惜しくもランク入りを逃したのは「下剋上球児」。春はWBC世界一、秋は阪神VSオリックスの日本シリーズ、と今年は野球が盛り上がっており、私にとっては追い風でした。しかしながら、アクシデントの多すぎる作劇と、見せ場を奪うアニメ演出はマイナスでした。
第3位 波よ聞いてくれ
小芝風花が破天荒なラジオパーソナリティー、ミナレを怪演。演技派として認められつつある小芝は、正統派のヒロインなどを任される機会が増えており、こんなアホ演技はもう見納めかもしれません。平野綾はじめ、脇役もはまっており、毎週楽しかったです。前も書きましたが、スペシャルドラマなど期待しています。
第2位 わたしの一番最悪なともだち
NHKの夜ドラは、平日毎日15分という放送形態なので、追うのがなかなか大変なのですが完走しました。特に前半が良かった。職業柄、最近の就活事情には興味があるのですが、こんなに面白くかつ繊細に描かれるとは。天才子役だった蒔田彩珠は、今も天才ですね。これだけ冴えない役を、ナチュラルに演じられるのは彼女だけではないでしょうか。
第1位 大奥
二期にわたって放送され、キャストも次々に変わっていくのですが、ダレるところなどほとんどなく、密度の高いドラマでした。正直、今年の大河ドラマより遥かに大河感があったと思います。男女逆転という荒唐無稽なファンタジーが、隠された正史として現実につながるというラストシーンの仕掛けにはうならされました。