2022年06月19日

ドラマ「マイファミリー」の最終回に既視感

 「マイファミリー」、なかなか攻めたドラマだった。最初に、温人(二宮和也)の娘が誘拐される。犯人は警察の排除を要求。温人は友人らと協力し、これをどうにか成し遂げる。身代金と引き換えに、娘を救出し、家族の信頼を取り戻すのだが、この時点でまだ3話。この後はどうするのかと思いきや、新たな誘拐事件が起き、温人が交渉人として巻き込まれていく。
 温人に近しい家族が次々に連続誘拐に関わっていく驚きの展開で、真犯人やその動機がさっぱり予想できないまま最終回へ。しかも、ぎりぎりまで東堂(濱田岳)の妻が犯人というミスリードでひっぱり、最後の最後に吉乃(サンドウィッチマン富澤)が正体をあらわした。がっかりするより先に、こんなドラマ最近どこかで観たぞ、という既視感がひっかかった。
 そう、「テセウスの船」だ。真犯人探しで視聴者を釣りまくるあざとさといい、ミスリードのため色々な人物に怪しい態度をさせる脚本といい、真犯人がお笑い芸人枠であったことといい、そっくりだ。
 「マイファミリー」は、視聴率的には「テセウス」同様成功をおさめた。制作側が味を占めそうで今から心配だ。これからは、日曜劇場にお笑い芸人が出てきたら、真犯人ではないかと疑いの目で見てしまう。
posted by Dr.K at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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