2017年03月20日

「スケイルバウンド」開発中止についての憶測


 Xbox Oneユーザーにとっては、年明け早々のバッドニュース。ただでさえ少ない独占タイトル、しかも国産のゲームが中止となって、失望も非常に大きかった。今回は、読者の方から質問があったこの問題について考えてみる。実際の事情を知っているわけではないので、あくまで外から見た憶測だが。
 調べてみて思ったのだが、これ、相性の悪い組み合わせだったんじゃないか。

 まずはパブリッシャーであるマイクロソフトの言いぶん。


 開発が遅れていたこと、にもかかわらず、他のプロジェクトにスタッフを回したことなど、不信感の原因が記されている。
 アメリカは契約社会である。開発途中のステップも細かく取り決めされており、遅れれば切る、というドライなイメージ通りの結果である。

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2017年03月04日

カヤックの「いちゲー採用」、なかなか良い。

 3月になり、新卒採用が解禁となりました。就職年次の皆様におかれましては、説明会に応募書類に大忙しかと思われます。
 さて、そんな中、面白法人を自称するカヤックの採用が話題になっています。


 こんな方法で良い人材が採れるのか? ただ話題になりたいだけなのでは? など訝しむ声もあるようですが、いやいやどうして、これは結構良い選考方法かもしれませんよ。以下にその理由を挙げます。

●ヘビーユーザーの視点を持つ人が得られる
 現在、ゲームのプレイ人口は多くなっていますが、ヘビーユーザーはあまり増えていません。なぜなら、ゲームが数多くリリースされ、なおかつ基本無料だったりするため、浅いプレイで次々にゲームを消費する人が多いからです。
 一方、ゲームを開発するには、深い分析に基づいた知識や経験が必要です。やり込んだプレイヤーのみに与えられるプラチナトロフィーを指針とすることは、理にかなっていると言えます。

●最先端に意識の向いた人を選べる
 プラチナトロフィー選考に応募するためには、PS4を所持している必要があります。カヤックはスマホアプリを主に開発している企業ですから、この条件は奇異に見えます。
 しかし、ゲームを開発する人は、最新、最高性能のハードに意識を向けるべきであり、PS4を持っているかどうかでそれは推し量れます。別にソニーをひいきしているのではありません。来年の採用では、switchを持っていることが条件かもしれませんよ。

●面白い人が見つかる
 突飛な条件での採用なので、一般的な就職対策が通用しません。また、カヤックに受かるだけのために、今からトロフィーを取ろうとする人はいないでしょう。以上から、型にはまらない面白い人を発掘することができます。
 また、こんなことで採否を決められたくない、という人はカヤックへの応募を避けるでしょう。結果として、社風にあった人のみが応募するようになり、採用活動がはかどります。

 などと分析すると、いかにも深慮遠謀のようです。しかし、過去にも奇抜な採用方法で幾度となく話題になっているカヤックのことですから、単なる気まぐれ、思いつきだったりして(笑)
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2017年02月28日

GCC'17で興味深いセッション多数

 ゲーム開発の技術発表会としては、毎年東京で開かれているCEDECが有名だ。ありがたいことに、最近は、大阪でもGCCという勉強会が開かれている。その中から気になったセッションをいくつか挙げる。

 3Dのホラーゲームという新ジャンルを確立した「1」。日本発の新しいTPSとして好評を博した「4」。「バイオハザード」は、安定の人気作というよりは、実験作としての姿がよく似合う。「7」はVRにも対応した新規性の高い内容で、久しぶりに評判も良い。残念ながら怖すぎるため、私は今のところプレイする予定がない。

 任天堂とカプコンの連携。過去には、任天堂が「ゼルダの伝説」シリーズの開発をカプコンに依頼したことがあった。また、カプコンがゲームキューブに独占タイトルを連発したこともあった。
 今回の講演では、「スト2」以外に具体的なタイトルは出ていない。しかし個人的には「モンハン」の新作に期待してしまう。大画面でモンスターを狩るゲームとして始まったPS2版、そして、ゲーム機を持ち寄る楽しさで大ヒットしたPSP以降。Switchであれば、この両方の楽しさを一本で達成できるじゃないか。

 カプコンと袂を分ったプラチナゲームズだが、「ニーア オートマタ」など順調に実績を上げている。この記事を見ると、奇をてらった所はなく、昔のカプコンで培われたアクションゲームの基本が継承されていることがわかって安心する。

 デベロッパーだと、売ることについてはクライアントに一任しているのかと思いきや、さすがインテリジェントシステムズ。オリジナルなものを作るためには企画の根本がしっかりしていないと、と再確認。

 こうして、講演の要点がWeb上にまとめられているのもとてもありがたい。勉強のネタに事欠かず、いい時代になったもんである。
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2016年12月25日

珍品堂が勧める2016年のTVドラマベスト3

 大河ドラマ「真田丸」、最後までダレることなく楽しむことが出来ました。また、「水族館ガール」や、「運命に、似た恋」も良かったです。視聴率では全く話題になりませんが、個人的にはNHKが圧勝の年となりました。

第3位 トットてれび
 黒柳徹子を主人公に、テレビ放送の歴史を振り返るドラマ。徹子役の満島ひかりが驚くべき憑依演技で、それだけでも見る価値がありました。昔の名優の姿を現在の俳優で再現するのがいちいち面白いのですが、だいたいは故人なのでなんだかしんみりしてしまいます。

第2位 重版出来!
 黒木華がイメージを覆し、体育会系の女子をコミカルに演じました。物語も業界ものとして手堅い出来。ドラマ内で作られる架空のマンガが、いちいちプロの手で描かれ公式サイトに載っているこだわりもグッドです。それにしても黒木華、大河に映画に、今年は大車輪ですが、変幻自在の演技力には本当に感心します。

smoribito.jpg第1位 精霊の守り人
 日本のテレビドラマで、ファンタジー大作をやろうなんて無謀でしょ。でもこれはやってくれました。ロケ地がいいのか、映画に匹敵する映像美を実現できています。キャストはドラマならお馴染みの面々なのですが、それぞれにいい味を出しています。年明けに放送予定の新シリーズも期待大、です。
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2016年11月23日

カオスサーガ騒動で思い出したこと

 MMORPG「カオスサーガ」が、開始するや一日でサービスを終了し、話題になった。


 実際にプレイした人は、その貴重な経験を後世に自慢できるかもしれない。
 問題の構造としては次の通りだ。まず、中国の開発会社が、著作権を無視したゲーム作りを行った。それをブライブが日本向けにローカライズし、DMMが配信した。なので、中国の開発会社が一番悪いのだが、ブライブとDMMのチェックを通ってしまったお粗末さも問題だ。今回、パクられた素材は無名のマイナーゲームではない。FF11なのだ。仮にもオンラインゲームに関わっている会社であれば、FF11のキャラに気がつかないなどということはありえない。もしかするとチェックという工程自体がなかったのではないか。中国のゲームでパクリが横行していることは、以前から知られており、見通しが甘すぎるとしか言いようがない。
 「カオスサーガ」というタイトルのゲームが、業界の混沌を暴いてしまうとは出来過ぎである。

 さて、実は私は、一日でサービスを終了したMMORPGをプレイしたことがある。それはとても面白いゲームで、良い思い出になっている。プレイ日記(一日だけ)のリンクを貼っておこう。

posted by Dr.K at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月01日

このドラマ、醜悪至極なり 「IQ246」

 ああ、暇だ暇だ。どこかに私が観るに値するドラマはないものか……。

 織田裕二主演の「IQ246」がなかなかヒドい。作中の沙羅駆同様、ドラマの制作陣が織田を持て余している様が伝わってくる。「踊る大走査線」が当たってしまったせいで、いい歳なのになかなか若造イメージから脱却できない織田。思い切って変人に仕立てたは良いが、「古畑任三郎」か「相棒」の右京かといった感じで、しっくりこない上に二番煎じ。同様に使いにくいせいで、ついにはロボットまでやらされた木村拓哉を思い出す。
 木村拓哉が演じる天才かつ変人と言えば、「MR.BRAIN」を思い出すが、 沙羅駆もまたタイトル通りの天才だ。だが天才の表現方法が極めてお粗末。周囲をアホにすることによって、相対的に沙羅駆が賢くなっているのだ。結果として警察もアホなら犯人もアホ。「ホームズ」やら「ポアロ」やら「古畑」やら、モチーフにしたと思われる作品から、推理要素はほぼ抜け落ちており、なんともがっかりな話なのだ。
 一方で、ディーン・フジオカが演じる執事の完璧な仕事ぶりや、中谷美紀の検視官のおかしさなど、キャラだけはやたらと立っている。この作風は中居正弘がサヴァン症の捜査官を演じて人気だった「ATARU」に近いな、と思ったら演出陣が同じだった。 もうちょっと新味があっても罰は当たらんのじゃないか。期待せずに新展開を待つ。

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2016年10月23日

秋の夜長にゲームあれこれ

 最近の印象に残った記事。つまりは個人的な備忘録。

「おもしろさ」を生み出す「仕掛け」作りとは何か 〜日常から「面白さ」を抽出するゲームデザイン論
 東山さんのこの講演は、何度か生で聴く機会があり、いつも感銘をうける。学生にゲームを発想させると、ストレートに元の題材そのものを再現しようとすることが多い。そうではなく、面白さに形をまとわせるのがゲームデザインの極意なのだ。バイクと落語とマクロスから「エースコンバット2」が作られたように。

Makuake:アトム時空の果て
 一方こちらは、面白いゲームを作る気あるのか。最初の目標金額は達成したものの、追加目標がひどい。声優を追加する、というあたりは許せるが、エフェクトの追加って何だ。こういうのは最初から入れるか入れないか決まっているものだろう。予算など気にせず、ただ良いものをと作り続けた手塚治虫とは、あまりに隔たりのあるプロジェクトとしか言いようがない。

ホラゲにゲームデザインの常識は通用しない!? Jホラーゲームの第一人者『零』×『SIREN』開発者が語り合うホラーの摩訶不思議
 話も貴重なら、公開された企画書、仕様書も超貴重。しかしながら、「零」のディレクターに本物の霊感があり、「その音を再現するために、このゲームには人間の可聴領域の外にある低周波帯や高周波帯の音をあえて入れています。あと、ゲームの中に「無音」という音があって、そこでは人間に聞こえない周波帯の音を爆音で流しています。」というインパクトの前にはすべてがぶっ飛ぶ。

『人喰いの大鷲トリコ』が完成! 吉田修平がTwitterで報告
 公式より先にSIEのプレジデントが完成を宣言。今度こそ無事に発売されるのだとは思うが、コメント欄では相変わらず「実際に見るまでは信じない」と、まるで信用されてない。前回の延期で発表された「予想以上のバグ」は全部とれたのだろうか。

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2016年10月02日

はちま起稿、なぜライター名を記載?

 はちまを見ていて、ふと気が付いた。

Hachima 記事にライター名が記載されている! いつからだろう? と思ってさかのぼって調べたが、ご丁寧にも過去ログすべてに表記が足されていてわからずじまいだ。元から個人で運営しているとは思っていなかったものの、この変更で急に組織が表立ってきた。
 他所からニュースを引いてきて、反応をまとめ、一言コメントする。これ、ライターって呼べるか? 違うだろ。

重複記事の給料泥棒 ライター : UTA
糞記事連発パチンカス ライター : ばん
釣り&偏向タイトル&煽りコメントのエース ライター : クッキー☆
創作バカッターに飛びつく ライター : ゴブ蔵
上げなくて良い事も記事にして拡散する ライター : ポタク
一番まじめだが、本田Pには喧嘩を売る ライター : 新人くん
英雄的行為してみたいほぁ ライター : ほぁイシュトヴァーンほぁ
ハズレ新人、コメントが雑 ライター : finch
別のまとめサイトから丸ごと引用新人 ライター : 太郎

そしてこいつらを統括するゲーム業界の嫌われ者 清水ライザップ鉄平
ようこそ底辺の吹き溜まり、はちま起稿へ

 ↑常連からさっそく分析されてて笑う。
 「ライター」諸君は、もしかすると自己顕示欲が満たされて満足しているかもしれないが、こんな仕事で名前を売っても何もつながらない。それどころか、何かあったら責任をとらされるかもしれない。今後トラブルが起こっても、ライターが勝手にやったこと、と白を切るための策かもね。

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2016年09月25日

METAL GEAR SURVIVEに非難殺到、どうする小島監督?

答:どうもしない。

Mgvtgs コナミの新作「メタルギアサバイブ」が、わざとじゃないかと疑うくらいヘイトを集めている。
 初報は海外のゲームショウだった。MGSVの基地が異界へ吸い込まれ、生き残った兵士がゾンビのような敵と戦う、という設定に「こんなのメタルギアじゃない!」と多くのファンが反発した。
 そして先日、東京ゲームショウではプレイ内容のムービーが公開され、ステージイベントが開かれた。マップ、キャラ、モーションなど素材の多くをMGSVから流用していることがわかり、さらなる怒りを買った。
 一方、同じく東京ゲームショウで、小島監督は新作の紹介のため登壇していた。「メタルギアサバイブが小島監督のアイディアだという噂をネットで見たが、本当か」という司会の質問に対し、全然関係ないと否定。「ゾンビなんか出るわけない」発言に、会場からは拍手が起こったという。
 この事態の真相を以下に暴くが、何の根拠もない邪推なので本気にしないでほしい。

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2016年09月22日

東京ゲームショウ2016、肝心のゲームは延期

 先週の東京ゲームショウ、VRゲームの試遊で大いに盛り上がったようですね。
 だが、しか〜し! この盛り上がりに水を差すけしからん事態が。それは、注目タイトルの相次ぐ延期です。

FINAL FANTASY XV

 まず先陣を切って延期したのがファイナルファンタジー。このお知らせはダメですわ。わずか6分のスピーチの中で、「延期します」と言ったのが4分後。まず結論を述べよ、というスピーチの基本に沿っていません。不祥事を隠蔽したい、という会見ではこういう流れになりやすいんですよね。「最高品質」を目指す、という言葉の裏で、何か重大な不具合があるのではないか、と疑わせてしまいます。

グランツーリスモSPORT

 続いては、延期常連のグランツーリスモ。PSVRに対応したタイトルの中では最も期待されているだけに、2017年内という大幅な延期は罪深いです。「リリース日が近付くにつれて、完璧な『グランツーリスモSPORT』を産み出す為には更なる時間が必要になると悟った」というコメントは不自然。間に合わないことを主張する開発と、VRの発売に近いタイミングで売りたい営業とで、相当な綱引きがあったであろうことは容易に想像できます。

人喰いの大鷲トリコ

 止めにトリコ。ファイナルファンタジーの延期発表とは対照的で、「開発の最終段階で予想以上のバグが発生」というバカ正直にもほどがある延期理由となっています。一か月ちょいの延期で、年末商戦には間に合わせるつもりらしいのですが、予想以上のバグがたったそれだけの期間でどうにかできるのでしょうか、予想つきません。

 東京ゲームショウには、例年任天堂は参加せず、XBOXもすっかりやる気を失っています。従って、ソニー率いるPS陣営が盛り立てていくしかないのですが、そのビッグタイトルがこの有様ではいけません。もっと確実に完成するめどが立ってから発売日を決定してほしいものです。ユーザーはお金だけじゃなく、遊ぶ時間も用意して待っているんですから。

posted by Dr.K at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする