2025年01月19日

「METAPHOR: RE FANTAZIO」その6 新王誕生

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 長かった〈補習〉を終え、昨年末にどうにかクリア。ボスを倒してはい終わり! とはならず、ずいぶんじっくり後日談が描かれた。長時間つきあってきたゲームにふさわしい演出で、感慨深いものがあった。


 さて、公式では、いつの間にやら人気投票が実施されている。こういうときは、見た目にしろ活躍にしろ、インパクトのあるキャラが有利。なので、ルイが票を集めたのは予想通りだったが、暫定1位がまさかのストロールで驚いた。ええ〜? 物語を引っ張ってくれる参謀タイプの人物で、確かに重要なポジションを担ってはいるが、優等生ながら普通、そんなに人気が出そうには思えない。
 その普通さは、戦闘時の性能にも反映されており、平均的に強くはあるが突出したものがないという理由で、私のプレイではパーティーをはずれることが多かった。それでは最後に、ラスボスを倒した時のメンバーを紹介することにしよう。

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●主人公:プリンス
 主人公は、専用職であるプリンスにし、対ニンゲン特効の〈ロイヤルソード〉を連打する。アクセサリーとして〈合理化の手引書〉を装備しておくと、ジンテーゼのプレス消費が半分になるので、その効率をアップできる。イベントを進めないとこのアクセサリーは買えないので、アロンゾとの交友は重要である。
 一方私は、主人公にメサイアを習得させていた。そこで、継承枠にはデクンダ、ペンパトラ、サマリカームを並べていたが、回復系は他のキャラに任せるべきだったとちょっと後悔している。マリアとのイベントを見ると、主人公に習得させなきゃ、と思っちゃうんだよねえ。

●バジリオ:デストロイヤー
 物理最強のバジリオには、〈狂気の破壊〉で、弱点付与の無限ループを担当してもらう。本来ならロイヤルベルセルクまで育てるべきだが、キャゼリナとのイベントを進め損ねて格闘系の職種を伸ばせず断念。それでも十分な強さだった。アクセサリーは、〈合理化の手引書〉と迷ったが、〈アッシャーの反鏡〉を装備。最終的にこの判断が勝敗を分けた。

●ヒュルケンベルグ:ロイヤルナイト
 ラスボスは、多いプレス数にものを言わせて、強力な全体攻撃を続けざまに放ってくるので、ほっておくとすぐ全滅してしまう。そこで、回避や反射を使って、相手のプレスを余分に減らすことが攻略のカギとなる。
 ロイヤルナイトは、攻撃力こそぱっとしないが、〈オールガード〉や〈オールカウンター〉で相手のプレスを減らせるのが強み。実はそこまで育ち切っておらず、継承枠に〈カウンター〉と〈マジックカウンター〉を入れてごまかした。回復やアイテム使用も、なるべくヒュルケンベルグが行うようにした。

●ジュナ:ロイヤルマスクドダンサー
 全員の攻撃力をアップさせる〈マスカレイドチャージ〉が凄い。体感で倍以上の攻撃力になるので、長期戦でじり貧になりやすいボス戦に特に有効だ。プレス数の都合であまり攻撃できなかった時でも、ラスボスは必ずバフを無効化してくるため、相手のプレスを一つ無駄にできるという効果がある。
 マスクドダンサーなので、アクセサリには〈聖職者の仮面〉を選び、いざという時の回復役と考えていた。しかし、あまりその必要がなかったので、〈合理化の手引書〉にしておいた方が良かったかも。

 最終形態のラスボスは、体力残りわずかまで追い詰めると、いきなりプレス数が増え、最大8回の攻撃をしてくる。このせいで何度も全滅、そのたびにボス戦の最初まで戻されるのがきつかった。クリアしたときも、全滅確実な状況だったのだが、〈アッシャーの反鏡〉の効果でボスの体力が尽き、バジリオだけが立っている状態でエンディングとなった。本当にぎりぎり、もう二度と再現できる気がしない。
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2025年01月15日

未来イカ革命「Splatoon3」 その23

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 Frosty Festで、バンカラ街は一年ぶりの雪景色。
 今回は、久しぶりにN-zap89を使ってみた。これまで、スペシャルのデコイチラシを効果的に使えていなかったのだが、タイムラグを計算して設置場所に突撃することで、優位に立ち回れることがわかった。今さらながら、学ぶことは多い。

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 お題は「もらってうれしいものは?」。勝ったのは〈おくりもの〉。私は〈おもいで〉を選んで敗北となったが、最多得票の〈お金〉陣営よりは上だったので良しとしよう。

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 ああ、なんということか。偽水木先生は〈お金〉を選んでいるではないか。
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2025年01月12日

アドベンチャーゲームの特異点 その1

「アドベンチャーゲームの歴史を振り返る」

 本稿は、これらの続編にあたる。ただし、必ずしも年代順にはならない予定なので、記事名を〈特異点〉と改め、アドベンチャーゲームの歴史に起こった特別な出来事をとり上げていこうと思う。

●やるドラ登場
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「ダブルキャスト」(98)SCE
 「みるドラマから、やるドラマへ」
 〈やるドラ〉とは、全編がアニメーションで表現されたアドベンチャーゲーム。アニメーションはテレビや映画で実績のあるプロダクションI.Gが制作し、ソニーが全力でプロモーションを展開、半年で4作をリリースする大プロジェクトだった。
 一作目となる「ダブルキャスト」は、ショッキングな展開が話題を呼び、30万本以上を売り上げた。

●やるドラの背景
 PS1は、CD-ROMを搭載し、大容量を使えるゲーム機だ。97年には、スクウェアから「ファイナルファンタジーVII」が発売され、大ヒットしている。プレイヤーは、通常時は粗いポリゴンで描かれた等身の低いクラウドを操作するが、ここぞのムービーではフォトリアルなCGのクラウドがファンを魅了した。このように、当時のムービーは価値が高く、ゲームを進めたことのご褒美として機能していた
 ならば、すべてをムービーとし、アニメ会社に制作をまかせれば、これまでにない贅沢なゲームにできるのでは? また、RPGやシミュレーションと違い、プレイヤーの力量を必要としない選択肢ゲームなら、広く一般層がプレイできるのでは? 企画の背景としてはこんなところだろう。

●やるドラの衰退
 オーソドックスな恋愛ものである「季節を抱きしめて」、綾波レイ役で人気絶頂の林原めぐみを起用した「サンパギータ」はともかく、4作目となる「雪割りの花」はわずか3万本と急失速した。私もプレイしたのだが、ドラマとしては評価できるものの、あまりに地味で陰鬱、別のエンディングを見るために繰り返すのが苦しかった記憶がある。
 「ダブルキャスト」の時点では目新しさがあったが、プレイ時間が短く割高に感じたプレイヤーが多かったのだろう。シリーズの固定ファンを作るには至らなかった。

●やるドラの最期
 PS2になってからも、「スキャンダル」(00)、「BLOOD THE LAST VAMPIRE」(00)と、やるドラは続いている。DVDになって、アニメの質も向上したが、人気を回復することはなかった。
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「サーヴィランス」(02)SCE
 監視カメラから情報収集をするゲームで、複数のアニメ映像が同時に流れる凝った作り。やるドラのスタッフが新システムに挑戦した、シリーズの精神的後継作である。ソニーもすっかりあきらめていたのか、プロモーションもほとんど記憶がない。初週1万本以下という惨敗であった。

 では、なぜ人気が失われたのか。それは、「ファイナルファンタジーVII」でありがたがられたムービーデモの価値が急速に下がったことが原因と考える。次回、その流れを検証する。
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2024年12月22日

珍品堂が勧める2024年のゲームベスト3

 今年は、プレイしたゲームの本数が少なかったです。ゲームをプレイしなくなった、わけでは全くなく、100時間越えの超大作が多かったせいですね。来年はもう少し軽いタイトルを数多くプレイするようにしたいと思います。

第3位 METAPHOR: RE FANTAZIO
 いまだに〈補習〉中で、エンディングを見られていません。衆院選やらアメリカ大統領選挙やら、時流に乗ったストーリー性。個性的かつ魅力的なキャラクター。そして何より、組み合わせによって多様な戦略が生まれる戦闘システムが素晴らしかったです。「ペルソナ」と違って学園ものではないのですが、そのせいか海外でも普通に受け入れられている様子なのも面白いですね。

第2位 ユニコーンオーバーロード
 そんなに長いストーリーではないはずなのですが、プレイ時間は100時間を越えました。ユニット編成や作戦設定の試行錯誤が楽しすぎたためです。SRPGは「ファイアーエムブレム」シリーズが決定版となっていますが、まだまだ新規性のあるゲームが可能なんだな、と感心します。ヴァニラウェアにしてはあっさり味のストーリーも気になりません。

第1位 バルダーズ・ゲート3
 昨年末の発売日からプレイしているのですが、結末までに200時間近くかかりました。TRPGの再現とは言え、ストーリーも戦闘も、自由度が異常です。クリアしてから、他の人のプレイ内容を見ると、あまりに自分と違うのでびっくりします。RPGにおいて、これ以上のものは、永久に作ることができないのではないか、と本気で心配になってきます。
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2024年12月12日

「METAPHOR: RE FANTAZIO」その5 最後のダンジョンで補習が始まる

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 貴様はラスボスに挑むにはレベルが低すぎる。よって補習を命じる。

 長きにわたる「メタファー:リファンタジオ」の旅もついに〈恐王星〉を残すのみとなった。要はラストダンジョンなのだが、ここにきて大幅なレベル不足が発覚した。
 「メタファー」は、「ペルソナ」シリーズと同様、カレンダーによる時間制限がある。同じダンジョンに繰り返し挑んでいると、余分に日程が進んでしまうため、できれば要領よく踏破したい。その際にネックとなるのがMPの不足だ。MPは、戦闘で各技や協力技(ジンテーゼ)を使う時に消費するポイントで、困ったことに一晩休む以外で回復手段が乏しい。いちいちザコ敵の相手をしていると、ダンジョン奥のボスにたどりついた時にはMPが尽きている。
 そこで、ザコ敵をやり過ごすことにした。幸い、このゲームはダッシュで敵の脇をすり抜ければ、ほとんどのバトルは回避できる。MPが充分な状態でボスを倒し、余ったMPで近くのザコと少しだけ戦うようにした。これにより、日程に余裕が生まれたが、経験値不足でレベルが上がらず、アーキタイプの上級職もなかなか習得できないという事態に陥った。

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 そして一行は〈恐王星〉にたどり着く。一種のボスラッシュステージで、過去のボス敵を倒したのち、ラスボスと戦うことになるようだ。ザコも強く、とてもクリアできない、と困っていたら、なんと補習が始まった
 〈恐王星〉は、一度足を踏み入れたら町に帰ることができない。しかし、救済措置として、鎧戦車の前にいるニューラスが休憩所兼売店をやってくれる。しかも、ここでの休憩に限って、日程を進めずにMPを回復できるのだ! 〈恐王星〉だけは、時間無制限で何度でもバトルと回復を繰り返せるダンジョンなのである。足りなかったレベルを取り戻し、上級職も育て放題、これを補習と言わずしてなんと言う。
 ただ、ここではもう買えないアイテムも多いので、欲を言えば、地上の段階でこういう場所が欲しかったなあ。
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2024年12月03日

「METAPHOR: RE FANTAZIO」その4 古仙郷に良作の秘密を見た!

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 エルダの古仙郷で、主人公は自らの正体を知る。また、この世界の成り立ちが説明される。多くの謎が明かされるが、それらがストーリー的に面白いだけでなく、システムの理由付けになっていることを評価したい。

 主人公は、仲間に先んじて、数々のアーキタイプを使いこなしてきた。このことを、ゲームの主役だから、で済まさず、その正体によって納得させているのが素晴らしい。そして、各キャラクターにアーキタイプが発現するとき、その背景が古仙郷だったことに気付くのだ。

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 また、このゲームは転移装置でファストトラベルができる。プレイヤーの利便性を思えば必要な機能で、他のゲームでは乗り物やら魔法やら、色々な形で表現されてきた。「メタファー」では、転移装置の初登場時に、てんやわんやのストーリーをじっくり描いて見せる。なぜ主人公だけが装置を動かせるのか? 便利だから、で済ませて良さそうなこの謎も、主人公の正体によってクリアにされるのである。
 ストーリーとシステムとが連携すれば、RPGの物語は説得力を増す。「メタファー」はこの点でも手を抜いていない良作である。
posted by Dr.K at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月26日

MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection: Arcade Classicsで「パニッシャー」

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 開発当時デバッグ担当だったのに、さすがに30年も経つと忘れている。こんな凝ったスタッフロールだったとは。

 「マーベルVSカプコン ファイティングコレクション アーケードクラシックス」(タイトル長すぎ!)、9月に発売済みなのだが、例によって私はパッケージ版を待って購入。本来は「マブカプ」シリーズを目的に買うべきものだが、私のお目当ては初移植となった「パニッシャー」である。6年越しの希望がかなってとても嬉しい。
 「パニッシャー」は、当時の日本では原作の知名度が全くなく、売れなかった。しかし、ゲームとしては「ファイナルファイト」を正統進化させた内容で本当に面白い。今回Switchで約30年ぶりにプレイしたが、今のゲームと比較しても最高の手触りであり、爽快感に満ちている。これが知られずに埋もれているとはマジでもったいない。

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 個人的な思い出があるのがこのステージ。背景でドブネズミがうろうろしているのだが、デバッグ中にそれが時々消えていることに気が付いた。不具合だと思って報告したのだが、「あ〜、それはキャラクター表示量オーバーだね。プレイヤーや敵など、重要なものが消えないならほっといて」とのことだった。そんなことも分からないくらい、当時の私はゲームの素人だったのだ。なお、デバッグの録画はVHSテープで行われていた。

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 今見てもアホみたいにでかいキングピン。これを投げられるのだから笑ってしまう。当時はお金がかかって大変だったかもしれないが、このバージョンならいくらでもコンティニューできる。皆もキングピンを投げつけよう!

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2024年11月21日

「ウマ娘」3.75周年 走れ!メカウマ娘

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 「走れ!メカウマ娘」をようやくプレイした。
 新シナリオ公開の報を聞き、探したのだが見つからない。突飛なタイトルだったので、てっきり期間限定のストーリーイベントだと思い込んでしまったのだ。実際は新規の育成シナリオで、今後ずっとプレイできる。
 たまたまガチャで当たったケイエスミラクルでプレイしたのだが、二つの医療ドラマが並走するような形になって、妙な相乗効果を味わった。

uma372.jpg 「走れ!メカウマ娘」では、通常のシナリオの合間に、メカウマ娘を育成・カスタマイズすることになる。複雑怪奇なUIにたじろぐが、クリアを目指すだけなら適当でOK。
 演出面に異様に力が入っている。見慣れたトレーニング画面の後ろでメカウマ娘がちょろちょろと動いており、かわいいようなうっとうしいような。ストーリー上でバージョンアップするとちゃんとデザインが変わるのも驚きだ。
 メカウマ娘は、シュガーライツ博士の「もう一度走りたい」という夢を叶えるために開発された。であれば、これだけモーションも作りこまれていることだし、最後くらいライバルとしてレースに出てきても良かったのではないか。量産されて生身のウマ娘を脅かす、なんてSF展開は困るけれど。
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2024年11月17日

「METAPHOR: RE FANTAZIO」その3 何はなくともジンテーゼ

 「メタファー:リファンタジオ」の戦闘はシビアだ(二回目)。
 主人公たち一行は、アーキタイプを装備して戦う。アーキタイプとは職種のようなもので、ひとたび能力を獲得すれば、すべてのメンバーに装備させることができる。敵の性質に応じて、職種の組み合わせを考え、バトルを優位に導かねばならない。

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 だが、そんなのはほんの序の口。職種は、それ単独ではさほど強い技を持たない。ジンテーゼと呼ばれる、協力技を使って初めて、強力な敵と肩を並べることができるのだ。各ジンテーゼは、特定の職種の組み合わせにより使用可能となる。使いたいジンテーゼを狙って、パズルのようにパーティーを編成することになり、楽しくも時間のかかる作業となる。こんなにいつでもパーティーを組み替えられるゲームは珍しいな、と思ったが、それだけ試行錯誤の必要なゲームだったというわけである。

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 特に厳しかったのが氷のソグネ。名前を見た瞬間、弱点は火属性とわかるのだが、初手で魔法をブロックするバリアをかけてくる。ならばと、物理系のジンテーゼで戦おうとしたが、前衛にキャラを置くとダメージが大きく、どうにも負けてしまう。やり直しは数十回に及んだ。
 あまりに勝てないので攻略サイトを見たところ、とんでもない勘違いをしていた。ゲームも終盤なので、私はこのバリアは消せないものと思い込んでいた。実際は、一度ブロックされたらバリアは消え、以降は普通に魔法が通るのだった。火属性の技を持つ職種を集め、魔法を連発してようやく勝利した。

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 とにかく戦闘が厳しいため、時々挟まれる観光イベントは本当に救いになっている。もうちょっと適当にプレイできるゲームと思っていたのに想定外だった。
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2024年11月07日

「METAPHOR: RE FANTAZIO」その2 Retryは神機能

 「メタファー:リファンタジオ」の戦闘はシビアだ。序盤のダンジョンからザコ相手でもボコボコにされる。

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 私は初耳なのだが、プレスターンバトルというらしい。
 原則としては、自分のターンでパーティーの人数分、行動することができる。ところが、弱点属性を突いたり、クリティカルを決めたりすると行動回数が増える。うまく行けば「ずっと俺のターン」である。
 一方、このルールは敵側にも適用される。弱点を取られようものなら、強力な攻撃が何度も続き、たちどころに窮地に陥る。さらに、特定属性の無効化・反射・吸収といった厄介な特技を持っている敵がわりと多く、初見殺しもいいところである。

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 この苦戦は、制作側の想定通りらしい。図の左下、行動選択の中に、「戦闘をやり直す」という項目があり、これを選ぶと一瞬で戦闘開始時に巻き戻る。ミスしたらやり直し、敵の弱点がわかったらやり直し、といったプレイが織り込み済みなのだ。どんなRPGでも試行錯誤はあると思うが、「メタファー」はこの機能のおかげでテンポが違う。素晴らしい機能なので、他のゲームも真似してもらいたい

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 厳しい戦闘の箸休め、というわけでもないだろうが、旅の途中、単に良い景色を眺めるだけのイベントが設けられている。異世界の名所はなかなかユニークだ。
posted by Dr.K at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする