2024年08月20日

「天穂のサクナヒメ」第7話 ココロワ姫の憂鬱

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 米は力だ。前回、初の収穫があり、サクナヒメは必殺技を体得、強大な敵を倒すことができた。これは、ゲーム「サクナヒメ」の基本サイクル、米を作ってサクナヒメを強化 ➝ 先のステージをクリア、という流れを再現したものだ。とはいえ、このような繰り返しはゲームだから受け入れられるもので、アニメには適さない。どうするのだろう。
 7話では、サクナヒメがこれまでの経過報告のため一時都に戻る。そこで、母トヨハナの残した米の品質に驚き、島へ戻って改良に勤しむ、という物語になっていた。米の改良には数年を要するが、ダイジェストで4年ほど経過させたのに驚いた。ゲームのような繰り返しでは冗長になるので、ここは省くだろうと思っていたのだ。可能な限りゲームに忠実に物語を進行させようという作り手の意識が伝わった。
 これ以降、ゲームではクライマックスに向けて盛り上がるエピソードが満載だ。アニメがどのように描いてくるのか、ますます楽しみになってきた。
posted by Dr.K at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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