2025年04月26日

永野護「ファイブスター物語」18巻

fss18.jpg フィルモア皇帝ダイ・グは病身を押して戦場に立ち、最後の勅命を発する。チャンダナは、すべてのバランシェ・ファティマと情報のリレーを行い、結果として、時間も空間も越えてすべての宇宙にメッセージが届くことになる。
 永野護先生は、早くからPCを作画に取り入れていた。チャンダナが発揮したこの機能も、IT業界における分散クラウドに着想を得たものと思われる。
 延々と紹介され続けるファティマの名前は、既知のもの、未知のものが入り交じり、もはや壮観。おそらく、これを最後に二度と見ないキャラもいるんだろうなあ、となんだか寂しくなってしまう。

 一方、スリーブノートでは、過去のイラストを紹介しつつ、近年話題の生成AIを全否定する言葉が続く。AIは、その概念における標準的・平均的なイメージしか出力しない。ある種のゆがみがあり、常に尖ったデザインを生み出してきた永野護が認めるはずもない。世界一カッコいい老害ムーブだ。
posted by Dr.K at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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