2018年11月22日

「銃夢 火星戦記」6巻

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 ムスター編、完結。
 このグロさと狂気こそが木城ゆきとの真骨頂。一方で、巨大メカ、オデオンバッハのオモチャのようないい加減さは、この漫画家が何に力を入れたいのかを如実に語っている。
 「アリータ」の予告編は作りこまれていて見事だが、「銃夢」の映画化としてはスタイリッシュでお行儀が良すぎるのだ。映画のみを観た者は、後で原作を読んでその恐ろしさにうち震えるがよい、フハハハハハ

 さて、今回驚いたのが、表紙にもなっているガンマンの活躍。前の巻で、あまりにもかっこよく見栄をきっていたので、「その後の行方は不明である」というパターンかと思っていたのだが、この巻でちゃんとバトルが描かれていて意外だった。道を違えたゴロツキ達、わずか2ページの回想に万感がこもる。
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2018年11月18日

西部生活シミュレーター 「Red Dead Redemption 2」その3

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 保安官から手配書を預かり、賞金稼ぎを始めた。多彩な犯罪者との対決は楽しい。投げ縄で捕えた後、縛り上げて馬に積む。帰り道の間中グチグチ言っているのをぶんなぐって黙らせるのが最高である。
 罪人を保安官に引き渡し、賞金を受け取る。今日もいい仕事ができた、と帰ろうとしたら、間違って他人の馬に乗ってしまい、銃撃戦の大混乱。あっという間にこっちが犯罪者だ。まさにミイラ取りがミイラ(違) ではここで西部を生き抜くためのアドバイスを一言。

 自分の馬を間違えるな。

 こんな凡ミスはともかく、主人公はギャング団の一員なので、強盗やら抗争やら、何かと犯罪とは縁が切れない。指名手配になるとその地域では懸賞金がかかかる。保安官だけでなく、ならず者の賞金稼ぎからも追われることになるのだ。
 このとき、郵便局で自ら金を支払うと、懸賞金がチャラになるのだが、どういう理屈なのかさっぱりわからない。保安官に罰金か保釈金を払っているということなのか? それとも賄賂か? どうも翻訳がまずい気がする。「借金を寄付する」なんて言葉も出るくらいだしな。
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2018年11月17日

伴俊男「手塚治虫物語1 オサムシ登場」

tezukamonog.jpg 11月3日は手塚治虫の誕生日。平成最後となる今年は、手塚の生誕90年となる。

 だからというわけでもないが、「手塚治虫物語」を購入した。長年アシスタントをつとめた伴俊男が、手塚の一生をマンガ形式で振り返った作品だ。手塚が亡くなったその年に連載開始され、92年には大判の単行本として出版された。そして94年に文庫版が出ている。私は大学院で手塚治虫を研究しており、この文庫が良い資料になったことを覚えている。
 さて、今回買ったハードカバー版は、2009年に金の星社から出た復刻版なのだが、久しぶりに読んだら一つひっかかる記述にぶつかった。

 それは手塚の小学生時代のエピソードである。自分で描いたマンガをクラスで回覧していたことがばれて、叱られるかと思いきや、担任の先生が理解のある人で、これからもマンガを描き続けるよう励まされたというものだ。その先生の名は、乾秀雄である
 ところが、「手塚治虫物語」の中では、先生の名が「稲井」となっている。他の漫画家などは実名で出ているので、なんとも不自然である。また、何度も出版されている本なので、単なる誤りではないはずだ。
 乾先生は謙虚な方なので、本名での出演を固辞されたのかもしれない。
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2018年11月12日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その16

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 今回は、ポッキーVS極細ポッキーという争点に困るフェス。カラーリングが紅白で、めでたい雰囲気であった(笑)

 フェスの前にアップデートがあり、新武器が追加になった。一も二もなくスパイガジェット別注に飛びつく。メインは傘。サブが新規のトーピード、ファンネルのごとき軌道で敵を探して飛んでいく、やたら凝った動きのボムだ。そしてスペシャルがインクアーマー。
 もともと傘に防御性能があるのに加え、インクアーマーが上乗せされると固い固い。正面から撃ち勝てる場面が格段に増えた。いつもなら一撃でやられるローラーさえ跳ね返すのには驚いた。さらに、チームにインクアーマー持ちが複数いれば、守りは盤石。実際、かなりの勝率を稼ぐことができた。いつも通り撃ってもちっとも死なないのだから、相手にとってはさぞかしストレスのたまる対戦だったことだろう。

 また、新しいamiiboが発売になったので、特典のギアを身に着けているプレイヤーがたくさんいたのだが、
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この被り物は怖すぎる。集団で現れるともはやホラーだ。
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2018年11月11日

FFXVプロジェクトの惨状に思う事

 スクウェア・エニックスが「FFXV」の特別番組を配信。その内容にユーザーが騒然となった。


 何か新作でも発表されるのかと期待していた人もいるだろうに、こんなお知らせを聞かされてはたまったものではない。

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2018年11月07日

西部生活シミュレーター 「Red Dead Redemption 2」その2

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 ギャング団はホースシュー高台に拠点を移す。雪山から一転、緑が美しいキャンプ地だ。ゲームはここからオープンワールドの本領を発揮。多彩なメインミッションのほか、?マークの隠しミッション、賞金稼ぎやアイテム収集、狩りや釣り、道中を賑わす突発イベントなど、どこから手を付けていいか困るほどの遊びが提供される。
 ここで、西部を生き抜くため必須のアドバイスを一言。

 L1ホールドを忘れるな。

 「レッド・デッド・リデンプション2」では、町の住民などあらゆる人に話しかけることができる。使用するのはL2ボタン。ところが、話しかけようとして銃を突き付けてしまうミスが多発する。あっという間に殺し合いになり、指名手配の警告とともに保安官が殺到する。
 理由は簡単。銃を構えるのもまたL2ボタンだからだ。これを防ぐには、L1ホールドで武器ホイール画面を出し、装備が「素手」になっていることを確認する必要がある。間違いやすいキーアサインは、普通なら避けるべきだが、何しろロックスターゲームズのこと、わざと設定しているような気がしてならない。トラブルにどう対処するかで、西部の男の生きざまが問われる。
 というわけで最後にもう一度。

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 L1ホールドを忘れるな。
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2018年11月03日

西部生活シミュレーター 「Red Dead Redemption 2」その1

 西部のならず者再び。「レッド・デッド・リデンプション2」を買ってきた。スペシャルエディションの価格は1万円越え。ブルーレイ2枚組の大容量で、インストールに90分を要する。始まる前から呆れるほどの超大作感だ。

 最初の舞台は雪山。主人公のアーサーは、ギャング団の仲間と共に逃亡生活をしている。オープンワールドになるのはもう少し先、チュートリアルを兼ねてか、あっちへこっちへ、言われるままに一本道のストーリーが進んで行く。
 さて、仲間の一人が行方不明となり、助けに行くことに。字幕だとジョンとしか出ないのでピンとこないが、英語ボイスを聞いたら鳥肌が立った。ジョン・マーストン!
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前作の主役の若かりし姿だ。物語は思ったより密接につながっているようだ。後で調べたら、ダッチらギャングの面々も、前作に出演していた連中だとわかった。アーサーだけが前作に出ていないことになるが、果たして何があったのか。物語は静かだが、シリーズを通してのプレイヤーには、いきなり大きな謎が投げられる事になり興味深い。

 操作方法がかなり複雑で、ネット上では不満の声が多い。実はほぼ前作の通りであり、「1」のプレイヤーが違和感を持たないよう配慮しているのだと思う。ストーリーと同様、前作から間が空きすぎていることの弊害だろう。
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2018年10月28日

早く人間になりたい! 「Detroit: Become Human」その5

 全主人公生存を達成し、放置していた「Detroit: Become Human」。このたび、冒頭からやり直した。別のエンディングを見るためだけなら、途中からのプレイでもよいのだが、何しろ作りこみがすごいと評判のゲーム。久しぶりに最初からやれば何か発見があるかも、くらいの気持ちだったが、予想をはるかに上回る成果が得られた。

(以下ネタバレとなるので注意)

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posted by Dr.K at 13:36| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月27日

宇宙イカ革命「Splatoon2」 その15

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 先週のハロウィンフェスは、トリート側の勝利。

 全世界同時開催ということで、48時間にわたるイベントとなったが、すべてにおいて豪華だった。
 タイトルから広場から、各ステージに至るまで、ハロウィンの飾り付けが施されている。そして、プレイヤーに対しては、事前にかぶりものが支給されるという周到ぶり。デザイナー陣の妥協のない仕事ぶりに頭が下がる。
 こんなものを無料で提供していては、当然赤字になってしまう。こういう事のために、オンラインが有料化されたとすれば、非常に納得がいくというものだ。今後のサービスにも期待したい。
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 今回のフェスも、メンバーが継続する〈レギュラー〉で参戦。たまたま私ともう一人のプレイヤーが赤ザップを装備していたところ、次の試合からは残りのメンバーも空気を読んで(?)同じ武器に。〈おそろいボーナス〉獲得だ! しかし、役割分担もなくなって戦い方はめちゃくちゃ。相手には迷惑だったことと思うが(笑)、お祭り気分を楽しんだ。
 途中、ステージが切り替わる時間になり、いったんチームを作り直すが、ちゃんと同じメンバーが集まった。マッチングが改良されたみたいでありがたい。
 楽しかったので、その後も武器を合わせようとしたが、私は武器をあまり買っておらず、持っていないので合わせることができない、という事態に陥った。今後のフェスのために、自分が普段使わない武器もあらかじめ買っておこうと思った。
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2018年10月25日

クワイエット・プレイス

音を立てたら、即死。

 という宣伝コピーがあまりに秀逸。わずかな異音も聞き漏らせない緊張感は、映画館で観てこそ楽しめる。
 荒廃したアメリカの風景、一家を守る髭面の父親、反抗的な娘、そして聴覚が発達し目が見えない敵。ゲーム「LAST OF US」と数々の要素が共通しており、このゲームのファンなら観ておいて損はない。
 世界がどうなっているのか、事件を俯瞰するような描写は一切なく、あくまでこの一家のサバイバルにのみ焦点を絞っているのが良い。限られた舞台で数々のピンチを切り抜けていくのは、ある種ゲームのような感覚がある。映画では描かれなかったあんな場合、こんな場合、この家族はどうやって切り抜けてきたのだろう、と何かと想像が膨らむのは、アイデアに力がある証だろう。
 パンフレットを読んでびっくり。この父親、主演・監督・脚本の三役だったのか、大した才人だ。妻役は本当に監督の妻だったのか、家族でこんな映画を作るなんてすごい。そして、娘役に聴覚障碍者の役者を使っている。声を立てない映画なので、全然気が付かなかった。

 ホラー系の映画は、希望のない終わり方をするものが多い。それだけに、本作の意外性のある結末は賛否がありそうだ。

劇場向け度 10
ホラー度 6
ご都合主義 7
個人的総合 7
posted by Dr.K at 21:40| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする