴り響くシェンムーのテーマ。これこれ、この曲だよ! 何しろ20数年ぶりなので、懐かしいやら感動するやら。
続いての舞台は、ちょっとした観光地という雰囲気の町、鳥舞。涼たちは、ホテルを拠点に情報集めを続ける。ところが、このホテルがただものではなかったのである。
なんと、ロビーから国際電話をかけることができる。前作までの主要人物と話ができるのだ。作中の時間経過としてはそれほどでもないが、プレイヤーにしてみれば20数年ぶり。これだけで、このゲームをやって良かったとまで思える。他のゲームではあまり見ないタイプのファンサービスだ。
さらに、自室のテーブルにはノートが置いてあり、過去の旅行客の書置き…ではなく、クラウドファンディングのバッカーからのメッセージを見ることができる。様々な言語で書かれており、「シェンムーV」を待っていた人が世界中にいたことがわかる。量も膨大で、めくってもめくっても終わらない。
ゲームとしては正直あまり面白くないのだが、内容の懐かしさと超エモいファンサービスで間が持ってしまう。ずるい。