2020年01月26日

期待のゲームが延期ラッシュ

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 どういうわけか、今月は大作ゲームの発売延期報告が相次ぎました。これを機会に、各社のお知らせ文を比較してみましょうか。

 「そのスケールや複雑さゆえ、必要となるゲームテストやバグ修正、作り込みの量も膨大です」
 末尾で、関係各所へのお詫びはしているものの、ユーザーに対しては、素晴らしいものを作るので待っていてくれ、というストロングスタイル。開発の大変さを短く簡潔に説明した文言にも賢さと潔さを感じます。まあ、「ウィッチャー」の開発会社ですから信用されてますよね。

 「発売日の変更により、開発チームの過度な負荷を軽減しながら、すべての部分を納得のいく水準までに仕上げることができると判断したためです」
 ノーティードッグ社は、素晴らしいゲームを作る反面、従業員に過酷な労働を強いているとして、近年批判を浴びていました。海外の企業には珍しいですね。そこで、今回の延期に際しても、従業員への配慮をアピールする文面になってます。

 「我々自身もアベンジャーズをはじめとするキャラクターの大ファンであり、本作に携われることを誇りに思っています」
 アベンジャーズを題材にしたオープンワールド(?)となる本作。スタッフの原作愛をあらためて表明し、ユーザーとの一体感を演出する巧みな文面と言えます。

 「最高のかたちで皆様のお手元にお届けするため」
 こういう具体性のないかっこいい言い方、もうやめませんか。FF15の「極上クオリティ」で凝りておくべきだと思います。延期への反応が「やっぱりな」で占められているのも哀愁を誘います。一ヵ月の猶予で、どれほどのものができるかお手並み拝見です。

 画像は、この記事に最もふさわしい「のびのびBOY」でした。
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2019年12月30日

秋ドラマ最終回の通信簿

 ひときわ遅い最終回だった「グランメゾン★東京」、まさしく今期の救世主でした。他は終わり方、良くなかったですねぇ。

「グランメゾン★東京」:良い
 うまい最終回でした。三ツ星の決め手となった料理は、ここまであまり活躍のなかった倫子シェフ(鈴木京香)による会心の一撃。各話がストレートな作劇だったので、誰もが勝利を予想してはいたと思うのですが、尾花(木村拓哉)の新作が決定打とならなかった意外性はなかなかです。株を上げまくった丹後もいることですし、スペシャルなど期待したいですね。

「同期のサクラ」:悪い
 途中までは名作でしたが、最終回は蛇足でした。サクラ(高畑充希)がなぜ意識不明なのか、という謎を投げかけて始まっているので、回復後にさらなる波乱万丈を入れるのは、やはり余分に思われます。このタイトルなのに、結局全員退社してもともとの夢が叶わないあたりも、リアルなんですけどなんだかなあ。

「まだ結婚できない男」:イマイチ
 あの傑作ドラマの十数年ぶりの続編という事で、毎週楽しみに観てました。しかし残念なことに、前作の劣化版という感じの結末でした。十数年が経ち、一人であることが珍しくもなく、変人扱いするほどのことでもなくなってしまったという、社会情勢の変化も一因であるように思います。前作は阿部ちゃんが独り身を謳歌するだけで笑えましたものね。

「左ききのエレン」:普通
 省略の仕方がまずいのか、エレン(池田エライザ)が何もできていません。雰囲気だけで、天才性に説得力がないままでした。しかし、最終回に限っては、青臭いエピソードを、歌で盛り上げるという力技の演出により、なんかいいものを観た気にさせられます。ずるい。

「シャーロック」:悪い
 行方不明になるのはホームズの通り。しかし、滝壺は無理にしても、2時間サスペンス並みの断崖くらい用意できなかったものか? あんな埠頭から落ちたくらいで生死不明というのはショボ過ぎます。翌週の特別編であっさり生還し、メリークリスマスで締めるなど、まじめに作るつもりのない、ディーン様がかっこいいだけのドラマという事がよ〜くわかりました。ところで守矢は本物だったんですか。
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2019年12月26日

珍品堂が勧める2019年のTVドラマベスト3

 「グランメゾン東京」、木村拓哉が開き直ってキムタクらしいキャラを演じており、面白いのですがまだ終わってません。12月29日まで放送している連続ドラマなんて珍しいですよね。

