2018年03月18日

「BG 身辺警護人」は薄〜いドラマ

 ドラマ「BG 身辺警護人」を最終回まで視聴。驚くほど中身が薄く、来週には忘れてしまいそうな勢いだ。

 どう見ても原因は主演俳優。キムタク一人をかっこよく見せようとして、内容が歪になっている
 題材はなかなか興味深い。民間のボディガードVS警視庁のSPという構図。島崎(木村拓哉)が所属するのは民間の警備会社なので、権力もなければ銃も携行できない。そんな中で、いかにして任務を遂行するのかという内容だ。ところがこれが盛り上がらない。
 SPの落合(江口洋介)は、島崎たちに冷たく当たる。ここで、お互いがライバルとして争えば面白いのだが、キムタク補正で毎回出し抜かれる展開なので、ただのマヌケにしか見えないのだ。最終回でいいところを見せても、それまでが悪すぎる。江口にとって損な役となってしまった。
 もう一つのテーマはチームの成長。島崎が雇われた身辺警護課は新しく発足した部署で、メンバーは寄せ集めである。最終回では、お互いを信頼し、チームワークが生まれるという王道の結末に至った。
 この結末がとってつけたようにしか見えないのは、キムタク以外のキャストの描写がぞんざいだからである。村田課長(上川隆也)は、事件の犠牲になることでチームの結束の礎となったのでまだまし。高梨(斎藤工)はつっかかるばかりだし、菅沼(菜々緒)は初歩的なミスが多い。こういうチームを扱ったドラマでは、脇役のメイン回を作って、キャラの背景を掘り下げたり、変化のきっかけを作ったりするものだが、「BG」は全話がキムタクメインなのでそれができないのだ。「誤差なし」を流行らそうと、何度も使ってる場合か。最終回で急に有能設定にされても納得できるわけがない。

 島崎の元妻役に山口智子を出したり、最終回の警備対象が矢沢永吉(本人)だったりと、キャスティングは目を見張るものがあるが、そんなことを喜べるのは中身が伴ってこそ。空疎な豪華さに、白々しいものを感じてしまった。
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2018年02月28日

ゲーム史の謎を解明! 「テトリス・エフェクト」

 ノンフィクションなのに、現実離れした面白さ!

tetefe.jpg 「テトリス・エフェクト」は、ソ連でテトリスが作られ、その販売権をめぐって起こった争奪戦を描いている。ゲームボーイ版テトリスの権利を獲得せよ。任天堂からの命を受けて、BPSのヘンク・ロジャースはソ連へと飛んだ。
 社会主義国家という、西側の常識の通用しない場所から、いかにしてテトリスの権利は持ち出されたのか? 誰も知らなかったゲーム史の裏側が、綿密な取材により明らかになる。

・「ブラックオニキス」シリーズの続編が作られなかった本当の理由は?
・ライセンス制度をめぐる、任天堂とアタリの裁判の顛末は?
・メガドライブ版テトリスの版権はなぜ無効になった?

 オールドゲーマーなら一度は聞いたことがある、ゲーム業界の謎。一見無関係に思えたこれらが、本書一冊ですべてつながる。よくできた推理小説のように鮮やかな傑作だ。
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2018年02月07日

スマホゲームのサクラレビュー騒動

 まずは事の概要。
 twitterで、とあるゲームのストアレビューが晒された。
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 これはひどい、サクラのバイト君がしくじった! ということで、たちどころに情報が拡散され、はちま起稿をはじめとするまとめサイトでも話題になった。
 これに対し、ゲームの公式はきっぱりと関与を否定。

現在レビューが拡散されている件につきまして、ユーザーの皆様を不安にさせてしまい申し訳ございません。添付画像の内容については運営とは一切関係がなく、レビュー内で示唆されるような操作等の事実はございません。

本件にてユーザーの皆様に誤解を与えるような内容を発信することを継続するようであれば、公式に異議申立てをし、しかるべき措置を検討させていただきます。

と、強硬な姿勢を見せた。
 その後、元のtwitterからは記事が削除された。

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2018年01月19日

Switchは魔法の箱 −Nintendo Labo−


 「ゼルダ」「スプラトゥーン」「マリオ」。普通の(?)ゲームの好調に満足せず、裏でこういうことを準備しているから任天堂は恐ろしい。
 なんなんだこれは、と驚いていられるのは私たちがただの人である証拠。業界のプランナーたちは、歯噛みをして悔しがっているはずだ。Switchにこんな使い方があったなんて!

 段ボールでガワを作るだけだったら、そんなに新しくない。ゲーム機やコントローラーを魔改造している物好きは、ネットではしばしば見かけるからだ。だが、Nintendo Laboは、遊び心に満ちたギミックが仕込まれており、どういう仕組みで操作できているのか、ぱっと見ではわからないレベルのものがあるのが素晴らしい。
 私が初めて体験したゲーム機は、任天堂のテレビテニスだった。自分の操作でテレビの中のラケット(と言うよりただの棒)が動かせるのが不思議でしょうがなかったのを憶えている。小学生の私にとってゲーム機は魔法の箱だったのだ。後に、ゲームはプログラムで動くことを知ってしまい、そのような不思議さは経験できなくなってしまった。
 しかし、Nintendo LaboはSwitchを魔法の箱へと戻す。これを体験できる今の子供がとてもうらやましい。自分で作ったものでゲームを動かせるなんて、どれだけ嬉しいか想像もつかない。どのくらいのユーザーがこれを買うのか、全く予想できないが、子供にとっては忘れられない体験となるに違いない。

 例によって、外野からは批判の声が多いがそんなものは放っておけ。ゲームの常識にとらわれた頭の固い連中は、端から対象外だ。段ボールにしては値段が高い、という意見もあるが、スマホゲームのキャラなんてサービスが済んだらデータすら残らない。値段はアイデアや楽しさに対して付くものであり、やってつまらなかったらその時こそ文句を言ったらいい。
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2018年01月04日

「君の名は。」地上波放送でスポンサー企業が全力

 2016年に記録的なヒットとなったアニメ映画「君の名は。」が、テレビで放送された。
 私は、「君の名は。」は、映画館で1度観たきりである。今回の放送を見て、二度見るとまた違う面白さがあるな、と感じた。冒頭部分がラストシーンに近い時制だったり、瀧が真相を知るためのヒントがどこにあるのか改めて気が付いたり。これはリピーターも多いわけだ。
 さて、今回の放送で驚いたのが、実はCM。企業によっては本日限りのスペシャルバージョンを用意しており、「君の名は。」への期待の高さがうかがえる。

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2017年12月30日

珍品堂が勧める2017年のTVドラマベスト3

 「精霊の守り人」と「奥様は、取り扱い注意」が、とても同じ人の主演とは思えません。俳優を生かすも殺すも、作品次第ということがよ〜くわかりました。今年は、冬休みに入ってから録画してあった各ドラマの最終回を見た結果、順位がかなり入れ替わりました。

3位 陸王
 池井戸潤原作のドラマは、なぜこうもベッタベタなのでしょうか。大仰な演技と臭い歌に辟易しつつも、結局感動させられちゃうんですよね。意外性などかけらもありませんが、ハッピーエンドこそ王道だと主張するような最終回でした。

2位 ツバキ文具店
 一方こちらは、代書屋の主人公を通して、人間関係の機微をそれはもう丁寧に描いたドラマです。舞台の鎌倉も地味なら主演の多部未華子も地味。毎回しみじみとした感慨をもたらしてくれるこの作品は、派手さや過激さで視聴率を稼いでいる民放のドラマとは一線を画しています。さすがNHK。

1位 セトウツミ
 大阪の高校生をダベらせればそれだけでおかしい、というダウナーな日常系作品。流し見に向いた気楽なドラマだな、と思っていたのですが、ラスト2話で衝撃の展開が待っていました。原作未読ということもあり、完璧にやられました。これは素晴らしい。日常系のままで終わっていた映画版とは別の価値があります。
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2017年11月17日

ドラマ「刑事ゆがみ」にどこかで見たようなゲームが登場

 今シーズンのおすすめドラマは断然「刑事ゆがみ」。タイトルは、浅野忠信演じる主人公の弓神(ユガミ)刑事からとられている。このやさぐれ刑事にひきずられて擦れていく羽生刑事を、神木隆之介が演じていてやたら面白い。
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posted by Dr.K at 20:15| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月22日

ドラマ「BORDER 衝動」を見てこんがらがっちゃった

 2014年に放映された「BORDER」は、私のお気に入りのドラマだ。続編となるスペシャルドラマ「BORDER 贖罪」の放送を控え、深夜にスピンオフとなる「BORDER 衝動」前後編が放送された。

 内容は、検視官の比嘉ミカを主人公とした前日談となっている。比嘉は、「BORDER」本編で主人公の石川刑事(小栗旬)にとって数少ない理解者となる重要な人物。この賢くクールな役を、ブレイク前の波瑠が印象的に演じている。
 さて、「衝動」では、女子中学生連続殺人事件に比嘉が挑む。犯人のサイコパスな言動がなかなか凄いのだが、それはここでは置いておく。比嘉から証拠を突き付けられ、犯人は比嘉に問いかける。なぜ自分が犯人だとわかったのか。
 ここで、比嘉が答えるより先に、私の頭の中で波瑠の声がした。

「私もあなたと同じだから」

 いかん、「ON」とごっちゃになってる。2016年のこのドラマで、波瑠が演じたのが異常犯罪専門の刑事藤堂。自らもサイコパスの気質を持つスレスレの人物で、とても印象が強かったのだ。
 「贖罪」を観るときには間違えないようにしないと!
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2017年09月29日

秋のゲームの気になる雑記

 月末に気になるあれこれをメモ。

 有料版となる建国者パックを購入していたのですが、ついにこの時を迎えてしまいました。来月で最後なので、なるべくインしようと思います。オンラインゲームには珍しく、良くも悪くもプレイを急かされないゲームなんですよね。アイテムも使い切らず、余ってしまっています。可能性を感じさせるアイデアが多数盛り込まれていただけに、この開発が次回作に生かされることを期待したいです。

 「GRAVITY DAZE 2」は、シングルプレイが基本です。しかしながら、ちょっとしたオンライン要素によって、かなり面白くなっているのは事実ですので、終了は残念です。オンライン専用ゲームなら、ユーザーの減少によってサービスが閉じられるのは当然ですが、このゲーム程度のオンライン要素の維持に、そんなにコストがかかるものなのでしょうか。将来、廉価版等が出た時どうするのかも気になります。

 PS+会員、大勝利! なんとなく買いそびれていたので、ぜひともダウンロードさせていただきます。容量がどれほどになるのか心配ではありますが。それにしても、発売から2年経っている、新作「サヴァイブ」のプロモーション時期、などの理由はあるのでしょうが、これだけの超大作がタダとはインパクトがあります。中古ショップはかなりの苦境に立たされているのではないでしょうか。

 いや〜、楽しみです。これは未確認情報ですが、どうやら「レッド・デッド・リデンプション」よりも過去を描いた物語となるらしいです。なるほどなるほど。確かに前作では、西部劇時代の終わりを描いていましたものね。また、エピローグの描写が秀逸でしたので、あれに続きがあるとなると、なんだか間が抜けてしまいます。「2」の結末でマーストンが出るようなことがあったら、私は泣きます。

 面白そうなゲームが多くて困りますね。しっかり選ばないと時間がないです。
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2017年07月02日

原田知世「ロマンス」のPVが胸熱

 先日、原田知世が20年ぶりにミュージックステーションに出演し、49歳とは思えぬ麗しさが話題になりました。
 今回の出演は、デビュー35周年を記念して発売される、「音楽と私」のプロモーションのためと思われます。「音楽と私」は、セルフカバー作品を集めたアルバムとのことで、YouTubeにPVが上がっています。


 これは凄い! すっかり胸が熱くなりました。
 若い人にはどういうことかさっぱりわからないでしょうね。中田ヤスタカプロデュースのPVみたいに、バリバリに編集加工されてカッチョイイ映像じゃないですし。
 この凄味は、オリジナルと比べるとわかります。


 セルフカバーなので歌が同じなのは当たり前ですが、見ての通り、PVも昔のものをオマージュしているわけです。自転車、電車、海、といった同じモチーフが使われています。
 しかし、映像の印象はかなり異なります。オリジナル版は、海外のスタッフにより海外で作られており、キラキラとカラフルです。当時、原田知世は29歳。元アイドルからアーティストへと脱却するための、力みのようなものが残っています。
 ところが、新しい方はどうでしょう。白い服に黒い髪というモノトーンの出で立ち、場所も国内のよく知られたロケ地で、地味ですがとても自然体。むしろこちらの方が完成度が高いのでは、と思うのですが、20年経ってそんなことができる歌手がそうそういるとは思えません。
 原田知世は本当に時をかけています。凄い。
posted by Dr.K at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする