Social Game Info: 『きららファンタジア』開発のメテオライズ、ゲーム開発会社のアルファ・システムを買収
こういうニュースなので、買収「した」側の会社名が主語になって大きく扱われるのは致し方ないが、ゲーマーが気になるのは断然「された」側の会社だ。
アルファ・システムは、「俺の屍を越えてゆけ」「ガンパレード・マーチ」「式神の城」といった個性あるタイトルを手掛けてきた開発会社。当時は学生人気も高く、就職したいという教え子のために、企業情報を調べたら所在地が熊本で驚いたのを思い出す。最近名前を聞かないな、と思っていたらこんなことになっていたとは残念だ。モバイルゲームの会社とは相性が悪そうだが、「俺屍」に関しては、うまいことアレンジすればモバイルで行けそうな気もする。
ところで、ここと紛らわしい名前なのがシステムソフト・アルファ―。「大戦略」シリーズで知られる会社で、開発部が福岡にある。こちらは、2020年1月に、日本一ソフトウェアに買収され、システムソフト・ベータに改称していた。
九州のゲーム会社は、レベルファイブ、サイバーコネクトツー、ガンバリオンのいわゆる「福岡御三家」が有名だが、それ以外の無名な中小の開発会社は統合されていく傾向にあるのかもしれない。個性ある会社はこれからも残ってほしい。