2025年12月30日

珍品堂が勧める2025年のTVドラマベスト3

 大河ドラマ「べらぼう」、視聴率は振るわなかったみたいですが、面白かったですね。長い期間に伏線を散りばめ、最後に謎解きと大逆転で締める、というフィクションに振った作りになっていました。武将や政治家が主役では、なかなかこうはいきませんよね。

第3位 波うららかに、めおと日和
 昭和10年代、なつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)の新婚生活を描きます。瀧昌は軍人ですから、当時の男中心の社会や、戦争が影を落としそうなものですが、現代的な感覚でアレンジした結果、平和で微笑ましい夫婦像が出来上がりました。とても癒される内容なのですが、戦争が本格化する前の、一時の平和が放つ輝きのようにも見えました。

第2位 続・続・最後から二番目の恋
 前シリーズから10年、これだけのキャストを欠けることなく再結集できたのがまず凄いです。それどころか、三浦友和や石田ひかりが加わり、さらに豪華になっています。自然体で老いに向き合う登場人物と同様、ストーリーも肩ひじ張ることなく、いつものように始まっていつものように終わります。この強かさを私も見習いたいです。

第1位 ちはやふる ―めぐり―
 清新なキャストを起用し、終始とても爽やかでした。映画の後日談となるエピソードなのですが、もとのキャストが出しゃばり過ぎず、脇に徹しているのが良かったと思います。梅園高校のかるた部は始まったばかり。今後もスペシャルドラマなど期待したいです。主題歌はもちろんPerfume。活動休止に間に合ったのも幸いでした。
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2025年12月29日

秋ドラマ最終回の通信簿2025

 「新東京水上警察」、はじめは観ていたのですが、同じ時間帯で後から始まった「ちょっとだけエスパー」があまりに面白く、視聴を中止してしまいました。

「火星の女王」:肩透かし
 NHKの年末ドラマはなんとSF。洋画に迫るビジュアル、国際色豊かなキャスティングで、雰囲気は非常に良かったです。しかし、神秘的な遺物が、権力者の悪事を暴くために使われるという最終回は、一気に話が縮小したように見えてがっかりしました。エンドロール後に、遺物が覚醒して大変なことになっているのですが、時すでに遅しです。

「ザ・ロイヤルファミリー」:普通
 競馬をめぐる熱いドラマで、満足度が高かったです。最終回では、目標だった有馬記念を伏兵に奪われてしまいます。どちらかというと、都合よく主役が勝つ展開でここまで進んでいただけに、なかなか渋い結末だな、と感心しました。ところが、エピローグで引退を撤回して、まさかの翌年勝利。あまりに駆け足でなんだか妄想みたいでした。

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」:良い
 喜劇の体裁をとってはいるのですが、仲間が一人、また一人と抜けて行くのでなんだか心苦しく、シェイクスピアを模したエピソードも私が無知なので伝わらず、正直つまらないドラマでした。しかし、最終回の雰囲気だけは格別。稽古の風景で、演じることの楽しさを寂寥感と共に伝えたのは、さすが三谷幸喜です。

「終幕のロンド もう二度と、会えないあなたに」:悪い
 遺品整理のお仕事ドラマのように始まったのですが、大企業と戦う訴訟が始まり、さらには鳥飼(草g剛)と真琴(中村ゆり)の恋愛も進んで行き、中途半端でした。専務(要潤)の反逆は伏線があったものの、そのせいで訴訟が空振りになり、達成感に乏しかったです。真琴の恋愛も不倫ですから、手放しで応援しにくいところがありました。

「ちょっとだけエスパー」:惜しい
 さえないメンバーが、しょぼい超能力で、人知れず歴史を変える。それだけで十分面白かったのですが、回を追うごとに「ちょっとだけ」では済まされない事態となり、どうなるのかとわくわくさせられました。結末には納得していますが、いかんせん予算がありません。鍵となる10年後の大惨事、全景はどんなものか明かしてほしかったです。
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2025年09月28日

「ちはやふる ―めぐり―」のキャストの実績がすごい!

