2015年12月31日

2015年のブログ

 恒例の人気記事まとめ。今年は、1月6日に最大のアクセス数を記録しているのですが、気づくのが遅くて原因がわからないままです、無念。

●「アイドルマスター シンデレラガールズ」
 第1話(1/12) 第7話(2/24) 第22話(9/12)
 あんなゲームどうやってアニメにするんだ、と思っていたところへ、武内プロデューサー初登場の衝撃。以降、最終回までしっかり楽しませていただきました。ぬるくない筋運びには一部で批判もありましたが、私はアニメならではの創意として強く支持を表明するものです。

●どうする小島監督?
 サイレントヒルズ中止(4/28) デル・トロ監督(5/17) 桃鉄終了宣言(6/7)
 FucKonami! コンシューマをばっさり切り捨てていくコナミの姿勢に、ユーザーもどん引きの一年でした。小島監督は、12月に開発会社コジマプロダクションを設立し独立を果たしましたが、「メタルギア」をはじめとするIPはコナミ側にあり、今後どうなるかまだ目を離せません。

JRPG終了宣言。イメージエポック倒産(5/14)
 「プロ野球戦力外通告」を、年末恒例の特番にしようとした奴は、間違いなく天才にして悪魔だと思います。ゲーム業界では、今年はイメージエポック、AppBankGames、ウインキーソフトといった会社がそれぞれの事情で消滅しました。

世界イカ革命「Splatoon」 その2(5/31)
 今読み返すと、何を冷静に分析してるんだ、と思いますが、これ以降ずっぽりハマり、一プレイヤーとしての客観性のない文章にシフトしていきます(笑) 下手でも下手なりに楽しみ続けられるというのは、オンライン対戦ゲームとしては実に稀有な事です。

●「四八(仮)」ヒロイン決定戦
 その1(2008/1/11) その2(1/22) その3(1/25) その4(1/27)
 私はこのゲームを発売日に買い、あまりのクソゲーぶりに驚愕し、勢い余って隅々までプレイしてしまいました。その記録が、なぜか今年の秋になってアクセスを集めました。どこかの誰かが伝説のクソゲーとして話題にでもしたんでしょうか。

 最近はコメントがあまりないのがちょっと寂しいですが、どうやら他人のブログにコメントする、という習慣が廃れていっているようです。それでは皆様、よいお年を。

posted by Dr.K at 19:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 2015の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月31日

世界イカ革命「Splatoon」 その2

 全国のショップでイカ、完売。一方で、なあに、名作FPS、TPSに比べればどうということはないぜ、と冷やかな視線のベテランシューター諸氏も多いようだ。

 「スプラトゥーン」のターゲットは誰か。任天堂の広報は、いつもの通り、「どなたでも楽しめます」で済ますのだろう。これを、ゲームに慣れたシューターのプレイを横で見ているしかできないようなプレイヤー、と予想すると、本作の仕組みが次々に腑に落ちる。

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posted by Dr.K at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月14日

JRPG終了宣言。イメージエポック倒産

 イメージエポックが倒産した。
 3月に、自社販売の予定だった「ステラグロウ」がセガからの販売に変更。4月には同社のサイトが消滅するなど、様々な前兆があったので、やっぱりか、という感じだ。
 この会社は、「ルミナスアーク」「セブンスドラゴン」などで、一定の支持を集めたが、やはり印象に残っているのはJRPG宣言。自社パブリッシュの開始を派手に打ち上げ、御影社長がまるでレベルファイブの日野社長のように見えたものだ。「最後の約束の物語」「ブラックロックシューター」の発表にもうなった。私が学生だったらきっと買っただろう、と思える見事な中二っぷりは、コアな層から根強く支持されそうだった。
 残念ながら現実は甘くなく、ネタの引きだけは強かったものの、RPGとしては、ユーザーの期待に応えるだけの作り込みがなかった。瞬時の快感で満足できるアクションゲームなどと違い、RPGでは、日本ファルコムやアトラスのようにこだわりの職人技を惜しげもなくつぎ込まないと、評価がもらえない。安く早く作ることを公言していたイメージエポックの姿勢では土台無理なのだ。「トキトワ」の薄っぺらさはその最たるもので、業界での開発会社としての信頼も徐々に失われていったようだ。
 某転職サイトに、

2012年頃からプロジェクトが終了する度に人がやめていった。数本同時に開発ラインが動いていたが、2014年には、社内開発ラインか2本→1本となっていった。JRPG宣言やら上場と言っていた面影はなくなってしまった。もともと、外部から転職してきた人がノウハウをもっていたが、優秀な人はさっさと転職し、開発能力が著しく下がってしまった。

などという元社員の生々しい証言が残っていて笑えない。
 最近は和製RPGで良いニュースが少ない。「テイルズ」の新作は不評、「ブレイブリーセカンド」や「ゼノブレイドクロス」も売れていない。かつてRPGを遊んでいたプレイヤーは、長くじっくりプレイする環境を失って、スマホに流れている。この倒産もまた、そうした動きの一端のように思える。
 最後に余談。これは完全にとばっちり。かなわんなあ。

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2015年04月28日

「サイレントヒルズ」開発中止。どうする小島監督?

ゲーム攻略のまるはし:

 小島プロダクション解散の報からひと月、コナミが次の一手を打ってきた。開発中止はがっかりだが、それ以上に、情報が伝わるまでの流れが胸糞悪い。経緯は以下の通り。

@「P.T.」の配信終了がアナウンスされる
 「P.T.」は、昨夏に無料配信された短編ホラーゲームで、謎に満ちた内容と鮮烈な恐怖で話題になった。クリアすると、「小島秀夫」「ギレルモ・デル・トロ」「ノーマン・リーダス」「サイレントヒルズ」のテロップが出る。小島プロダクションによる「サイレントヒル」の新作が開発中、という手の込んだ予告だった。有名映画監督や俳優とのコラボレーションは、大いに期待を集めた。
 ところが、そのゲームが突然配信終了となった。解散した小島プロダクションの名が入っていたのがまずかったのだろうか。だが、広告のためのゲームなのだから、発売直前までは配信し続けたほうがいいに決まっている。ユーザーは不穏な空気を感じ取った。
 ↓
Aデル・トロ監督が開発中止を示唆
 一方、サンフランシスコ映画祭に出席していたギレルモ・デル・トロは、記者のインタビューに答えて、このプロジェクトがキャンセルになったことを明らかにした。
 ↓
Bノーマン・リーダスがtwitterでユーザーへの謝罪コメント
 「本当に楽しみにしてたからマジでがっかりだよ。再開するのを願ってる。みんなすまない。」
 ↓
Cコナミから公式発表
 発表したくなかったのに、情報が漏れて騒然となってしまったので、渋々認めたような形に。ここで腹立たしいのは、この発表は海外の情報サイトの取材に答えたもので、日本語での公式発表はいまだに全くないこと。国内ファンを軽んじているように思えてならない。

 今回のことで、コナミは本当にコンシューマ部門を縮小するのだな、と実感した。小島秀夫は、役職を失い、チームを失い、プロジェクトをも失ったことになる。いや、実は順序は逆で、小島が辞めることになったので、これらの事態が引き起こされたのかもしれない。何にせよ、世界に通用する数少ないゲームが開発中止になったことは事実であり、残念としか言いようがない。

posted by Dr.K at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月12日

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第1話

 大ヒットソーシャルゲームのアニメがついに放送開始。プレイヤーの一人だが、恐る恐る録画した。まず、女の子がキャッキャウフフしてるだけのアニメになったら目も当てられん。かと言って、チャラいプロデューサーが主役のハーレムものになるのも嫌だ。
 ところが実際に観てびっくり。

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地味で無口で強面のオッサン。誰も想像しなかった、不審者一歩手前のプロデューサーがそこにいた。これは面白い。アイドルよりこいつの行く末が気になってしまう。
 第1話は、島村卯月と渋谷凜だけを丁寧に描き、ゲームを知らない視聴者に配慮。これがドラマだ、と言わんばかりの直球のストーリーが展開した。
 メンバーがそろわないので、卯月は毎日、「今日は何をしたら?」「レッスンをお願いします」というやり取りを繰り返す。これが、ゲームで淡々と「お仕事」ボタンを押し続けるのを、再現しつつ批判しているように感じた(笑)
 意外に骨のある内容になりそうで、今後に期待が高まった。

posted by Dr.K at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

「四八(仮)」ヒロイン決定戦 その3

 「四八(仮)」の中で、最大の数とボリュームを誇るのが東京シナリオ。ところが、そのほとんどがファミ通編集部を舞台にしたチンケなシナリオで、編集者が多数実写で出演してはつまらないギャグをかまし、一体誰のためのゲームなのか激しく問いつめたい迷走ぶり。
 しかし、その中に絶世の美女がいるとなれば話は別
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2位 大蔵詠美
 まず、彼女がファミ通PS編集部に実在するのかが大問題だ。編集長以下数名が実在スタッフであることから、彼女もまたそうである可能性が高いのだが、だとすればなんという奇跡の美人編集者。
 ゲームの設定上では、吉池マリアの方が美人編集者ということで通っているのだが、全くもって同意できない。

Jfnzq4mh  彼女が登場するのは東京「犯人は誰だ!」。まんじゅう盗難事件を追うというくっだらねぇストーリーであり、何より彼女の扱いがひどい。妄想に取り憑かれた電波キャラとして登場し、近づけばバッドエンドしか待っていない。スンバラリア星人を恐れず、カツカレーを信じた者のみがこのシナリオを解くことが出来るのだ。訳わからんわ!

posted by Dr.K at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 2015の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする