2017年06月18日

「Horizon Zero Dawn」その3 工場見学

 このゲームの敵は、多種多様な機械獣。ゾイドをリアルにしたみたいで、いちいちかっこいい。やがて疑問がわいてくる。こいつらどこから来て、どうやって増えているんだろう。

 答えはきちんと用意されていた。機械炉と呼ばれる施設へ行けばよい。
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 山の中に忽然と未来的な構造物が出現する。もうこの外見だけでわくわくするが、中に入るとさらに素晴らしい。
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 壁面をびっしり埋めつくす機械機械また機械。これまで大自然を駆け回ってきたのに、突然のこの景色はインパクトが大きい。機械獣の生産ラインらしきものもあり、探索ではなく工場見学の趣である。ゲームなので、ここでも敵と戦わねばならないが、できればのんびり見物したいくらいだ。
 機械炉をクリアすると、オーバーライドという機能で、特定の種類の機械獣を味方につけることができる。乗ることが出来たり、敵にけしかけることができたりして面白い。機械炉のボス敵は凶悪だが、乗り越えるだけの価値はある。
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2017年06月17日

E3 2017 注目すべき新作

 今年から一般客も入れたらしいE3。メジャー作品の発表については、すでにそこかしこで話題になっているかと思いますので、ここでは個人的な注目作を挙げておきます。

 開発のえーでるわいすは、元プロによる同人サークル。前作「アスタブリード」は、PS4の初期ラインアップとして脚光を浴びましたが、今回はマーベラスの手ではじめから世界市場へ。まさかのE3出展となりました。アクション性と趣味性が高いレベルで両立しており、この作者の集大成的な一本という印象をうけました。水面シェーダーやべえな。完成に期待しています。

 ヴァニラウェアの新作は、今年も映像のみの出展。一見、英語に翻訳しただけのように見えますが、よ〜く見ると新映像が混ざっています。ゆっくりですが進んでいます。気長に待ちましょう。

 予想外の良作だった「ライフ イズ ストレンジ」。この新作は、クロエを主役とした前日譚のようです。マックスがいないとなると、最大の特徴だった〈時間巻き戻し〉ができないことになりますが、果たしてどんなゲームになるのでしょう、気になります! もっと気になるのは、リンク先にある通り、国内発売が見送られる可能性があることです。そんな、ひどい…

 ちょうど今プレイ中の「Horizon Zero Dawn」に、DLCが発表されました。予定になかったのでちょっとしたサプライズです。クリアして売っちゃった人、けっこういるんじゃないかな。ムービーからは規模感が伝わらないので、価格はどれくらいになるのか、気になります! もちろん日本でも出ますよね?
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2017年06月15日

「Horizon Zero Dawn」その2 自分で見つけろ

 アーロイは異端者なので、ノラ族の者は口をきくことを許されない。ゆえに、たまに人を見かけても無視されたり、そっけない会話しかない。ひょっとしてモブのセリフを作る工数を節約してんのか? などと邪推したがどうやら違った。部族の試練を終え、義勇兵に昇格すると、普通に会話できるようになる。
 以降、集落の外へ出ることを許され、いよいよオープンワールドの真価が発揮される…のだが、アーロイが真価を発揮してなかった。
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 アーロイを強くする様々なメニュー。スキルの選択。武器の改造。素材の活用。何一つさわっていなかったのだ。このゲーム、狩りやステルスといったアクションについては、師匠が丁寧に教えてくれるが、強化システムについてはほとんど放置なのだ。似たシステムのゲームいっぱいあるでしょ、という理由なのか、それとも、生き残り方は自分で見つけろ、という荒野のサバイバル的な作風なのか、どちらとも判断がつきかねる。

 そういえば、ウェアラブルコンピュータのフォーカスも、よく使うのを忘れる。下の画像のミッション、警報探すの気が付かず、普通に全滅させてしまった。このアーロイやっぱり野蛮。
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2017年06月11日

「銃夢 火星戦記」4巻

gks4.jpg なんだ、この表紙の幼女だけかわいいグロ漫画は!

 …などと怒る素人だと思ったか。
 予想は当たった。悪役ムスターの背景はどんどん広がり、ついにはその過去へさかのぼった。作者の筆がのっている証拠である。木城ゆきとは破滅型の悪役を描かせたら絶品で、それはもはや愛といっていい。
 一方、今回ガリィの出番はほとんどない。主役抜きの方が面白いってどうなのよ。このペースだと、現代に話が戻るのはかなり先と思われ、対エーリカの決着が見られるのに何年かかるかわからない有様。
 無印「銃夢」では、無理矢理ながらハッピーエンドに収束させた。「Last Order」では、バトルマンガの結末として、ボス敵を倒させた。では「火星戦記」は? ここに至って、悪が勝つピカレスクエンドもあり得るような気がしてきた。
posted by Dr.K at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

「Horizon Zero Dawn」その1 いきなり強敵

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 赤ん坊時代から始まるオープニングに、並々ならぬ気合を感じる「ホライゾン ゼロ・ドーン」。今さらながらプレイ開始である。主人公のアーロイは、母親が不明な異端者として、部族から遠ざけられて育つ。幼少期に、文明人の遺跡からウェアラブルコンピューターを見つけ、異能の狩人となる。
 成長したアーロイは、育ての親であり師であるロストから、機械獣を狩る方法を学ぶ。ここからがようやく本格的なゲームとなるのだが、予想をはるかに上回る難しさ!
 草むらに隠れて弓で戦うのが基本となるのだが、機械獣は装甲が固く、ただ打ったのでは大してダメージにならない。弱点を射貫く正確さが必要だ。そして、敵に見つかったら絶体絶命。3回ほど攻撃を食らうとゲームオーバーだ。
 特に厳しかったのがソートゥース戦。虎のような巨体で、見つかったら逃げられない強敵である。直前にトラップキャスターという足止め兵器を得るので、さっそく使ってみるのだが、引き際がよくわからず、怒り狂った敵にやられてお陀仏。何十回かの失敗の後、ヤケになって隠れるのをやめ、近接攻撃で特攻したら偶然勝てた。
 それ以降、弓が苦手で、槍ばかり振り回す野蛮なアーロイになってしまった。「アンチャーテッド」でも、銃より殴りでプレイしていたので全く進歩がない。果たしてクリアできるのか? とても心配である。
posted by Dr.K at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月04日

「進撃の巨人」35 子供達

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 えっえっ、何これ?
 予想しなかったタイミングで、単行本未収録の最新のエピソードが使われて驚いた。ユミルの生い立ちをここに突っ込んだか、うまい! ユミルとクリスタがクローズアップされ過ぎて、エレンもミカサもすっかり影がうすい(笑)
 この回想、初見の人にとっては超展開ギリギリの内容となるため、話を追うだけでせいいっぱいだったかもしれない。一方、原作既読組は、謎解きの数々が背景で明かされているため、すべてを明かす話のときどのような見せ方をするのか、気になって仕方ない。しかも今期でそこまで話を進めるのは到底無理。ここはもう何としても3期4期と続けていただかねば。

 原作通りの順番で展開するという原則は今回で破られた。残りの回、アニメの視聴がますます楽しみになってきた。
posted by Dr.K at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

自由すぎるゼルダ 「ブレス オブ ザ ワイルド」その6

 いったんエンディングを見てから2週間以上。こんなにみっちりプレイすることになるとは思いませんでした。
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 一応クリアしたので、情報解禁ということで(笑)、ネットで攻略記事などを見てみました。
 するとなんと、真のエンディングという奴があるらしい。ぜひ見届けねば、とプレイを続行しました。ついでに、未プレイの祠やミニチャレンジもぽつぽつ拾っていくことにしました。

(以下にネタバレを含みますので念のため)

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posted by Dr.K at 23:20| Comment(2) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

