2020年03月22日

PCエンジンminiで「スナッチャー」

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 このために買ったPCエンジンminiだもの、もちろんプレイしますよ! 起動すると、CDがキュルキュル音を立てるという演出は、読み込み不良を想起させて心配になりますが(笑)

 「スナッチャー」は、古式ゆかしい選択肢式アドベンチャーゲーム。要所要所でアニメーションや音声が追加され、豪華にはなっているのですが、最終章の追加以外はPC-88版と同じ内容のようです。何もかも懐かしい。オープニングの風景が、あまりにも「ブレードランナー」で笑ってしまいます。30年前の私は「ブレードランナー」を見てなかったので、気づいていなかったんですね。
 そして、小島監督らしさを再確認。最初の任務で、敵に時限爆弾を仕掛けられるのですが、サポート担当のメタルギアから、テレビのボリュームを上げるよう言われます。言われたとおりにすると、カチカチ聞こえてきて、爆弾を見つけることになります。
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で、ドカーン、と。ボリュームを上げているので大音量となり、あわてて戻すことになります。プレイヤーの行動を予期したいたずらが面白いですよね。小島監督、「メタルギアソリッド」のサイコマンティス戦より先に、こういうことやってたのか、とちょっと感心。
 今どきのゲームと違って、フラグがガチガチの総当たり戦なので、だいぶ面倒ではありますが、後半へ向けてのストーリーの盛り上がりはいささかも古びません。30年ぶりに、88版では見られなかった結末を目指します。
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2020年03月21日

私が「血と汗とピクセル 大ヒットゲーム開発者たちの激戦記」を買った理由

chitoaseto.jpg なんとも物騒な題をつけたものだ。「血と汗とピクセル」は、海外のゲーム開発を取材したノンフィクション。「アンチャーテッド4」や「ウィッチャー3」、「デスティニー」といったタイトルが取り上げられている。

 この本を買ったきっかけは、一本の記事だった。


 海外の方が企業はホワイト、というイメージがあったので驚いた。
 そして、なんだか非常になつかしい気持ちになった。なぜなら、かつて日本のゲーム会社もこんな感じだったからだ。決して褒められた働き方ではない。ただ、天才でもない開発者が〈すごいゲーム〉を生むためには、この方法しかなかったのかな、とは思う。私の上司が、若い企画屋が辞めていくことを〈自然淘汰〉と言ってはばからなかったのを思い出す。
 それからウン十年、日本の方が働き方改革が進み、いつのまにか立場が逆転したのかもしれない。

 さて、この記事で感心したのが、視点の公平性。
 こういう題材では、ライターの立場が重要だ。辞めたスタッフの視点に立てば、企業を糾弾するような内容になるし、企業側に立てば、過酷な開発を乗り越えた美談は、宣伝記事になってしまう。
 記事を担当したジェイソン・シュライアーは、そのどちらにもならず、双方への取材から冷静に状況を分析しようとする。なかなかできることではない。

 そのジェイソン・シュライアーの既刊が「血と汗とピクセル」だったというわけ。「アンチャーテッド4」の章を読むと、今回問題続出の「ラスト・オブ・アス パート2」もなんとかなるんじゃないか、と思えてくる。
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2020年03月20日

PCエンジンminiで「ドラゴンスピリット」

 コロナウイルスのせいで、3連休なのに外出がはばかられる状況に。ご安心ください、PCエンジンminiが届きましたよ

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 PCエンジン初期の目玉タイトルは、ナムコによるアーケードゲームの移植版でした。では、さっそく「ドラゴンスピリット」をプレイしてみましょう。
 おお〜、これはなかなか。近年のように、完全移植とはいきません。色々省かれてはいるのですが、限られた容量と性能の中で、うまく再現しているのが伝わってきます。
 特に感心したのがBGM。
 アーケードの「ドラゴンスピリット」は、CDがバカ売れするほどの名曲ぞろい。当時の最新技術であるFM音源を搭載し、エレキギターを響かせた音色で異彩を放っていました。今と違って、ゲーム音楽がCD化されることは少なかったので、上手い友人にプレイしてもらい、筐体からヘッドホンジャックを通じてカセットに録音したりもしました。
 さて、PCエンジンはFM音源なんて積んでいませんから、音色は全く違ったものになっています。でもアレンジが上手くて、これはこれでいい感じに聞こえるんですよね。絵もチープ化されているのでバランスがいいのかな(笑)
 「どこでもセーブ」もあることですし、ここは一丁最後までプレイして、音楽の出来を確かめることにしましょうか。オープニングはカットされてたけど、エンディングの曲が気になりますね〜
posted by Dr.K at 23:52| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月12日

ファミ通の「十三機兵防衛圏」特集が尖ってる

 今週のファミ通は「十三機兵防衛圏」の特集である。そんなバカな。

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 そもそも記事になるタイミングが謎である。発売から3か月、中途半端に古いし、最近売れ始めたという訳でもなかろう。DLCや続編が発表されたりはしないし、アニメ化などの情報もない。
 しかし、特集の熱量は非常に高く、人気スマホゲームの〇周年記事のような、読者アンケート調査まで行われている。
 半分以上が、ゲームをクリアした人向けの内容というのも驚きだ。10万本をようやく超えた程度の売れ行きのゲームで、クリアしたユーザーがどれほどいるのだろう。浅く広くという印象のファミ通にしては、ターゲットが絞られ過ぎている。

 神谷社長による解説の徹底ぶりは、もはやファンブックの域。数少ないターゲットの一人として、私はとても楽しませてもらったが、新発売のゲームを差し置いてなぜ今この特集なのか、やっぱり謎としか言いようがない。
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2020年03月07日

英雄は嘘がお好き

 それでは一席。
 時は19世紀のフランス、ボーグランのお屋敷では、次女のポリーヌの婚約が決まり、朝からにぎやかでございます。そこへお相手のヌヴィル大尉、真っ赤な軍服に白馬で颯爽と参上。まるでおとぎ話ですな。一方、ボーグランの長女であるエリザベットはにこりともしません。どうも大尉を信用してないご様子。
 婚約の挨拶もそこそこに、軍の伝令が飛んできて、大尉は戦場へ連れていかれます。毎日手紙を書くよ、と約束しますが、これが全く来ない。エリザベットによれば、女たらしのロクデナシ、なんだそうで。思い込みの激しいポリーヌは、すっかり落ち込んで病に臥せってしまいます。
 エリザベットは一計を案じ、大尉からの手紙を創作。たちまち元気になるポリーヌに気を良くし、手紙の内容はどんどん壮大な武勇伝に。エリザベットは大阪人の素質ありまんな、調子に乗って話が盛り盛りになるあたりが。で、ついには大尉に名誉の戦死を遂げさせてしまい、村に記念碑まで建つ始末。
 ところがどっこい、大尉は生きとった。しかもみすぼらしい脱走兵になっているではありまへんか。

(ほな、ここからはネタバレでっせ)

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posted by Dr.K at 17:19| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月06日

アサイ「木根さんの1人でキネマ」7巻

kinesan7.jpg いかん。これはいかんですよ。
 最初の話からネタ切れ感全開じゃないですか。過去のエピソードを蒸し返し出したら、連載ももう終盤ですよ。次の話もいかんですよ。キャラクターを集めてわいわいやり出して。これのどこが「1人でキネマ」なんですか。
 などと文句を言っていたら、最後に「ゴジラ」が控えていました。久しぶりの傑作です。木根さんは映画を語らなければなりませんが、やはり映画館も語らないといけない。半生をかけた話がコンパクトにまとまっています。
 そろそろ連載終了かと思いましたが、まだ気が早かったようです。よかろう、続けたまえ(何様)
posted by Dr.K at 23:16| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月05日

プレーム兄貴、王になる

 コロナウイルス対策で、テーマパークもスポーツもライブも何もかも中止! 世間の自粛ムードにうんざりしてきたので、映画館へGO。

 「プレーム兄貴」は、歌って踊ってハッピーエンドというコテコテのインド映画で、色々と憂さが晴れる。大変よろしい。主演のサルマン・カーンは、「バジュランギおじさん」の時とよく似たキャラを演じており、寅さんのような安心感。王位継承が間近のヴィジャイ王子(サルマン・カーン)が命を狙われ、たまたま似ていた貧乏役者のプレーム(こっちもサルマン・カーン)が、替え玉を頼まれるという、どこかで聞いたような話だ(笑)
 インドは、古いものと新しいものとが入り乱れるのがすごい。王族や宮殿が出てくるが、あくまで現代の話であり、クラシックな馬車の中でスマホを使うシーンがあったりする。一番シュールだったのはサッカーのシーン。プレームは、王子の妹の気を引くために、スピーチの最中にいきなりサッカーをやろうと言い始める。なぜかパンジャーブ地方の夫婦(?)が、真っ先にノッてくるのだが、浦和のレッズファンみたいなものなのだろうか。ここで歌と踊りに突入するが、民族衣装の女性がボールを蹴るだけでもおかしいのに、少林サッカーのごとき演出まで追加されるのでわけが分からない。
 ストーリーは、笑いだけでなく、恋愛あり、アクションありと、インドお得意の全部盛り。とにかくプレームがいい奴過ぎるので、ハッピー過ぎのエンドもまあいいかと思ってしまう。気になった点としては、ところどころ、場面の切り替えが乱暴なこと。日本で上演するにあたって、一部カットにでもなっているのだろうか。

 こういうタイミングだからこそ、楽しいだけの作品の大切さを実感する。

ハゲの変装力 10
王女の美しさ 9
主役のカリスマ 8
個人的総合 7
posted by Dr.K at 22:32| Comment(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月29日

「映像研には手を出すな!」第8話 大芝浜祭!

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 ついに文化祭当日、ロボットアニメお披露目の時が来た。その会場へ、娘がアニメに関わることに反対した、水崎の両親が現れる。

 もうこれ最終回でいいんじゃね? というくらいの盛り上がり。
 なぜロボットアニメなのか? ロボ研からの依頼で作られたプロモーション映像だからだ。なぜこのストーリーなのか? 浅草が考えてこうなったからだ。水崎の担当はあくまで動画、彼女の嗜好はあまり反映されない作品だ。
 しかし、出来上がったアニメには彼女が色濃く出ていた。水崎の両親は、箸の持ち方に、お茶のカットに、走り方に、娘の仕事を感じ取った。動画のこだわりは、誰かに必ず伝わる。作り手として脚光を浴びることが少ないアニメーターに対しての、優しい視線を感じるストーリーだった。

 「映像研」は、ご存知の通りマンガからのアニメ化である。しかし、今回の前半、生徒会とロボ研の追いかけっこは、「夜は短し歩けよ乙女」のゲリラ演劇とそっくりで、湯浅監督の好みがもろに出ていた。作中作のロボットアニメでは、水崎がこだわったが、「映像研」のアニメ化については湯浅監督が自分色に染める。なんともかっこいい入れ子構造だ。
posted by Dr.K at 20:14| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

FIRE EMBLEM 暗夜行路 その13

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 「煤闇の章」をクリアした。以下、ネタバレを避けつつ、感想を記す。

●ストーリー
 地下が舞台と聞いていたので、本編で怪しさ全開のまま終わっていた〈闇に蠢く者〉との対決か、と期待していた。ところが実際は、全く違うストーリーだった。先生を掘り下げる重要な話にはなっているが、フェイントもいいところだ(笑)

●難易度
 任天堂のエキスパンション・パス商法には気を付けなければいけない。「ゼルダ」も「スプラトゥーン」も難しかったが、「煤闇の章」もその例に漏れない。ノーマルでも本編のハード並みに歯ごたえがある。特に、ラスボスの攻撃は、かつてないアドリブでの対応力を要求されるもので、うっかりハードにして詰んだプレイヤーもかなりいるのではないか。

●キャラクター
 画像の通り、3クラスの級長が協力して事件に当たる。本編第2部のつらさを経験したプレイヤーにとっては最大のご褒美と言える。
 一方、4人の新キャラも、個性があるだけでなく、戦闘で使って楽しい特徴づけがされておりGood。彼らは、今後は本編でスカウトできるので、支援会話を楽しむためにも、5年後の姿を拝むためにも、またまた本編へ戻る必要がある。

 「風花雪月」本編では、青獅子ルートのプレイがまだである。「煤闇」のキャラを加えてプレイしようと思うが、今はちょっと仕事がたてこんでいるので、時間ができたらチャレンジしたい。
posted by Dr.K at 00:32| Comment(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

「映像研には手を出すな!」第7話 私は私を救うんだ!

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 文化祭に向けて、ロボ研の依頼でアニメを作ることになった映像研。音響部や美術部も参加し、大プロジェクトならではのごたごたが巻き起こる。

 このエピソードでは、動画担当の水崎が掘り下げられる。俳優一家に育ったお嬢様が、なぜアニメを志すようになったのか?
 監督の浅草については、第1話の冒頭で幼少時が描かれ、創作の動機が明確になっていた。ところが、水崎については、技術もあり、面白がってついてきてくれてはいるものの、内なる動機がここまで不明だった。
 浅草の過去は、典型的なアニメファンのものだったが、水崎の過去はそうではなかった。誰かの作ったものではなく、実物の動きをいつも観察してきたというエピソードは、一歩間違うとアニメ志望者への説教となりかねない。しかし、このアニメでは、実物とされるものもアニメで描かれているわけで、高品質な映像を見せないと説得力の全くないストーリーになってしまう。クライマックスのロケット発射シーンには、プロの意地が詰まっていた。

 聞くところによると、水崎の過去は、原作にはないアニメだけのエピソードだそうだ。素晴らしい。これでこそアニメ化した価値があるというものだ。
posted by Dr.K at 00:00| Comment(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする