2019年06月15日

BitSummit 7 Spirits その2

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 私がこのイベントを好きなのは、他ではお目にかかれない珍奇なタイトルと出会えるからです。ただ、最近はインディーズゲームも認知されてきており、市場性をにらんだ完成度の高いプロダクトが増えているように感じます。
 それでは以下、当ブログが応援したい珍奇なタイトルです。

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posted by Dr.K at 13:26| Comment(0) | 講師の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月09日

BitSummit 7 Spirits その1

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 京都で毎年開かれるゲームショー、BitSummit。今年も行けたのはいいのですが、会場での業務を命じられており、あまり気楽に回ることができなかったのが残念でした。

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2019年06月08日

「どろろ」第十九話 天邪鬼の巻

 突然のコメディ展開に目を白黒。原作にはないオリジナルエピソードである。

 ところがところが、こんな話に限って手塚っぽい演出が多用されていた。
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 この回限りの登場となるおこわ。いかにも今どきのアニメ、といった感じの娘なのだが、ひょっとこの説明をするこの顔は、ピノ子直伝のアッチョンブリケ。

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 百鬼丸は旅をやめておこわと結婚するなどと言い出す。大ショックのどろろの周りには、ヒョウタンツギやらオムカエデゴンスやらが飛び交う。

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 ついには怒りのあまり自らがヒョウタンツギと化す。
 ネットでは、なんか変なキャラなどと言われていたが、手塚ファンでもない若者ならそういう反応でもいたしかたない。令和になってこれらのキャラを見られるとは思わなかったなあ。

 現在、物語はクライマックスへ向けて重苦しい展開が続いており、この時の息抜きは貴重だったのだな、と実感しているところだ。
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2019年06月01日

「DAYS GONE」終末ツーリング日誌 その1

 最近は、ゾンビサバイバルオープンワールドの「デイズゴーン」をこつこつプレイしている。

 面白いことは面白いが、PVを見て予想したのとはずいぶん違うゲームだ。
 主人公のディーコンは、この終末世界を生き抜くバイク乗り。アメリカの映画でよく見るタイプのおっさんだ。

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 上は、「マッド・マックス 怒りのデスロード」。この映画のバイカーたちは殺る気満々だ。ジョーの軍団と戦うぜ、ウォ〜!
 ところが、ディーコンときたらぜんぜん覇気がない。よく晴れた田舎道を、コープランドのインチキラジオに悪態をつきながら走っていると、なんだかとてものどかなのだ。
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気分はすっかり「イージー・ライダー」になっている。

 時には、野党の連中が道路にトラップをはって待ち構えている。これにかかったとき、ディーコンの殺意はMAXになる。ゾンビ相手の比ではない。なぜなら、バイクを修理しなければならなくなるからである。
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 修理したり、ガソリンを注いだり、手間をかけながら旅を続けていると、バイクに乗らない私でもなんだか愛着がわいてくる。友も恋人もバイクと共にあり、全編がバイク愛に満ちたこだわりのゲームだ。
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2019年05月27日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その22

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 今年も全く勝てる見込みのないオリックスに業を煮やしながら、パ・リーグに票を投じる。

 先日のフェスのミステリーゾーンは、とてもエキサイティングだった。撃つとはじけるギミックの「コロガリウム」がステージのそこかしこに置かれており、それらがパンパン飛び交う。味方に吹っ飛ばされることもザラにあり、予測不能の戦いが展開された。
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 私は、新武器のN-ZAP83で参戦。本体が連射力で塗りまくる性能なのに加え、密かに陣地を広げられるスプリンクラー、しばらく居座って敵陣を塗るアメフラシと、極端に塗り特化の組み合わせ。はまればとんでもない爆発力を発揮する。敵を倒す方はてんでダメなんだけどね。
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2019年05月26日

甲鉄城のカバネリ 海門決戦

 TVシリーズのその後を描いた、中編アニメ映画。素晴らしい。シリーズのファンに対して、満額回答いただきました!