 先ごろ最終回を迎えた「ちはやふる ―めぐり―」。高校の競技かるた部を舞台にしたドラマですので、若い俳優が起用されているのですが、彼らが意外なところで実績を積んでいることに気付きました。

梅園高校
藍沢めぐる:當真あみ ➝「かがみの孤城」主役:安西こころ
与野草太:山時聡真 ➝ 「君たちはどう生きるか」主役:眞人
顧問 大江奏:上白石萌音 ➝ 「君の名は」主役:三葉

瑞沢高校
月浦凪:原菜乃華 ➝「すずめの戸締まり」主役:すずめ

 傑作アニメ映画の主演声優として、すでに活躍していたのですね! しかも皆さんいい演技でした。
 一方、忘れちゃいけない〈かるたクイーン〉のお二方はどうでしょう。

綾瀬千早:広瀬すず ➝「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」主役:及川なずな
若宮詩暢:松岡茉優 ➝「バースデー・ワンダーランド」主役:上杉アカネ

 劇場用アニメの主演ではあるんですけど、どちらも個人的にはパッとしない映画でしたね…
 というわけで、アニメ映画の実績で、梅園が圧勝です。
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2025年09月20日

夏ドラマ最終回の通信簿2025

 短いぶん低予算というイメージがある「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」ですが、先日放送された「みどりの守り神」はスケールも大きく、CGもお金がかかっていそうでした。回によってだいぶ予算が違うのかな。

「明日はもっと、いい日になる」:薄味
 児童相談所で新米の夏井(福原遥)が奮闘するドラマで、リアルかつ深刻な問題が発生するのですが、いつもその回限りであっさり解決。最終回も、直前で向日葵(生田絵梨花)が突き落とされる事件があったのに、冒頭いきなり無事が明らかになるという肩透かしぶりでした。月曜から暗い話は見たくない、という視聴者層に配慮したのかもしれませんが、なんだかとっても薄味です。

「19番目のカルテ」:普通
 最後は、徳重(松本潤)が師匠の赤池を救うエピソード。でもそれだけではなく、ここまでの各話に登場した患者たちや、病院の仲間たちのその後を見せていきます。総じて、非常に丁寧な印象の最終回でした。だからこそ、鹿山(清水尋也)にどんな場面が用意されていたのか気になります。不祥事によりカットされたのが残念です。

「DOCTOR PRICE」:悪い
 医者専門の転職エージェント、という設定が目新しく、お仕事ドラマの部分は楽しめました。しかし、メインとなる鳴木(岩田剛典)の父をめぐる物語がダメでした。最終回もそうでしたが、味方が敵に、敵が味方に、簡単に変わり過ぎです。裏切りを重ねる形になった倉持はどうなるのか、気になる部分をhuluで、という中途半端さも気に入りません。

「ちはやふる ―めぐり―」:良い
 まず、映画から作風がきちんと受け継がれているのが良いですね。ここまで、試合の描写が控えめだったのですが、最終回だけはじっくり戦いを見せてくれました。現役メンバーの青春ぶりも良かったですが、なぜ千早(広瀬すず)じゃなく奏がメインなんだ、という外野のいちゃもんを黙らせる上白石萌音の見事な演技に感服いたしました。
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2025年08月23日

「ゲームゲノム」、モンハン特集回が大荒れ

 先日、NHKで「ゲームゲノム」の新作が3夜連続で放送された。私は、どの回も普通に楽しんだが、なんと、「モンハン」特集回がネットで大荒れしている。「モンスターハンター ワイルズ」に不満を持つプレイヤーが、鬼の首を取ったように騒いでいるようなのだ。

 私は、「ワイルズ」についてどうこう言う立場にないが、これが噂に聞くエコーチェンバーか、と恐ろしくなった。批判の多くは、藤岡Dや徳田Dがモンスターの生態ばかりにこだわり、ゲームをないがしろにしている、というものだったが、それは視点がズレている。そもそも「ゲームゲノム」は、「モンハン」のプレイヤーを対象とした番組ではない。システムがどうの、武器がこうの、といった攻略に直結する内容ではプレイヤー以外の視聴者は興味を持てない。そこで、副題にもなっている「生態をとらえる」という切り口で番組を構成したのである。藤岡も徳田もNHKの取材に沿って答えたに過ぎないのだ。

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 また、特に批判されていたのが、ラギアクルスのくだり。徳田はテストプレイし、「水中に入った瞬間に急にちょっと手加減してる感じがしてしまう」と難じる。スタッフが「でもそこは基本 移動を覚えてもらうチュートリアルの時間なので」と弁明すると、徳田は「確かに昔のラギアこんなに怖かったかも、と感じられるような…ラギアの強さ見せましょう!」とダメ出しした。
 これをもって、若手がユーザーの立場に立っているのに、上がそれをつぶしている、という論調が出てくるが、浅いにもほどがある。そもそも、チュートリアルをやめろと言っているのではないし、ラギアの強者感を損ねない形でのチュートリアルを考えればいいだけの話だ。

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 批判の中で無視されがちな、この言葉こそがカギだと思う。スタッフはこれまでに何本もゲームを作ってきたプロであり、当たり前のチュートリアルなら簡単に作ることができる。だが、「モンスターハンター ワイルズ」は、これまでにないリアルさで作られている。いつもの段取りでは馴染まなくなっているのだろう。
 海外のAAAタイトルでは、チュートリアルがそれと気づかないほどに本編に溶け込んでいるものが良いとされる。「モンハン」もすでに世界的なタイトルであり、そのような地点を目指さなければならない。そのためのディレクションの一端がうかがえて、興味深かった。
 若手の意見を聞き入れない老害、というお約束の型でしか批判できない浅薄な輩にはうんざりだ。
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2025年08月13日

無念! 「プリンプリン物語」再放送の一部がカット

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 人形劇「プリンプリン物語」の再放送は今が佳境。45年ぶりの視聴なので、ストーリーはほとんど憶えていないが、ルチ将軍の正体だけは忘れていない。それくらい印象が強かった。
 ルチ将軍はアクタ共和国の支配者なのだが、そもそも小学生くらいの視聴者だと、〈独裁〉とは何かわかっていない可能性が高い。そこで、選挙のエピソードなどを盛り込み、〈独裁〉の実態に切り込んでいく。これが今年放送されているのは、奇跡のタイミングだ。トランプ政権の何がまずいのか、改めて気づかされた人もいるのでは。子供が観ないような時間の放送なのが残念である。

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 さて、ここまで「アクタ共和国編」はオリジナルの通りに放送されてきたが、第131回から、突如として複数話をまとめた編集となった。もともと、NHKに残っていなかった映像を、関係者や視聴者から集めて復元したのがこの番組、このあたりの回は不完全なのだろうか。

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 どうやらそういう訳ではないらしい。この部分では、ベベルとマノンがジプシーの一行に変装するのだが、このジプシーが差別用語で今は放送できないらしいのだ。二人が歌う「ジプシーの歌」も全カット。YouTubeに上がっているのを聴いてみたが、いい曲なのに残念無念。そして何より、歌詞を憶えている自分にびっくり。ストーリーは忘れても歌は忘れないものらしい。
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2025年06月28日

春ドラマ最終回の通信簿2025

 「人事の人見」は、序盤で観るのをやめました。変人が主役のお仕事ドラマ、というのは一つの型ですが、技術職や専門職ならばともかく、総合職の人事がこれでは、不快感が勝ってしまいます。

「なんで私が神説教」:普通
 広瀬アリスって、美貌の割にはブサイク演技が似合いますよね(笑) さて、「金八先生」で育ってきた私には、問題児が登場したら、先生はそれを助けるものだという思い込みがあります。ところが最終回、理想の先生となった静は彼を救いませんでした。今の時代はそうなのかもしれませんが、何か異様に感じました。

「キャスター」:悪い
 これはいけません。闇を暴くことができない、ビターな結末でカッコつけているようですが、それよりも降板させられた韓国人俳優について釈明をいただきたい。進藤の娘が、新たな敵に狙われたままなのも胸糞悪い。続編や映画につなげたい魂胆が見え見えで、全くカッコ良くありません。

「PJ 〜航空救難団〜」:良い
 暑苦しい! 木曜は、このドラマに続けて「波うららかに、めおと日和」を観るので、あまりの温度差に卒倒します。現代劇であるこちらが、昭和の如き古臭さで、戦前が舞台の「波うららか〜」の方が女性を立てていて現代的なのはどうしたことでしょうか。候補生から脱落者が出たり、救助で殉職があったりと、甘くない作劇は近年では珍しくて好印象でした。

「波うららかに、めおと日和」:空振り
 最後まで理想の夫婦でした。半ばまでで必要なエピソードが終わってしまい、時間が余った感じの最終回。振り返りも多かったです。これは完全に私が悪いのですが、時代が「この世界の片隅に」と近いために、悲劇を予想してずっと身構えていました。もっとのほほんと観たらよかったです…

「イグナイト -法の無法者-」:普通
 最終回の直前で、事件の発端に遡る構成に面食らいました。これ、最後の3話だけ観ればいいことになってしまうのですが、いいんでしょうか。最終回は、巨悪に立ち向かうにしては、なんだかあっさり済んだ印象です。宇崎役の間宮祥太朗、ガラの悪い印象がなかった俳優なので、この役はかなり意外でした。

「続・続・最後から二番目の恋」:渋い
 登場人物がそれぞれに小さなドラマを積み重ねるので、どう締めるのかと思っていたのですが、次々に話を畳み、いつもより10分早くエンドロールが流れ出したので慌てました。その後、主役二人にエピローグを任せるという貫禄の最終回。皆さん歳になりましたが、これくらい元気なシニアばかりだと、日本もまだまだ明るいのでは、と変な希望まで湧いてきます。
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2025年06月12日

毒舌〈State of Play 25.6〉短評

 今年も新作発表の頃合いですな。で、どんなゲームが出るのかと見てみれば、移植! リメイク! リマスター! の嵐。新規性のカケラもありゃしません。以下は、そんな中での数少ない期待のタイトルでっせ。

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 新作とは? と首をかしげたくなるほどいつも通りの須田ゲーですな。とはいえ、他のメーカーでは絶対マネできないセンスの塊なので、今回も応援させてもらいます。誰かが、「オープニングのコミック調の絵で全部作ったらいいのに」と言っていましたが一理あります。それだったらもっと特別感あったでしょうね。

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 〈大王イカ〉スタジオの新作は、8月のリリースが決定。いや〜、待ちました待ちました。新ムービーを見ると、なかなかスピード感があって気持ちよさそうですな。 思い出すのは「風ノ旅ビト」の中盤にあったサーフィンステージ。素晴らしかったのですが、わずかな時間だったので、あれを長々と楽しめるとすれば期待大ですな。

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 PS5が出た頃に発表され、進捗も不明なままだったタイトルが、ついに姿を現しましたな。デモを見て、ゲーム内容よりも気になったのは少女の髪。こんなに長くてボサボサなのはゲームで見たことがありません。一本一本がモデルとして計算されているとすれば、すげえ処理負荷ですな。変なところでカプコンの技術力を見せつけられました。そして、ストーリー中で必ずや髪を整えるイベントがあろうと予想しますな。

 Switch2の抽選は3度にわたってハズれてしまったため、あっしは今後もしばらくはPS5に注目していきます。ほなまた。
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2025年05月26日

ジェイド・レイモンドが新作のリリースを待たず退社


 今秋リリース予定のオンライン強盗ゲーム「Faregames」が、テストバージョンの不評のため、延期となった。
 これからはライブサービスの時代だ、とばかりに近年のソニーはオンラインゲームに力を入れてきた。しかし昨年、「CONCORD」が2週間でサービス終了となる記録的な失敗があった。なので、以降の新作に対して慎重になるのは理解できる。
 この結果を受けてか、「Faregames」の開発元Heaven StudiosのCEOが退職した。名前は、え、ジェイド・レイモンド?

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 ああ、4年前に記事に書いたプロデューサーか! この時の新スタジオがHaven Studiosで、「Faregames」がそのデビュー作だった模様だ。それにしても素早い退社、Stadiaに続いてプロジェクトを未完成で放り出したことになり、なんとも印象が悪い。こういう人に限って、またどこかで華々しく起業したりするんだよなあ。

 冒頭の記事のソースとなる、Bloombergをあたってみたら、記者がジェイソン・シュライアーまたお前か! シリーズ3冊目では、ジェイド・レイモンドを槍玉に挙げるつもりだろうか。楽しみだ。
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2025年05月19日

SNK、「餓狼伝説 City of the Wolves」が売れず社長解任

ゲーム情報!ゲームのはなし: SNKの松原健二氏が代表取締役社長を退任。

 先日、私の担当する学生が、突然SNKに就職したいと言い出した。格闘ゲームを好むようなタイプではなかったので、驚いた。理由を訊くと、給料がいいのだという。調べてみたら、新卒で35万以上。業界最大手に匹敵する水準だ。
 海外に買われたゲーム会社、なんてのはいくつもあるが、SNKは他とは違う。サウジアラビアの皇太子がゲームのファンで、数年前に会社を丸ごと買ってしまったのだ。アラブの石油王は桁違いに太っ腹のようで、給料は上がるわ、社員は増えるわ、ビルは引っ越すわとイケイケである。新作の「餓狼伝説 City of the Wolves」では、クリロナがプレイアブルのキャラとして登場し、MVにはAdoが起用されるなど、驚きのプロモーションが展開された。ただ、外から見ると、会社の規模に見合わないからか、明後日の方向にお金を使っているからか、何から何までうさん臭い。大阪商人たるもの、もっと地に足を付けてセコく金を稼ぐべきではないか。
 結局ゲームは売れず、社長は解任された。発売してまだ1か月、このスピード感はいかにも外資だ。思えばここ数年で、マイクロソフトも、NetEaseも、日本のゲーム企業をあっさり切り捨てた。サウジの皇太子もあまり気が長くなさそうで、SNKを見捨てるまでにどれくらい猶予があるのか心もとない。
 学生には、もうちょっと考えたら、と伝えておこう。
posted by Dr.K at 00:10| Comment(3) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする