2003年のインド映画で、監督はS.S.ラージャマウリ、主演はNTRジュニア。後に「RRR」を大ヒットさせる二人による作品が、日本初公開となった。
孤児のシンハードリは、幼い頃、ペッダイヤに命を助けられる。以来、恩義を感じた彼は、実の息子のようにペッダイヤに仕える。ペッダイヤの孫娘に惚れられ、結婚も間近という雰囲気だ。ところが、シンハードリは時々こっそり家を離れ、精神を病んだ娘インドゥと会っている。さらに、シンハードリが打ちのめした悪漢を診察した医者が、「シンガマライ」という名を口にして蒼白になった。果たしてシンハードリは何を隠しているのか?
大仰なアクション、さえないビジュアル、そして唐突なダンス。正直、古臭いインド映画だ。しかし、ラージャマウリ監督の後の傑作への萌芽がそこかしこに認められる。インターバル前の急展開、長大な回想を使っての種明かし、そして結末に至る波乱などである。
キャスティングも面白い。正義を貫く硬骨漢ペッダイヤを演じたのは、ナーサル。「バーフバリ」では卑劣な男ピッジャラデーヴァを演じている。 また、ダンスパートのゲストとしてラムヤ・クリシュナが登場する。「バーフバリ」の国母シヴァガミである。何しろ20年の隔たりがあるため、若くてパッと見では気付かない。こういう人脈があったればこそ、後年につながったのだろう、と感慨深い。
余談:このダンス、片足で安定しててすごい。
アクション 7
スケール 5
オリジナリティ 6
個人的総合 5

