「ライフイズストレンジ トゥルーカラーズ」をプレイした。このシリーズは好みなのだが、今までやりそびれていた。開発は「ライフイズストレンジ」「ライフイズストレンジ2」のDONTNODではなく、「ライフイズストレンジ ビフォアザストーム」のDeck Nine。
物語は、アレックスが児童養護施設を出て、兄に再会するところから始まる。なんてきれいな景色! アレックスには、他人の感情に触れるという特殊能力があり、施設でも問題児扱いだったようだ。一方、兄のゲイブも少年院上がりで色々苦労したが、この田舎町の人々には受け入れられている様子。ゲイブは町の人にアレックスを紹介して回り、どうやら兄妹で平穏に暮らせそう、となったところで事件が起こる。
ゲイブが、鉱山の発破に巻き込まれて死んでしまったのだ。タイフォン社の鉱山は、この町の主要産業。事故の裏に何かある、と感じたアレックスは、わずかな仲間と調査を開始する。何しろ能力があるので、怪しいものはすぐにわかって手っ取り早い。このへんのプレイ感覚は、主人公に時間操作能力があった一作目に戻った感じがある。
アレックスは、酒場の2階に間借りしている。なぜかアーケードゲームが置かれており、実際にプレイすることができる。一台はオリジナルゲームのようだが、もう一台がなんとアルカノイド! ちゃんとライセンスも取ってある。なぜこのゲームが選ばれたのだろう、田舎にうちすてられていることが多い機種なのだろうか(笑)
ゲイブと仲が良かった少年イーサンは、事件のショックでふさぎこんでいる。彼を励ますために、LARPが開催された。
LARP? 何それ? どうやらリアルを舞台にRPGを行うというものらしい。町の人々も、それぞれに配役をもらってすっかりなりきっている。聞いたことがない遊びだが、一応国内にも専門店があったりする。
LARP? 何それ? どうやらリアルを舞台にRPGを行うというものらしい。町の人々も、それぞれに配役をもらってすっかりなりきっている。聞いたことがない遊びだが、一応国内にも専門店があったりする。
ゲームの中では、LARPの間だけ古い和製RPGみたいな見かけになって面白い。「ビフォアザストーム」の中でも、かなり本格的なTRPGのセッションが体験できて驚いたのを思い出す。Deck Nineには変なこだわりを持ったスタッフがいるようだ。
物語の規模が小さい代わりに、人物描写が非常に細やかで、単館系の洋画のような味わいだった。ライアンとこの町で暮らす、というエンディングになったが、これを選ぶ人はどのくらいいるのだろう。兄がせっかく作ってくれた居場所なので、町を去るという選択はしにくいと思うのだが…
私は、プレイ時間が短いということはあまり気にしない。しかし、PS5に対応したせいか、価格が高いと思った。せめて、前作並みの値段にはできなかったものだろうか。