第3位 ノーサイド・ゲーム
 また銀行が意地悪するのか! といつもの池井戸ドラマと同じ展開もあるのですが、ラグビー部分が新鮮かつ迫力満点で楽しめました。それもそのはず、選手役の多くをラグビー経験者が演じているのです。米津玄師の歌も非常〜に合っており、毎週クライマックスで盛り上がりました。

第2位 凪のお暇
 OLの凪が、会社を辞めて無職の極貧生活に陥るわけですが、癖のありすぎる人々に囲まれてそれはもう愉快なことになります。見た目も言動も揺れまくる凪を、黒木華が見事に演じていました。一方、その元カレ役となる高橋一生も負けてはいません。表裏のあるやっかいなキャラで楽しませてくれました。

tsggg.jpg第1位 トクサツガガガ
 本編は安っぽくても(笑)、特撮は手を抜かない。東映が本気でヒーローを作り、知る人ぞ知るスーツアクターが本物のアクションを見せてくれます。小芝風花の百面相だけでも楽しいのですが、オタクの何たるかを妥協なくストーリーに落とし込んでおり、別ジャンルのオタクにも納得の内容となっています。


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2019年09月28日

夏ドラマ最終回の通信簿

 夏のドラマがすべて終了。ありがたいことに、前期よりは成績が良かったと思います。

「ノーサイド・ゲーム」:良い
 企業ものとスポーツを組み合わせた、池井戸お得意のプロットですが、最終回では会社の敵をあっさり成敗し、ラグビーの試合の方に重点を置いた内容でした。ちゃんと経験者が演じているので、試合の迫力がいいんですよね。タイトル通りの気持ち良い結末は〇。米津玄師の歌もバッチリ合っていました。

「セミオトコ」:惜しい
 いい事がなかった由香のもとに、イケメンの姿をしたセミが恩返しに現れるというおとぎ話。セミオの命は7日間。ぜったい切ないやつだ、と思っていたのですが、おやおや、なんだか7年後のエピローグが長いぞ。そして最後にセミオ復活! お祭り騒ぎのハッピーエンドで終わりましたが、もう7日経つと再び消えるのかしら、ともやもやしたものが残りました。

「凪のお暇」:まあ良い
 「セミオトコ」もそうですが、最近はがんばるのに疲れた女性を主役にするのがトレンドなのでしょうか。凪のキャラクターがこれまで見てきた黒木華とかけ離れており、とても新鮮でした。その分、「お暇」を終えた凪が見慣れた黒木に戻ってしまったのがちょっと残念でした。登場人物がそれぞれ予想通りの結末へ向かう中、ギャモン慎一とひっついた坂本さんには驚かされたので、評価を上げておきます。

「監察医 朝顔」:普通
 監察医の朝顔が遺体を調べて事件の真相へ近づくわけですが、それは主題ではありません。東北大震災により母を失った朝顔とその家族の暮らしこそが主題なのです。表面的な題材からは予想できない静かで心にしみる演出は、月9としては異色の内容と言えます。原作では桑原は殉職しているのですが、ドラマでは無事で良かったですね。

「ルパンの娘」:大成功
 実写版ドロンジョの時よりも若く見える深田恭子は化け物でしょうか。どこかで見たような演出の数々で、オープニングだけで笑えて来ます。内容も、毎週悪を懲らしめるパターンかと思いきや、もう正体バレるの? もう捕まるの? と予想を超えるテンポで展開。いい話できれいにまとめず、最後まで悪ふざけに徹した潔さも見事です。
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2019年08月29日

セガ期待の新作のタイトルが気に入らねえ

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 「龍が如く」新作、ようやく正式タイトルと発売日が発表された。
 まさか「7」と名付けられるとは思わず、正直驚いている。桐生に代わる新主人公の情報は以前から公開されていたので、「新・龍が如く」など、シリーズが変わることを表したタイトルになるとばかり思っていた。そもそもジャンル自体がRPGに変更されており、戦闘もアクションからコマンド選択という大変更。いかにも続きという感じのこのタイトルは合わない。ナンバリングの方が売れるというのはわかるが… サブタイトルに至っては凡作のファンタジーRPGみたいだ。

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 一方、「サクラ大戦」の方は、「6」ではなく「新」が付いた。
 何しろ14年ぶりであり、キャラクターデザインも一新されるので、致し方ないところだ。しかし、すみれが再登場するなど、世界観は過去作とつながりを保っており、こちらこそナンバリングでもよかったのではないか
 また、これまでシミュレーションタイプだった戦闘ステージは、アクションに変更されている。いやいや、こっちはコマンド選択でいいから、「龍」の方をアクションにしとけよ、と文句を言いたくなってしまう。

 そして、両方に共通して言えることとしては、変更されたロゴがダサい。対象年齢が下がったというか安っぽくなったというか。これでは任侠の雰囲気も大正浪漫も台無しだ。
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2019年06月30日

春ドラマ最終回の通信簿

 今期も何本かのテレビドラマを観ていたのですが、私の番組選びの勘が悪かったのか、あるいは番組の質が下がっているのか、がっかりする結末のものが多かったです。そこで、久しぶりにドラマの最終回に成績を付けてみることにしました。

「わたし、定時で帰ります。」:普通
 意外性のない元鞘エンディング。深刻になりがちな労働問題を、軽やかに描けるのは、吉高由里子の人柄ゆえでしょうか。Web開発の仕事もなかなかのリアリティーで描写されており、あなどれません。最終回の放送中に新潟で地震があり中断、翌週に放送し直したため、ユースケの名演を二度見られたのはラッキーでした。

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「俺のスカート、どこ行った?」:悪い
 もう先生が余命わずかという話、やめませんか。このドラマには全く必要なかったと思います。ダイバーシティを目指す校長が、ゲイで女装の原田を先生として招きました。ところが、原田先生が異物感を発揮するのは最初だけ。先生も生徒たちも、時には外の人たちまで、原田を普通に受け入れています。何を変えるでもなくダイバーシティの理想郷が実現していたわけで、画期的なドラマと言えます。

「ストロベリーナイト・サーガ」:悪い
 キャストを若手に一新してのリメイク作。最終回、事件は興味深いのですが、そこまでのストーリーで姫川班が解散してしまっているため、仲間が協力するという盛り上がりに欠けます。また、今シリーズでは菊田の存在感がとても薄くなっています。旧シリーズの西島秀俊と今回の亀梨和也との貫禄の違いか、脚本や演出の差なのかはわかりません。そのため、積み重ねた信頼を前提とするクライマックスに乗れませんでした。

「集団左遷!!」:失敗
 1クールのドラマを二部制にするのが流行っていますが、これはダメでしょう。異動により、ようやく親しみが出てきた仲間とのつながりが希薄になってしまいますし、物語のスケールが急に大きくなり、職業もののリアリティがなくなっています。明らかに失敗作です。前半の、廃店に抗う部分をゆっくり丁寧に描けばよかったのです。その部分の終わりの方が、よっぽどきれいな最終回になってました。

 来期こそは、ちゃんと終わりそうなドラマを選んで視聴したいのですが、預言者でもない限り無理でしょう(笑)
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2019年03月31日

GCC2019:感情から逆算するゲームデザイン

 先日は、GCC(ゲーム・クリエイターズ・カンファレンス)に行ってきました。大阪で年一回開かれている、ゲーム開発の勉強会です。

 今年のお目当ては、カプコンによる講演で、最新作「デビルメイクライ5」の事例を通じて、感情から逆算するゲームデザイン作法を解説するというものです。
 内容は、サンフランシスコで開催されたGDCと同じ。ただしこちらは日本語版で完全版です。アメリカまで行く手間が省けたじゃねえか、ありがてえありがてえ。


 さて、講演の内容はリンクを見ていただくこととして、以下は感想です。
 ゲーム開発というと、どうしてもCGやらプログラムやら、技術的なトピックが前に出がちです。それは専門学校の学生でも同じで、技術のみを学んだ結果、一応ゲームの形を成してはいるが、何も伝わってこない作品が珍しくありません。原因は簡単、そもそも伝えたいことがないのです。
 「感情から逆算するゲームデザイン」は、まずユーザーに伝えたい感情が先にあり、そのためにゲームをどう作るか、という方法論でした。「デビルメイクライ5」のような、大企業の洗練されたプロダクトに見えるものが、昔ながらの泥臭い思考実験の果てに作られたと知るのは、なんとも愉快。これはぜひとも学生に伝えねばなりますまい。