 生駒以下、主だった人物が全滅しかねない緊張感はなりを潜め、アクションとラブコメ要素が突出した、陽性の作品に生まれ変わり、それが成功しています。
 まず、ヒロインの無名が元気なのが嬉しい。TVシリーズでは、終盤、囚われのお姫様ポジションとなってしまって活躍の場がなかったのですが、「海門決戦」では大活躍。二丁拳銃だった装備が、片手撃ちのショットガンに変更され、豪快なバトルが見られます。また、もう一つの柱となるのが生駒との恋愛エピソード。兄様の呪縛を解かれ、すっかり少女の表情になっているのが新鮮です。
 カバネとの戦いも、映画用にスケールアップしているのですが、これまでの旅で甲鉄城の面々が手練れになっており、負けそうなどとはほとんど思いません。安心して(笑)戦いに身をゆだねることができます。鉄道を活用したアクションも健在です。

 ラストシーンからエンドロールへの流れが完璧なのですが、なんとインド映画のような踊りです。故郷を奪還するまでには、さらなる苦難や犠牲が避けられないでしょう。だからこそ、一瞬の平和を謳歌しているように感じられました。

アクション 9
ラブコメ 9
物語の核心 2
個人的総合 9
posted by Dr.K at 19:33| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

驚きのシーズンパス発売開始! 「テトリス99」

 テトリスでバトルロワイヤルという驚嘆すべき発想の神ゲー、「テトリス99」。ただ今開催中のイベントでは、ゲームボーイ版テトリスの発売30周年を祝して、ゲームボーイ仕様の見た目になっている。さらに、BGMや効果音も変わっており、予想以上にいい雰囲気だ。
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 このゲームは2月に配信開始され、Switch Onlineへの加入を条件に無料で遊べたのだが、今月になって有料コンテンツの販売が開始された。何しろテトリスなので、ガチャも要らないし、ステージも追加できそうにない。いったい何を売ろうというのか。
 何と、オフラインで遊べるCPUバトルモードと、一人で遊ぶマラソンモードを売るのだという。オンラインが無料で、オフラインのゲームモードが有料なんて、他のゲームと逆じゃないか。こんなの今さら売れるのか?
 多分売れるのである。オンラインのプレイヤーもそろそろ極まってきて、偶然に1位を獲ることが難しくなってきている。CPU相手でもいいので、1位を経験してみたい、というザコプレイヤーはかなりいるはず。こんなところにビジネスチャンスがあったのか、と感心する。
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2019年05月18日

「どろろ」第十六話 しらぬいの巻・第十八話 無常岬の巻

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 お待ちかね、しらぬいの登場だ。50年前のアニメでは、この話は含まれなかったため、なんと初の映像化となる。原作をうまくアレンジした造形が秀逸だ。なお、マンガでは隻腕ではない。

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 山や森で化け物退治をすることが多い「どろろ」で、海を舞台にした今回は異色のストーリー。巨大な人食い鮫となれば、どうしても「ジョーズ」が思い浮かぶが、実はマンガの「どろろ」の方が先。上陸して人間を襲う、というB級サメ映画のような展開もこの時点でやっており、手塚の発想の先見性に感心させられる。どろろが鮫の鼻先に立つという無謀すぎる作戦も、原作の通りにアニメ化されて嬉しい。

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 裸にひん剥くなんてひどい! という感想が見られたこの場面も、構図も含めて原作通り。
 しかしながら、ストーリーはかなり変えている。マンガでは、岬に攻めてくる侍たちはモブに過ぎなかったが、アニメでは多宝丸一行となり、より重要な戦いとなった。そのとばっちりで、しらぬいが直接百鬼丸と剣を交える機会がなくなり、印象的だった水葬シーンもないのは残念だ。
 そして最大の変更は、お宝。マンガでは、宝はすでに移されており、もぬけの殻だった。背中の地図は無意味だったという結末は、連載が打ち切られたこともあって、さらに虚無的な印象を強めた。ところがアニメでは、財宝が発見される。これは物語の終わり方に大きく関わってくるかもしれない。国に対抗するために使われるのか、それとも国を立て直す元手になるのか。

 …などとまじめに考えていたら、次回予告がギャグ回でどっちらけ。だがちょっと待て。このBGMはほげたら節のリスペクトではないのか。全く油断も隙もないアニメだ。
posted by Dr.K at 13:57| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

バースデー・ワンダーランド

 5月1日、連休の真っただ中かつ映画の日、劇場は「アベンジャーズ」も「名探偵コナン」も「クレヨンしんちゃん」も満席です。ところが「バースデー・ワンダーランド」はガラ空き。いやあ、売れてないですねえ。かつて「クレヨンしんちゃん」を監督した原恵一は、この現状をどう見ているんでしょうか。

 「クレしん」のせいで、ファミリー層に強い王道の作家と誤解されがちですが、原恵一はアニメ監督としては特異な人です。どんな題材でも、どんな絵柄になろうとも、生活感や現実感が生々しく表現されるのです。「河童のクゥと夏休み」「カラフル」「百日紅」、いずれの映画にもこの特徴ははっきり出ていました。
 そんな原監督が、生活感や現実感とは最も遠い、ファンタジー世界の冒険を描くのが「バースデー・ワンダーランド」です。

 主人公のアカネは、学校をズル休みしています。その原因となるエピソードが、回想シーンで描かれるのですが、ランドセルを背負っているのにびっくり。大人びたタッチで小学生に見えません。一般的なアニメのように、幼い子が幼くデフォルメされていないのです。アニメを見慣れている人ほど、違和感を感じる絵といえるでしょう。実際の小学生高学年はかなり大人びた子もいますから、ある意味リアルな表現と言えます。
 アカネと叔母のチィは、地下室から異世界へ旅立ちます。美しいファンタジーの世界ですが、現実を下敷きにした描写が目立ちます。咲き乱れる花はケイトウです。おいしい食事は栗のスープでした。砂嵐は実写映画のマッド・マックスのようです。水中のシーンでは、架空の生物は登場せず錦鯉に乗りました。
 そして、忘れちゃいけない猫の関所。「猫の恩返し」を思い出す場面ですが、こちらの方がずっと猫の性質をリアルに描いており、猫好きに媚びるかわいさがありません。
 以上のように、リアリティ重視の世界描写は、錬金術や魔法が存在する荒唐無稽なストーリーとは変にずれて感じられます。緊張感がなく、自由過ぎるチィは面白いキャラですが、これも世界の危機に直面しているストーリーとはちぐはぐです。止めに、アカネの母がどうやらかつての〈緑の風の女神〉らしいとわかるのですが、その事で驚かせたり感動させたりしません。型にはまった演出を嫌う原監督らしいのですが、エンターテインメントとしてはひねくれすぎていると思います。

 アカネの家は、母の手で見事にガーデニングされたお屋敷です。また、叔母のチィは、若いのに自分の店を持ち、謎のアイテムに囲まれています。裕福だなあ、では済ませられない浮世離れした人たちですが、このようなファンタジーに片足を突っ込んだ人たちだから、異世界から呼ばれたのかもしれませんね。

風景のリアル 8
食事のリアル 7
物語のリアル 2
個人的総合 6

posted by Dr.K at 00:28| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

心ガ叫ビタガッテルンダ 「NieR Automata」その5

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 このゲームには、ポッドというお供が付いてくる。ナビゲーションや通信、射撃に必殺技と、それなりに大事な役割なのだが、印象はあまり良くなかった。カメラの角度によっては視界の邪魔になるし、時折挿入されるポッド同士の会話もつまらない。
 しかし、Eエンドを観た今、ポッドたちには感謝しかない。彼らのおかげで、救いのある結末がもたらされたからだ。

警告:以下の記事はネタバレを含む
推奨:クリア後の閲覧

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posted by Dr.K at 16:24| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする