2025年09月20日

夏ドラマ最終回の通信簿2025

 短いぶん低予算というイメージがある「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」ですが、先日放送された「みどりの守り神」はスケールも大きく、CGもお金がかかっていそうでした。回によってだいぶ予算が違うのかな。

「明日はもっと、いい日になる」:薄味
 児童相談所で新米の夏井(福原遥)が奮闘するドラマで、リアルかつ深刻な問題が発生するのですが、いつもその回限りであっさり解決。最終回も、直前で向日葵(生田絵梨花)が突き落とされる事件があったのに、冒頭いきなり無事が明らかになるという肩透かしぶりでした。月曜から暗い話は見たくない、という視聴者層に配慮したのかもしれませんが、なんだかとっても薄味です。

「19番目のカルテ」:普通
 最後は、徳重(松本潤)が師匠の赤池を救うエピソード。でもそれだけではなく、ここまでの各話に登場した患者たちや、病院の仲間たちのその後を見せていきます。総じて、非常に丁寧な印象の最終回でした。だからこそ、鹿山(清水尋也)にどんな場面が用意されていたのか気になります。不祥事によりカットされたのが残念です。

「DOCTOR PRICE」:悪い
 医者専門の転職エージェント、という設定が目新しく、お仕事ドラマの部分は楽しめました。しかし、メインとなる鳴木(岩田剛典)の父をめぐる物語がダメでした。最終回もそうでしたが、味方が敵に、敵が味方に、簡単に変わり過ぎです。裏切りを重ねる形になった倉持はどうなるのか、気になる部分をhuluで、という中途半端さも気に入りません。

「ちはやふる ―めぐり―」:良い
 まず、映画から作風がきちんと受け継がれているのが良いですね。ここまで、試合の描写が控えめだったのですが、最終回だけはじっくり戦いを見せてくれました。現役メンバーの青春ぶりも良かったですが、なぜ千早(広瀬すず)じゃなく奏がメインなんだ、という外野のいちゃもんを黙らせる上白石萌音の見事な演技に感服いたしました。
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posted by Dr.K at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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