 愉快といえば、ディレクターの伊津野氏は、本当に面白く話しますね。「面白くない企画マンは生き残れない」というカプコンの伝統は、25年経っても変わらないようです。プロデューサーのマシュー・ウォーカー氏に至ってはアメリカ人なのにすっかり芸人化しており、ジョークを飛ばすわ観客をいじるわでやりたい放題です。
 未プレイのため、壮大なネタバレを食らってしまいましたが、「デビルメイクライ5」、今度プレイしてみようと思います。
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2019年03月21日

ハード争ってる場合じゃねぇ! Googleが「STADIA」を発表


 米サンフランシスコで開催中のGDCにて、Googleが新しいゲームプラットフォームを発表した。新ハードではなく、クラウドゲーミングサービスの一種なのだが、未来を行き過ぎていて今年から試験運用が始まるとはとても信じられない。

 かつてPS4を初めて触ったとき、私はShareボタンの機能に感心した。PCがなくても、プレイ中のゲームを簡単に動画配信できる。便利だなあ、これでますますプレイ動画が流行るなあ。
 ところが、「STADIA」はその逆。YouTubeの動画からクリック一つでそのゲームを遊べる。クラウドなのでダウンロード不要、ゲーム機も不要である。手軽過ぎて恐ろしい。
 これが普及すると、もはやゲーム機はいらない。ゲーミングPCもいらない。そしてもちろんパッケージ販売もなくなる。ハードとソフトを購入する必要があるのは、対戦ゲームなど即応性にこだわった一部のゲームだけになっていくかもしれない。任天堂やソニーはもちろん、STEAMもEpicGamesも商売あがったりである。

 とはいえ、いまだ日本でのサービスは未定。気になる価格も未発表。ハイエンドのゲームを動かすとなると、運営側も相当コストがかかると思われ、スマホアプリのようになんでも基本無料、とはいくまい。欧米での試験運用の結果に注目していきたい。



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2019年03月03日

どこのゲーム会社だ? 社員一斉解雇騒動

 2月26日、ゲーム会社を解雇された、というツイートが話題になりました。予告なし・ほぼ全員が一斉に解雇・給与未払い、という悪質なものです。同じ会社の社員と思われるいくつものツイートが流れたために、それなりの規模の会社が潰れたのでは、と不穏な空気が流れました。

 そうなると、件の会社はどこか、という犯人探しが始まります。ツイートでは誰一人として社名を明かしていません。最近倒産した会社や、リリース中止のゲームに関わった会社などが、謂れのないとばっちりを受ける中、アルフリードゲームスという会社が有力な候補として浮上しました。これは確定情報ではないため、両方の説をリンクしておきますね。



 私はゲーム会社には相当詳しいと自負しているのですが、この社名は初耳です。それもそのはず、設立から2年経っておらず、リリースした作品もまだありません。
 そんななか、目をひくのが企業理念。

会話によって社会現象を巻き起こすコンテンツを創る
異なる価値観に遭遇して「これってどう思う?」と友達に話したり、
新たな発見をして「これって凄くない?」とSNSで自慢したり、
我々が提供するコンテンツを通して周囲の人に思わず話したくなる。
そうして生まれる会話の連鎖で社会現象が巻き起こっていく。
そんなふうに人の会話を繋いでいくコンテンツを創り続ける。

「給与未払いでの解雇、どう思う?」「こんなマイナーな会社見つけるなんて凄くない?」 今まさにネット上は会話の連鎖が巻き起こってます。話題になるゲームこそ出ませんでしたが、社員の解雇によってこれ以上ないほど理念を達成したわけです。
 理念なんて、とりあえず掲げとく美辞麗句。普段はどうでもいいと思っていましたが、もしもの時のために、余計な言葉は掲げない方がいいという戒めになりました。
posted by Dr.K at 16:40| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月11日

ドラマ「トクサツガガガ」の使える画像集

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 「ラ・ラ・ランド」地上波初放送の裏にこの話をぶつけたのは、偶然でしょうか、計算でしょうか。怒涛のカラオケ大会となった第4話、北代さんがついにハジけました。北代役の木南晴夏、やっぱりすげえ。心から楽しんでるようにしか見えないもの。
 北代さんが歌うのは「なごやめしのうた」。架空の地方アイドルグループの曲という設定で、今回限りの使用(?)とはいえ、歌詞が適当過ぎやしませんかね。などと思っていたら、実在する曲なんだそうで。誰だよこれ選曲した奴。

 そして今回は、カラオケまでの部分も見どころ満載でした。

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posted by Dr.K at 11:16| Comment(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする