いつエンディングを迎えるのか、正確には予測できない。ゲームというメディアの困ったところである。
私は、過去の「バイオハザード」シリーズでは、弾薬などのアイテムを必死に節約して、結局使わないまま終わる、ということが多かった。ところが今回は逆だった。ラスボス戦のさ中、回復アイテムが尽きてしまったのである。これはやり直しかな、とあきらめかけていたら、バトル中に回復アイテムが支給されるという親切設計。いやあ、さすがは最新のゲームだ。
館で始まって、研究所で終わるのが「バイオハザード」の鉄則(笑)
ここへきてようやくグレースとレオンが合流し、二人を交互に操作していくステージ展開になる。「バイオハザード レクイエム」が一番やらせたかったのは、この遊びだったんじゃないだろうか。ゲームとしての手ごたえが前面に出ており、なんだか懐かしい気持ちになった。
懐かしいと言えば、タイラントや怪植物がすでに出演しているのに、なんであいつがいないんだ! と訝っていたリッカーがこのステージでは主役になる。扱いが大きくてめでたいが、難敵なのでもうちょっと数を減らしてほしい。
物語の最後で、グレースは重大な選択を迫られる。
私は選択を誤り、なんだか寂しいエンディングになってしまった。ロードしてやり直すかな、と思っていたら、エンドロール後に「選択の直前に戻りますか?」と出てきた。今のゲームってここまで親切なのか、と驚いた。
真のエンディングは、先ほどとは打って変わってテンションが高かった。ご都合主義で色々解決するし、エンドロールは「セブン」のパクりで調子に乗っているし、さらなる続編も匂わされている。ただ、映画的な評価軸で言うと、バッドエンドの側の方が正しい結末のように感じた。
ゲームをクリアすると、グレースが書いた報告書がアンロックされる。テキストだけなので、あまり注目されていないが、大変な労作であり、私は高く評価している。これにより、うろ憶えだった私も「バイオハザード」シリーズ全部のストーリーを俯瞰できる。最後まで本当に親切設計だ。