ライオン 25年目のただいま その2

 迷子になったサルーは、施設に保護されるが、その環境は劣悪。オーストラリアに住む裕福な夫婦、ジョンとスーに養子としてひきとられることで、どうにか無事に育つこととなる。観客は、サルーの危険に満ちた足跡を観ているので、ああよかった、という感想が先に立つが、一つ重大な謎が残る。
 夫婦はなぜ養子をとったのか。
 この夫婦は、サルーを迎えた一年後、さらにマントッシュを養子にする。マントッシュは虐待のトラウマを抱えており、ジョンとスーを大いに困らせる。サルーとマントッシュの仲もまた、うまくはいかない。
 単に子供が欲しいのであれば、わざわざインドから、訳ありの子供を預かる必要などない。

(以下に、物語の核心となるネタバレを含む)

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posted by Dr.K at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

ライオン 25年目のただいま その1

 通称「3月じゃないライオン」。
 インドに生まれ、5歳で迷子になった少年サルーが、養子としてオーストラリアで育てられ、25年後、Google earthで自分の生家を見つけたという実話を基にしている。大人になったサルーを演じるのはデヴ・パテル。「スラムドッグ・ミリオネア」のあの青年が、すっかりオッサンになっており感慨深い。
 ストーリーについては、上記の通り実話であり、「奇跡体験!アンビリーバボー」で観たという人もいるだろう。事の顛末を知りたいならそれで十分。しかし、そこはアカデミー賞ノミネート作品、映画ならではの表現が非常に優れている

 例えば眠るという表現。5歳のサルーは回送列車に入り込んで眠ってしまい、列車が動き出して知らない土地へ行ってしまう。眠りは、迷子となった直接の原因だ。そして、放浪の間、見知らぬ場所で眠るというのは非常に危険、かつ不安なことだ。この映画では、眠りのたびに暗転が印象的に使われ、シーンが断絶する。サルーの不安を観客が共有するような気持になる。オーストラリアで、安全な暮らしをするようになっても、眠りに関してのこの演出は続く。故郷がわからないサルーは、いつまでも迷子なのだ
 次に、帰るという場面。5歳のサルーは、迷子になった後、家に帰る場面を夢想する。多くの映画では、回想や夢想はそうとわかるように映像に加工が施されている。しかし「ライオン」はそうなっておらず、一瞬本当に帰れたのかと思ってしまう。その時の強い印象が、後で生きる。長じたサルーがGoogleでついに手掛かりを見つける場面がそれだ。地図をたどっていくPCの画面と、幼いサルーが帰る映像とが、交互に映される。わかっていても感動してしまう。

 子供のサルーが無事に生き延びたのも奇跡なら、25年後に生家を見つけたのもまた奇跡。映画のご都合主義は嫌われるが、インドのファンタジックな映像を見せられると、なんだか納得してしまう。映像に説得され、映像に感動させられる、本物の映画だ。

映像美 8
子役演技力 10
養子の理由 10
個人的総合 9
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2017年05月28日

ドラマ「ツバキ文具店」がとても良い

 「ツバキ文具店」は、NHKのドラマ。鎌倉の古風な文具店で、手紙の代書業を営む鳩子(多部未華子)が主人公。民放では到底不可能な地味の極みとも言えるストーリーだが、上質の邦画のような味わいがあり、とても良い。

 中でも感心するのが、手紙作成シーン。ドラマの趣旨としては、鳩子がいかに依頼人になりきって文面を生み出すかが重要なのだと思うが、私がそれ以上に惹かれるのが文房具の解説部分だ。手紙に合わせて、紙や筆記具を選ぶのだが、専門性が高くて毎回すごい。
 思えば、手紙などすっかり書かなくなった。つい最近まで一般的な教養だったはずなのに、急速に失われつつあるのが、手紙をめぐる文化の現状だ。それをドラマの形で留めることは、非常に意義あることだと思う。

 鳩子の祖母で、先代の文具店主を演じるのが倍賞美津子。昨年の映画、「あやしい彼女」は、倍賞が若返って多部になるというストーリーであり、すでに共演済み。息もぴったりと言えそうだ。
 多部の落ち着いたたたずまいは古風な背景に見事に馴染んでいる。一方、回想シーンで、グレてギャルになる部分の似合わなさたるや(笑)
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posted by Dr.K at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする