幾多の試練を乗り越え、ついにモノリスへ到達。ペイントレス、首を洗って待ちやがれ。
モノリスの内部は、ペイントレスの記憶が具象化しており、遠征隊一行はそれをたどりながら頂上を目指す。ここまでの旅を振り返るようなマップになっており、過去に戦った敵も再登場となる。
最終ステージ近くで、今までのボスと再戦する、というゲームは少なくない。しかし、そういう繰り返しは徒労感の原因になるし、なんだ使いまわしか、とがっかりされる恐れもある。
ところが、「EXPEDITION33」は違った。苦戦し、何度もやり直したあの敵、この敵が、ここでは楽勝になっている。もちろん、レベルが上がり、強いスキルやルミナを持っているせいでもあるが、何より、攻撃を覚えていて回避やパリィができるようになっているのが大きい。プレイがうまくなっている実感が味わえて非常に満足。すべてのボスと再戦するわけではないのが、残念に思えるほどだ。そろそろ終盤なのに、戦闘を飽きずに楽しめるというのは素晴らしい。
このステージで、〈クレール・オブスキュール〉と名付けられた強敵が現れた。特にストーリーデモも用意されていない、ただの敵だっだが、ゲームタイトルと同じ名前にしては扱いが悪すぎる。後で何か因縁が明かされたりは…しそうもないが。

