2025年08月02日

ゲームは交遊録。「DEATH STRANDING 2」その2

 「デスストランディング2」では、サム役のノーマン・リーダスをはじめ、名だたる俳優が出演している。彼らが出演することで、ゲームの話題性がアップしていることは言うまでもない。
 ところが一方、配送先で待つ人々の役で、雑多な有名人が起用されている。こちらは、話題性目的というよりは、小島監督の私的な交遊録とでも言うべき人選になっている。人と人とをつなぐことをテーマにした、このゲームにふさわしいお遊び要素だ。

●ミュージシャン(星野源)
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 星野源が、NHKの番組「ゲームゲノム」の「デスストランディング」特集回に出たことがきっかけと思われる。人気を取るなら、MCの本田翼の方をゲームに出すべきだが、そうしないところが偉い。星野源は番組にファン代表として出演し、小島秀夫と熱くクリエイター論を交わした。
 シェルターの壁にジャケットを並べているのも、小島流のリスペクトを感じさせる。


●歩荷
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 歩荷(ぼっか)とは、山岳で荷物を運ぶ職業のこと。前作では使われなかった言葉だが、「2」では伝説の歩荷を目指す男が登場し、その職業への熱意を語る。これは、YouTube「ゲームさんぽ」を観てのことだろう。確かに素晴らしい動画だった。


●冒険家(S.S.ラージャマウリ)
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 「RRR」を作ったインド映画の巨匠。ゲームの中では常に危機的な状況にあり、何度も死なせてしまった(笑)
 映画公開時の対談が出演のきっかけと思われるが、対談後に、「ちょっと全身をスキャンさせてもらえませんか」などと交渉するのだろうか。「カルキ2898-AD」のカメオ出演を観る限り、ノリの軽そうな人ではあるが。


●データサイエンティスト(兎田ぺこら)
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 Vtuberなんか出すな、と反感を買っているぺこらだが、他のビジネス的なVtuberコラボと一緒にしてもらっては困る。もともとは、ぺこらが「メタルギアソリッド」の実況を上げ、小島秀夫がそれを気に入ったことに端を発する。決してホロライブの商売ではなく、これもまた小島秀夫の私的な交友の結果なのである。データサイエンティストのシェルターは、地図上の要衝にあり、何度も訪れざるを得ないように思うが気のせいか。

posted by Dr.K at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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