合唱コンクールの当日、佳紀はヒカルを連れて学校をサボる。
第一話でお婆さんが殺されたので、凄惨な事件が次々に起こるのでは、と予想したが全くそうならなかった。不穏な空気を無視するかのように、高校生たちは普通の日常を続ける。ヒカルの正体を知る佳紀だけが悩みを抱えるという構図。
しかし、前回、朝子が襲われたことで、物語は転機を迎えた。ヒカルとこのまま日常を続けることはできない。ヒカルを殺すか、あるいはヒカルに殺されるのか、という佳紀の覚悟の行動に、ヒカルは予想しなかった形で応える。ここからは、二人が協力して村の謎に向かっていくのだろうか。
この回のエンディングは、特別版。合唱の課題曲を、佳紀とヒカルが歌った。コンクールの動画を見て、二人で歌ってみようか、となったのだとしたらエモいが、多分そうじゃない。歌の間、エンドロールのみが流れ、映像がなかった。おそらく、二人の心情を歌に乗せたのだと思われる。この繊細さ、やっぱりただのスプラッターホラーじゃないんだなあ。

