真夏にふさわしいホラーアニメ登場。
物語は、光が何かの事故に遭い、その身を乗っ取られるところから始まる。すっかり光になりきっている化物に対し、親友の佳紀が偽者と見破る… 普通ならある程度時間がかかるであろうこの展開を、冒頭でやってしまったので驚いた。
佳紀は、光を失うことに耐えられず、光の記憶を持った偽者と日常を続けることを選ぶ。では、今後は周囲に偽者がバレないように、佳紀が奔走する物語になるのだろうか。ところが、村人の何人かはすでに見破っているらしい。さらには、偽の光も、ただ友好的な化物ではなく、本性は別にあるようだ。
佳紀の痛々しい心情、得体の知れない偽者、古くからのしきたりに囚われた閉鎖的な村、すべてを知るらしい謎の組織、あらゆる要素が嫌な予感に満ちている。こういう作品はぜひ結末を見届けたいが、原作のマンガはまだ連載途中。半端なところで終わりそうなのがまた嫌な予感だ。


姿形はそのままなのに一瞬で
本人じゃないと見破るくだりは
「寄生獣」を連想しました。
テレビアニメとしては映像の
クオリティが高いのも驚きでしたが
制作がCygamesが立ち上げたスタジオ
だと知って、ウマ娘で稼いだ利益が
この作品の予算に反映されてるのかもと
思うと妙に納得してしまいました。