2025年06月28日

春ドラマ最終回の通信簿2025

 「人事の人見」は、序盤で観るのをやめました。変人が主役のお仕事ドラマ、というのは一つの型ですが、技術職や専門職ならばともかく、総合職の人事がこれでは、不快感が勝ってしまいます。

「なんで私が神説教」:普通
 広瀬アリスって、美貌の割にはブサイク演技が似合いますよね(笑) さて、「金八先生」で育ってきた私には、問題児が登場したら、先生はそれを助けるものだという思い込みがあります。ところが最終回、理想の先生となった静は彼を救いませんでした。今の時代はそうなのかもしれませんが、何か異様に感じました。

「キャスター」:悪い
 これはいけません。闇を暴くことができない、ビターな結末でカッコつけているようですが、それよりも降板させられた韓国人俳優について釈明をいただきたい。進藤の娘が、新たな敵に狙われたままなのも胸糞悪い。続編や映画につなげたい魂胆が見え見えで、全くカッコ良くありません。

「PJ 〜航空救難団〜」:良い
 暑苦しい! 木曜は、このドラマに続けて「波うららかに、めおと日和」を観るので、あまりの温度差に卒倒します。現代劇であるこちらが、昭和の如き古臭さで、戦前が舞台の「波うららか〜」の方が女性を立てていて現代的なのはどうしたことでしょうか。候補生から脱落者が出たり、救助で殉職があったりと、甘くない作劇は近年では珍しくて好印象でした。

「波うららかに、めおと日和」:空振り
 最後まで理想の夫婦でした。半ばまでで必要なエピソードが終わってしまい、時間が余った感じの最終回。振り返りも多かったです。これは完全に私が悪いのですが、時代が「この世界の片隅に」と近いために、悲劇を予想してずっと身構えていました。もっとのほほんと観たらよかったです…

「イグナイト -法の無法者-」:普通
 最終回の直前で、事件の発端に遡る構成に面食らいました。これ、最後の3話だけ観ればいいことになってしまうのですが、いいんでしょうか。最終回は、巨悪に立ち向かうにしては、なんだかあっさり済んだ印象です。宇崎役の間宮祥太朗、ガラの悪い印象がなかった俳優なので、この役はかなり意外でした。

「続・続・最後から二番目の恋」:渋い
 登場人物がそれぞれに小さなドラマを積み重ねるので、どう締めるのかと思っていたのですが、次々に話を畳み、いつもより10分早くエンドロールが流れ出したので慌てました。その後、主役二人にエピローグを任せるという貫禄の最終回。皆さん歳になりましたが、これくらい元気なシニアばかりだと、日本もまだまだ明るいのでは、と変な希望まで湧いてきます。
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posted by Dr.K at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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